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ホーム > ソリューション・サービス > 事例紹介 > 株式会社ミクシィ様

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写真1

株式会社ミクシィ
取締役
経営管理本部長
小泉 文明 氏

事業は“人ありき”です。今回のシステム刷新により生産性が上がり、社員一人ひとりの創造性を発揮する環境が整いました。
さらなる事業拡大に向けた基盤が組織内に完成した意義は大きいと考えています。

写真2

株式会社ミクシィ
経営管理本部
経理財務部
経理グループ マネージャー
原田 健 氏

システム連携により業務の効率化や正確性が向上し、管理精度も飛躍的に向上しました。また、内部統制面も強化でき、仕訳明細ベースでの多角的な分析も可能になりました。


導入の背景

4つの課題解決をねらい、全体最適を実現するシステムへの刷新を検討

  事業拡大にともない、新たに基幹業務システムを構築したミクシィ様。

  経営管理本部経理財務部経理グループマネージャーの原田健氏は、システム刷新の背景に、4つの課題があったと語ります。

   「これまでは経理、人事などそれぞれの部門が適宜必要なパッケージを導入してきたため、業務の効率化を全社規模で進めることが困難でした。そこで、基幹業務システムを新たに構築することにより、業務の効率化、内部統制の強化、管理会計の強化、環境変化への柔軟な対応という、4つの課題を解決しようとしたのです。」

  また、取締役経営管理本部長の小泉文明氏は、導入のねらいを次のように語ります。

  「全体最適の実現により無駄を削減し、クリエイティブな業務にリソースをシフトさせたい。これこそ、システム構築の真のねらいでした。」

導入の経緯

同一ベンダが提供するパッケージで円滑なデータ連携のできるシステムを構築

  パッケージ選定の条件のひとつは、同一ベンダからの導入であったと原田氏は語ります。

  「7社のパッケージを比較検討し3社に絞りこみました。データのスムーズな連携やサポートを考慮し、同一ベンダから導入することを前提とし、実績、コストも勘案して決めることにしました。」

  機能面で、原田氏が特に重視したのは、販売管理と会計でした。販売管理は、通常の物販とは事業の性質が異なるため、インターネットサービス業界の実情に合ったシステムであることが条件でした。また会計は、管理会計、内部統制対応がポイントでした。

  ベンダとしてNECを選定した理由について、原田氏は次のように語ります。

  「NECの提案は、インターネットサービス業に特化した『販売管理テンプレート』と、会計・人事・給与の基幹業務パッケージ『EXPLANNER/Ai』の連携によりシームレスなデータ連携を実現するものであり、当社の条件を満たすものでした。」

  また「EXPLANNER/Ai」の会計機能は、 セグメント管理をはじめとする管理会計機能や、権限設定・ログ管理などの内部統制への対応機能が充実している点が高い評価に繋がりました。

  「提案の良さに加えて、営業や開発を担当するSEへの信頼 感もあり、最終的に『EXPLANNERシリーズ』で、基幹業務システムを構築することを決定しました。」(原田氏)

システム概要

ERPソリューション「EXPLANNERシリーズ」で全体最適を実現

  ミクシィ様は、まず手作業であった給与業務を含む、人事・給与・勤怠システムの再構築に着手。「EXPLANNER/Ai」人事・給与と、勤怠管理「TimePro-XG」を導入し、勤怠から人事・給与へのスムーズな連携による、業務の効率化、情報の一元管理を実現しました。

  続いて「EXPLANNER/Ai」会計と「インターネットサービス業向け販売管理テンプレート」を導入し、自社業務に適したシステムを構築。

  これにより、各システムからの自動仕訳、共通するマスタの一元管理が可能になりました。さらに、膨大な販売・会計データを経営の意思決定に活用する ため、BIツール「Dr.Sum」を導入。

  こうして、2009年11月、全体最適を実現し、さらに柔軟で拡張性のある基幹業務システムが完成しました。

図:システム概要導入システム全体図

導入の成果と今後の展望

さらなる事業拡大に向け、社員一人ひとりの創造性を活かせる環境が整う

  原田氏は、導入効果を業務の視点から次のように語ります。

  「二重入力がなくなり、決算をはじめとする業務の効率化が大幅に図れました。内部統制面では、ログ管理などのIT統制の強化はもちろん、承認手続きのシステム化により、処理の正確性が上がったことも大きな効果です。また管理会計面では、自由に管理帳票を作成でき、さらに仕訳明細ベースで多角的な分析ができるようになったので、管理精度が飛躍的に向上しました。」

  また原田氏は、現場の意識の変化も生まれていると語ります。

  「『Dr.Sum』との連携により、営業現場では、従来Excelで配布していた売上実績を、必要なときに参照できるようになったため、データ活用の意識も高まってきました。」

  さらに、システム稼動後にスタートした、ミクシィ様の新サービス「mixiアプリ」への対応についても、システムをスムーズに機能拡張できたと、パッケージの柔軟性とNECの迅速な対応力を高く評価。

  「将来は、経費申請などのワークフローとの連携や、データ分析の利用者を広げ、可視化を推進していきたい。」と、今後の展望を描かれています。

  一方、小泉氏は、経営の視点から評価します。

  「事業は“人ありき”です。今回のシステム刷新により生産性が上がり、社員一人ひとりの創造性を発揮する環境が整いました。さらなる事業拡大に向けた基盤が組織内に完成した意義は大きいと考えています。」

  「ライフスタイルにおけるサービスを提供するミクシィと、ソフトとハード を提供するNEC。この両社は、今後協業できるのでは ないかと考えています。」と小泉氏は締めくくりました。

  NECは、これからもミクシィ様のビジネスパートナーとして、新たなコミュニケーションサービス創出の基盤を支え続けていきます。

関連リンク


お客様プロフィール

株式会社ミクシィ

本社住所 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前2-34-17 住友不動産原宿ビル 株式会社mixi様ポータルサイト
資本金 37億4,067万円(2009年12月31日現在)
従業員数 314名(2009年12月31日現在、契約社員等含む)
主な事業 インターネットメディア事業 ソーシャル・ネットワーキング サービス『mixi』、インターネット求人広告事業 Webな人の転職サイト『Find Job !』
URL http://mixi.co.jp/


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(2010年3月30日)

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