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NECの金融部門で
充実した働き方を実現
~よりよいワークライフバランスの実践編①~

NECの金融部門で働く男性メンバーに、「充実した働き方」が実現できているか、
また組織の風土はどうか、さらに育児休暇や在宅勤務などの活用について、本音で語ってもらいました。

第一線で働くNEC金融部門メンバーの「充実した働き方」とは

―最初に自己紹介をお願いします。

馬場
私は入社以来、ずっと地域金融機関の営業を担当してきました。現在は、関東から東北の金融機関のアカウントマネージャーです。 趣味はゴルフ、テニス、サウナです。

石川
私は現在、大手銀行のシステム更改案件のプロジェクトリーダーをしています。国内外問わず旅行が好きなのですが、子どもが生まれてからはもっぱら温泉旅行です。また、妻と同じ趣味である神社仏閣めぐりも楽しんでいます。

左から、石川さん、馬場さん

宮崎
私は入社以来、支社の営業として金融機関、医療機関などを担当してきました。現在は東海地区の金融機関のアカウントマネージャーとして働いています。最近キャンプや釣りなどアウトドアの趣味をはじめました。子どもと休日に遊ぶためアウトドアについて勉強中です。

宮崎さん(リモート参加)

犬飼
私は現在、地域金融機関のシステム更改のプロジェクトに従事しています。実は私、2度入社しています。新卒で入社したあと持病が原因で車椅子生活になり、一度退職しましたが、キャリア採用という形で復職しました。復職してから2年半、通算でのNEC歴は20年目です。趣味は、博物館や映画館など、車椅子で色々な場所へ行くことです。また、スポーツにチャレンジするのも好きで、先日は車椅子マラソンに参加しました。

犬飼さん(リモート参加)

―「充実した働き方」と聞かれたら、皆さん、どのような働き方を思い浮かべますか? 自由にお答えください。

馬場
「家庭も仕事も100%でやりきること」が重要だと思っています。以前は、「仕事一番、家庭はその後」という感じで、朝は早く出社して、子どもが寝た後に帰るような生活でした。それを反省して、次男が生まれた時に3週間育児休暇を取りました。いまは、毎日夕方6時から9時は家族の時間、仕事が残っていたらその後にする、という働き方でどちらも全力です。

石川
「充実した働き方」の実現のために、プライベートのストレスを仕事に影響させないようにしています。例えば、まだ1歳の子供が夜中に泣いた翌日は、フレックス制度を使って9時半から働くようにするなど、切り替えて仕事に集中することができてとても助かっています。
仕事上でも、自分の意見をちゃんと言えて、それを活かしてもらえるなど職場の風通しがいいので、充実して働くことができています。

まず「自由であること」と話す石川さん

宮崎
私は、以前は東海にある支社に単身赴任していて、家庭で子供と過ごす時間があまり取れませんでした。そこで、上司に家族と過ごす時間を取りながら業務を行いたいと相談したところ、「遠隔地居住勤務」というスタイルに変更していただけました。現在は基本的に神戸の自宅で仕事をしつつ、必要に応じて東海支社に通っています。

※ 遠隔地居住勤務:会社の承認を得たうえで、所属する勤務地の遠方に居住し、テレワークを中心とした働き方を実施する制度。

―今は「充実した働き方」が、かなり実現できているわけですか?

宮崎
はい。家族と過ごせる時間を確保しながらも、集中度が上がって仕事も効率よくできるようになりました。かなり働きやすい環境になって、非常に充実した生活を送っています。

犬飼
復職した時は、車椅子なので一人で電車に乗ることを上司が心配していましたが、自分で電車に乗っている動画を見せたり、上司と一緒に電車に乗ったりして確認を重ね、現在は一人で出張にも行けるようになりました。職場や会社が個人の事情を理解してくれ、問題なく業務を進めていけるようにサポートしていただける点はNECの良いところだと思います。

車椅子でも問題なく働けていると話す犬飼さん

ワークライフバランスを実現する工夫は?

―どうやってワークライフバランスを実現しているか、工夫があれば教えてください。

馬場
私は出社あるいはお客様先や出張に出かける日が多いですが、保育園の朝の送り時間と夕方6時から9時くらいは家にいるようにすることでワークライフバランスを実現しています。

石川
在宅勤務の日は夕方いったん仕事を切り上げて、子どもをお風呂に入れています。その後に仕事を再開することもできるので、ワークライフバランスが実現できていると感じています。

宮崎
私は、東海支社やお客様先に行く際は特に集中して業務を進めるように意識しています。自宅で働く日は子供をお風呂に入れたり、保育園に迎えに行ったりして育児に時間を取れています。

「単身赴任」から「遠隔地勤務」に変わり、育児に参加できるようになったと語る宮崎さん

犬飼
私は在宅勤務で移動が減った分の時間で趣味を楽しんでいます。新システムの稼働開始やお客様と対面でのコミュニケーションが必要な際には出張をしています

ワークライフバランスの実現を支援する組織風土

NECの金融部門は組織としてワークライフバランスの実現を支援していると感じますか?

