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NECの金融部門で
充実した働き方を実現
~よりよいワークライフバランスの実践編②~
NECの金融部門で働く女性メンバーに、「充実した働き方」が実現できているか、組織の風土はどうかなど、実情や課題について、本音で語ってもらいました。
それぞれが描く「充実した働き方」
―最初に自己紹介をお願いします。
新藤
私は、金融機関向けのSEとして生成AIなどの先端技術の検証を行っています。
趣味は子どもが興味を持ったことを一緒に楽しむことで、最近は一緒に生成AIで英会話を学んでいます。
堀尾
私は東京都内の金融機関の営業を担当し、システムやハードウェアなどの商材をお客様に提案しています。
趣味は、ベリーダンスです。ダンス歴は10年以上で、一時期はレストランなどで踊ることを副業としていたこともあります。
津村
私は損害保険会社の営業を担当しています。最近は、暇ができるとマッサージに行っています。
計良
私は、金融機関の既存システムを変革するモダナイゼーションの推進、及びチャネル領域における新規事業企画を担当しています。
趣味は子どもと過ごすことで、子どもの習い事用に買ったピアノを借りて演奏を楽しんだりしています。
谷内
私は沖縄県の金融機関を担当しています。私は今、「遠隔地居住勤務」(※)という制度を利用していて、東京本社に所属しながらも、愛媛県に住んでいます。
趣味は登山で、近隣の百名山を登っているほか、観光地に訪問し、現地の美味しいものを食べ歩きしています。
※ 遠隔地居住勤務:会社の承認を得たうえで、所属する勤務地の遠方に居住し、テレワークを中心とした働き方を実施する制度。
―「充実した働き方は?」と問われたら、皆さんはどのような働き方を思い浮かべますか。
新藤
ライフステージや心境に応じて適切な職種や業務を選択できることが仕事の充実において重要だと思います。現在は、「業務に興味を持ち、仕事を通じて成長と楽しみを見いだせること」が大事な指標となっています。
堀尾
私は、仕事だけでなくプライベートも充実させたいので、仕事とプライベートの時間できちんとメリハリをつけられることが一番大切だと思います。
津村
私は会社の制度を活用してうまく空き時間を作ることで、子育てをしながらフルタイムで働けています。
計良
会社の制度が年々変化し、仕事と家庭の両立がとてもやりやすくなったと感じています。子どもの行事への参加や、学校に行く子どもに「行ってらっしゃい」と言う時間を確保しつつも、自分の仕事の責任を果たす時間も確保できるような働き方は、充実感につながると思います。
谷内
私は、夫が愛媛県に長期滞在することになり、別居をするかNECを辞めてついていくかで悩みましたが、遠隔地居住勤務制度の利用が認められて愛媛県へ移住できたので、家族と同居しながら充実した働き方ができていると感じています。
ワークライフバランスを実現する工夫は?
―どうやってワークライフバランスを実現しているか、工夫があればお聞かせください。
新藤
私は毎日、朝は子供を学校に送り出した後、テレワークで業務を開始し、午後は出社する働き方を基本の形にしています。テレワーク時には個人の業務に集中し、出社時には対面でのコミュニケーションを重視しています。
堀尾
私はワーキングスペースを組み合わせています。例えば、勤務後にダンスの予定があり、お客様先から直接向かう方が効率的なときは、お客様への訪問後に会社には戻らず最寄りのワーキングスペースで働き、ダンスに向かうといった工夫をしています。
津村
私は仕事とプライベートの境界が曖昧になっていくことを避けるため、出社してリセットすることでバランスを整えています。
―計良さんはいかがですか?
計良
対面のコミュニケーションが必要な場面では出社を心がけていますが、少しだけ出勤時間をずらして人混みを避けるなど、移動の負荷を減らすことで心に余裕をもって業務に集中できるよう意識しています。
谷内
私は沖縄のお客様先や東京本社に行くときは2、3泊して対面の業務に集中するようにしています。
ワークライフバランスの実現を支援してもらえていますか?
―NECの金融部門は組織としてワークライフバランスの実現を支援していると感じますか?
