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株式会社ウエスト
代表取締役 社長
西 康雄 氏 |
ウエスト様は増大するニーズに迅速に応えられる体制確立に向け、中国における生産を強化。一貫生産を行う新工場稼働に合わせて生産管理のシステム化を行うことを決定し、製造業向け基幹業務パッケージ『EXPLANNER/J』をノンカスタマイズで導入しました。
代表取締役社長の西康雄氏は、その経緯を次のように語ります。
「犯罪の増加、高度化に対する強固なセキュリティへのニーズに応える生産体制を低コストで実現するために、また中国に進出している日系企業のニーズや、将来の中国マーケットの展開も視野に入れ、中国での生産を決めました。現地事務所の設置に始まり、アセンブリと検品中心の工場の建設、そして本格的な一貫生産を行う新工場の新設と展開を進めてきましたが、今までの管理方法では、品質第一という当社の方針を貫くのが難しく、中国工場の生産を可視化するシステムの必要性が重要な課題になっていました。
当社は、74年の歴史の中で管理の効率化を実現し、業務を改革するツールとしてシステムを活用してきました。システムを導入・活用することで、自ずと改革の後戻りが不可能になると考えているからです」
ところが、当時の中国工場では担当者個人が表計算ソフトなどを利用して発注や検品データを管理しており、製品コード体系も未整備で部門間の情報共有もなされていませんでした。そのような状況の中、新工場は2007年の早い時期に稼動予定で、稼動に合わせたシステム導入を考えていたので、構築期間はわずか半年ほどしか取れませんでした。
「基本的に当社はシステムを自社で構築する方針を採っております。しかし、今回は新工場稼動までの期間が非常に短いため、ベンダーの力を借りることにしました」と西氏。
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