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OLF/AD-BK - 特長・機能
開発の背景
現代の情報システム上では、さまざまなビジネスアプリケーションが稼働しており、それらが企業活動および社会生活を支えています。
なかでも、基幹業務システムは情報システムにおいて重要な役割を担っており、ハードウェアやソフトウェアの障害、また運用操作ミスによるデータ破壊など、システムの継続運用を阻害する事象が発生し、その復旧が大幅に遅れた場合は、事業への影響は大変大きなものとなります。
そのような脅威からシステムを守るための基本は、確実なバックアップ運用を行うことで「システムが扱うデータを守ること」です。
加えて、昨今では、自然災害(地震/水害/火災等)やウィルス/ワーム等によるデータ破壊、バックアップデータの運送中の事故・盗難への対応、またバックアップ作業の効率化への対応など、バックアップ運用に関わる新たな課題への取り組みも必要となってきています。
ACOS-2においても、そうした新たな課題に対応する機能の提供が期待されています。

開発のねらい
現代の情報システムにおけるバックアップ運用において、考慮すべきキーワードのひとつに「BC/DR対応」があげられます。
「BC/DR対応」の基本は、バックアップ運用により情報システムが扱うデータを守ることですが、地震、水害、火災等の災害への対応などを考えた場合は、「バックアップしたデータをいかに効率的かつ確実に遠隔地に退避させるか」も重要な検討項目となります。
また、限られた時間、資源のなかで情報システムが保有する資産を確実に保護するために、効率的なバックアップ運用を検討することも重要な課題となっています。
「BC/DR対応」や「バックアップ運用の効率化」を考えた場合、従来のテープ媒体を主体としたバックアップ運用では、以下に示すような課題があります。
- 媒体搬送時の事故、盗難のリスク
- バックアップにかかる業務停止時間
- バックアップ媒体の搬送に伴う費用
- バックアップ時のテープ媒体装てんなどの手間
ACOS-2ではそれらの課題に対応する機能として、ACOS-2資産をWindowsファイルとして保存し、遠隔バックアップすることを実現する「バックアップ連携機能」を提供します。
本機能では、Windowsファイルとして保存したACOS-2資産をネットワークを利用して、遠隔地にファイル転送することができるため、BC/DR対応の機能として利用することができるとともに、バックアップ運用の効率化も実現します。また、ネットワークを利用してファイル転送するため、媒体搬送時の事故/盗難のリスクを低減することができます。