新藤
私のキャリアパスを振り返ると、組織や周囲の方々からのさりげないサポートのおかげで、ワークライフバランスを実現しながら成長できていると実感しています。
子育ての初期や、その後のキャリアの途中では、職種変更も含めた新しい挑戦ができました。ライフステージに応じて適切なタイミングで励ましや機会を与えてくださる周囲の方々に大きく助けられています。
堀尾
私は、レストランで踊る副業をしていた際、仕事は定時か定時よりも少し早く上がる必要がありました。そのことを上司に相談すると、「予定表に入れておけば、他の予定が入らないように考慮するから」と、あたたかい言葉をいただき、常に気をかけていただきました。
―津村さんはいかがでしょう?
津村
社員に良い人が多いことや勤務制度が充実していることは確かです。そのうえで人に頼れるか、制度を上手に活用できるかという個人の姿勢が重要だと思います。
計良
制度と組織と人が整っている会社だと思います。
制度では、1時間単位で時間休の取得が可能なので、平日の子どもの学校行事などに参加できるようになりました。こうした制度が整っていなければ、管理職へのチャレンジができなかったと実感しています。
組織においても、私がSEから今の企画職に異動した際に、上司が私の家庭状況や今後のキャリアをしっかり聞いたうえで、異動を進めてくださいました。人の観点では、女性が子どもを産み子育てしながら働き続けることを、「当たり前」として受け入れてくれる人が多く、今の私の働き方ができる原点になっています。
谷内
私の場合は、遠隔地居住勤務制度ができて、職種も仕事内容も変えず、家族との別居もしないで済みました。会社には、この制度を作ってくれたことに感謝しています。
また、時間休の制度を利用して役所や病院に行くことができます。さらに、上司が率先して制度を活用してくれるので、下の者も利用しやすく、とても働きやすい環境です。
女性目線で“働く環境”を見直す
―主に女性目線で、NECの金融部門での働き方について変えていくべき部分を自由にお話しください。
新藤
私の中では、女性や年齢などのさまざまな要素に対する「こうあるべきだ」という固定概念が、無意識のうちに働き方に影響を与えてしまっていると感じています。性別や年齢に関わらず、全員が自分の能力や情熱に基づいて自分らしく働くことができるよう、意識から変えていく必要があると感じています。
堀尾
女性管理職の方のスケジュールを見ると、忙しい中でも、「子どものお迎えの時間」を確保されている方が多い印象です。家事育児の時間を、他のメンバーに見えるようにしている点を、見習っていきたいと思います。
津村
私は、仕事の割り振りに関して男女差を感じません。望むか望まざるかに関わらず本当に平等です。(笑)
計良
女性の場合、キャリアアップのチャンスに対して、家庭の事情でどうしてもチャレンジを断念せざるを得ないシーンが男性より少しだけ多いと感じています。一度断念したとしても、状況が変わった後に再度チャレンジできるようにサポートしていきたいと思います。
これからも“自分らしい働き方”を目指す
―最後に、今後の展望を一言ずつお聞かせください。
新藤
これまでeKYC(オンライン本人確認)のサービス立ち上げに関わり、その喜びや社会への貢献を実感してきました。この経験を活かし、今後も技術を活用しながら新しいサービスを世に送り出すことで社会に価値を提供できるようチャレンジしていきたいです。
堀尾
これまではプライベートの楽しみを重視してきたのですが、今後は業務にもやりがいや楽しさをより多く見つけて、自分が目指すキャリアを描けるように精進していきたいです。
津村
今は、仕事と育児そのどちらかに注力するのではなく、両方のバランスをとってうまく回していかなければいけない時期にきていると感じています。自分の中で整理し、ワークとライフ、どちらでも成果を出せる形を見つけていきたいと思います。
計良
私はNECの入社試験のときに、「いつか自分の家族に使ってもらえる金融サービス開発に関わりたい」と話していました。今、当時語った夢の実現に近づく仕事ができていると感じています。ぜひ、今後も実現に向けて頑張っていきたいです。
谷内
愛媛に住むようになった今は、仕事とプライベートのバランスをうまく取ることを大切にしていきたいです。その一方で、沖縄は大好きな場所でもあるので、お客様と同じ目線に立ち、沖縄をよりよい場所にしていけるよう尽力したいです。
-ありがとうございました。
(本記事は2024年3月時点の内容です)