オープン環境上に、ACOS-2システムの基幹業務データをOLF/FL-RSを利用して、直接参照、更新する業務を新たに構築し、帳票出力は既存のACOS-2環境にて行うシステム適用例です。

各支店からの受発注業務を行う新規アプリケーションは新たにWindows環境上に構築します。この新規アプリケーションから、直接ACOS-2上の基幹業務ファイルへのアクセスを行います。

本アプリケーションは各支店クライアントからのデータの受け渡し制御を行う処理と、refam/disk for ACOS-2を利用して、ACOS-2のファイルをアクセスする処理で構成します。Windows環境のアプリケーションから、ACOS-2標準ファイルへのアクセスの要求は、ACOS-2上のOLF/FL-RSにて処理します。このとき、ACOS-2上で動作する他のアプリケーションとの間で、アクセスするファイルに対する排他制御を行うことも可能です。

また、このシステム形態では、Windows環境から更新した基幹業務ファイルの内容を、ACOS-2上の帳票作成業務およびACOS-2に接続されたプリンタ等の既存資産を活用して、帳票出力することが可能です。

このように、OLF/FL-RSを利用することで、従来既存基幹業務および既存資産と、オープン環境上のアプリケーションを融合させた、新たなシステム構築を行うことができます。

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