馬場
はい、そう感じます。
例えば、自分が働く時間帯・会議可能な時間帯をスケジュールに入れておけば、それに会議の予定を合わせてもらえて、個人の仕事に集中する時間が確保できます。個人の働き方を尊重しつつ、チームでパフォーマンスを発揮する組織になっていると思います。

ワークライフバランスは実現できていると話す馬場さん

石川
私は通常の育児休暇でなく「週1回だけ働き、週4日は休みたい」という育児休暇の要望を上司に受け入れてもらえました。そのような要望が言いやすく、風通しが良い職場です。

宮崎
現在、私のチームに7カ月間の育児休暇を取得中のメンバーがいます。育児休暇の取得にあたり、メンバーのリソース配分などのやりくりが必要でしたが、金融部門も組織として人員配置の支援をしてくれて助かりました。
私は育児休暇を取りませんでしたが、自分の部下にはぜひ育児休暇を取って欲しいという思いがあります。

犬飼
私はリハビリなど週3回の訪問診療が必要ですが、ほとんど休むことなく診療を受けられます。職場の仲間はスケジュールに入れておけば訪問診療の予定も打ち合わせの予定と変わりないよと言ってくれています。組織、メンバーの皆さんに支援、ご理解いただけていると感じます。

ワークライフバランスを大事にしつつ、成果も出すこと

―ワークとライフを両立されている中で、ビジネス面で成果を出すことや、貢献するという観点で工夫していることや心がけていることはありますか?

馬場
お客様の本音を聞き出したい時や交渉を行う時には、極力、訪問するように心がけています。

石川
業務をスムーズに進めていくためにチームメンバーとのコミュニケーションを大事にしたいと考えています。オフィスで雑談も含めメンバーと会話する機会を積極的に作っています。

対面のコミュニケーションはやはり大事と話す馬場さんと石川さん

宮崎
私は遠隔地勤務なので、出社をする際には“集中してできるだけ成果を出す”という意識が強いです。出社に合わせてチームメンバーやお客様と会話する機会を増やす工夫をしています。

犬飼
対面の方が進めやすい案件に対応できるチーム作りがポイントだと考えます。お客様からの、「対面でやりたい」という要望に対しては、誠意を持って対応するように心がけています。

NECの金融部門での「働き方」、満足できる部分と変えたい部分

NECの金融部門での「働き方」について、満足できている部分、変えていきたい部分を自由にお話しください。

馬場
私は男性の育児休暇が今ほど浸透していない頃に率先して育児休暇を3週間取得しました。もっと長期に数か月の育児休暇を取得しても大丈夫、という雰囲気作りは重要だと感じます。

石川
自分が育児休暇で半年間、業務から抜ける時に、“他の人に任せて大丈夫か?”と心配してしまうところはあります。
組織として制度を整えるだけでなく、個々人が制度を活用する考えに変わっていくことや、育児休暇取得者の業務を分担できる柔軟なチームを作っていくことが重要だと考えています。

男性の育児休暇について語る馬場さん

宮崎
地域の拠点には単身赴任で働いている方が一定数います。効率的に仕事ができている私の実体験を広めていきたいと思います。一人でも多くの人が、充実した働き方ができるような環境に変えていければと願っています。

犬飼
休んでいる期間にその人が担当していた仕事が進まずに溜まってしまうということにならないように、他のメンバーでカバーできる柔軟な組織になっていくべきです。他人と自分の知識を共有し、全員の知識を底上げしていき、「チームで働くこと」をより強化していくことが必要だと考えます。

「チームで働くことを強化していきたい」と話す犬飼さん

―最後にみなさんの抱負を自由にお話しください。

馬場
私は管理職として部下のマネジメントをしっかりしつつ、お客様とも対峙しなければなりません。さらに家庭のこともあります。それらをうまく舵取りしていくことが、近々の課題かなと思っています。

石川
会社の考え、方向性をしっかりと理解し、個人でなく組織として動けるようになりたいと考えています。
入社当初から海外勤務をしたいと考えてきましたので、今後はグローバルビジネスへの参画に向けたチャレンジもしていきたいと思っています。

宮崎
7カ月の育児休暇を取得しているメンバーが復帰しやすい環境を整えていきたいです。また、7カ月の育児休暇を取った経験の良かった点を職場に広めて、育児休暇を取りやすい環境を整えていきたいと考えています。

7カ月の育児休暇を終えた部下からぜひ話を聞きたいと語る宮崎さん

犬飼
車椅子での生活に変わりましたが、今まで通り一線で働き続けられることがわかりました。今後はプロフェッショナル職を目指して活動していきたいと考えています。
また、この2024年1月に社内に新たなERG(従業員リソースグループ)を立ち上げました。障がい当事者、障がい者との協働経験者、障がい者雇用担当者、それぞれの知見・経験を活かして、世界に誇れるインクルーシブなオフィス空間、制度、カルチャーを醸成し、新たなビジネス創出を目指していきたいと考えています。

―本日はありがとうございました。

(本記事は2024年3月時点の内容です)