BtoCのMA

BtoC では、お客様をいかにECサイトに誘導し、カートに商品を入れていただき、購入ボタンをクリックしていただくか、が重要となります。
例えば、下記のようなカスタマージャーニー(お客様が購買に至るプロセス)があった場合、「認知」から「情報収集」、「購入」を経て、「ファン」になっていただくまで、さまざまなマーケティング施策を実施することになります。
BtoCのMAでは、個々人にあった最適な情報を最適なタイミングで最適なチャネルを通して配信することで、特に会員登録からファン育成までを効果的に行うことができます。


MAツールの得意な領域について、いくつかの例を説明します。

  • カート放棄
    ECサイトで商品をカートインしたまま、1日経過してもカートに商品が残っている場合は、リマインドメールを送付します。
  • 新商品案内
    新商品案内を含めた誕生日お祝いメールを送付後、3日経過してもメールが開封されていない場合は、メール以外での通知として携帯アプリへのポップアップもしくはSMSでの通知を行います。
    メールが開封されても、ECサイトへのアクセスがない場合は、再度、新商品案内メールを送付します。

BtoCにおけるMAのポイント

BtoCにおけるMAの重要なポイントを以下に説明します。

  • ● マルチチャネル対応
    スマートフォンやSNS、アドネットワークによる広告の発展に伴い、メール以外のチャネルの重要度が向上しています。
    例えば、メールは見ないが、その企業のアプリをスマートフォンにインストールしていたり、SNSはよく確認していたりするなどです。
    キャンペーンの反応率を上げるためには、メール以外のチャネルも重要となります。

  • ABテスト/多変数テスト
    メールやWebページを作成する際に、A案とB案ができ、ターゲットとしている顧客にどちらが適しているか分からないといった場合に、最適なコンテンツを実現するために、MAではABテスト/多変数テストが重要です。
    ABテスト/多変数テストとは、例えば、ターゲット顧客の10%にA案、10%にB案のEメールを送信し、開封率が高い方を勝者として、残りの80%に勝者となった案のEメールを送信する方法です。





  • BtoCの場合、画像を組み込んだHTMLメールが一般的になりつつあります。 複数の画像を組み込みたい場合、A案、B案の二案ではなく、さらにC案、D案・・・と、組み合わせのパターンが増えることになります。多変数テストを使用することで、そのような多数の組み合わせのパターンでの勝者を決めることができます。


その他のMAにおける重要キーワード(セグメンテーション、キャンペーン、レポート/分析)については、こちらをご参照ください。

Oracle Marketing Cloudでは、これらの機能を有するMAツールとして、「Oracle Responsys」を提供いたします。
製品の詳細は、製品紹介ページをご参照ください。