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チームで挑戦!
NEC金融部門のOne Team
Digital Financeの最前線に立ち、金融機関向け新サービスの開発にチームで挑むNEC金融部門のSE(システムエンジニア)に、“One Team”として働く楽しさや、仕事のやりがい、コミュニケーションを活性化するために工夫していることなどを、本音で語ってもらいました。
金融機関向けシステムの新機能を開発中
―最初に自己紹介をお願いします。
内田
私は金融機関向けのシステム開発を担う部署にずっと所属しています。子どもたちの興味や趣味に影響を受けることが多く、最近は一緒にテレビゲームをしています。
大寺
私は今年で10年目です。趣味はエクササイズで、テレワークが増えてからは、週に3回ほど、YouTubeのエクササイズ動画を見ながら体を動かしています。
杉村
2021年入社で、今年3年目になります。趣味は、脱出ゲームや謎解きゲームで、休日は同じ趣味を持つ同期メンバーと一緒によく遊んでいます。
平田
私は今年この部署に異動してきました。趣味はゴルフで、元同僚や先輩とよくラウンドを回っています。
―皆さんが携わるプロジェクトの内容と、それぞれの役割を教えてください。まずはリーダーの内田さんから、プロジェクト内容を説明していただけますか?
内田
我々は「営業店グループ」です。地域金融機関向けに、店舗で伝票の入力、通帳の記帳、入出金などを行う営業店システムに関連する開発を担っています。
現在は新機能の開発をしています。これまでは、お客様が紙の伝票に書いた内容を、職員がシステムに入力するという手間が発生していました。これに対して、お客様がタブレットに書き込んだ内容をそのまま登録できるシステムを開発し、最初のお客様への導入を進めています。
―現在はどういった開発段階にあるのでしょう?
内田
いまはシステム開発の初期段階です。主に最初のお客様となる金融機関から業務の詳細を聞き、それを設計に落とし込む作業を進めています。
私は新規システムの設計リーダーを担当しており、主にシステムの画面フローを設計しています。
―皆さんの役割は?
大寺
私はデザイン会社の担当者と連携して、エンドユーザーが使う画面の設計をしています。システムのテスト段階になれば、バグやエラーの検証テストも担当予定です。
杉村
私は主にタブレットの画面設計と開発をしています。お客様との打ち合わせに出向くことも多く、自分で資料を作り説明しています。
平田
私は少し系統が違います。新しいシステムには、連携するサブシステムが6種類あります。私は、そのサブシステムの開発リーダー補佐として、設計・開発の進捗管理をしています。
支え合い、常に明るく前を向けることがチームの強み
―現在のプロジェクトに携わる中で、嬉しかったことや達成感を得たことを教えてください。
平田
要件定義工程の区切りを迎えたタイミングで、私が関わる全てのサブシステムの成果物について、お客様から承認をいただく必要がありました。サブシステムが多いのでお客様との要件の整合や調整が難航しましたが、お客様との対話の頻度を上げるなどの工夫をすることで予定通り進み、お客様からも無事承認を得ることができました。大きな節目を乗り越えたことで、達成感を感じました。
杉村
私は3年目を迎えて、依頼される仕事のレベルが一段上がったのを感じています。これまでよりも早い段階から業務を任され、「どう進めていくべきか、自分で考えて動いてね」と指示を受けるようになりました。
お客様に説明する資料も、自分で構成を考えて作成するようになりました。以前よりも頼りにされることを感じて嬉しく思っています。
加えて、このチームが素晴らしいのは、自分の行動に対して必ずメンバーがコメントをくれる点です。「話し方が明確で、聞き取りやすかった」とか、「資料がわかりやすかった」などの言葉の積み重ねが、やりがいにつながっています。
―大寺さんは、いかがですか?
大寺
このチームは互いに気遣う雰囲気があるのが強みだと感じています。業務量が多い時には「私もやります」と声をかけてくれる人も多く、みんなが協力的で常に明るい気持ちで業務に向かっていけます。
内田
チームメンバーには気が利く人が多く、仕事をする上で、とても助かっています。私が言ったことの先を考えたうえで対応し、報告もしっかりしてくれるので心強いです。
―逆に、このプロジェクトに従事する中で、大変なことや苦労していることはありますか? 杉村さんいかがでしょう?
杉村
一番大変だったのは、お客様と長時間にわたり会議が続くこともあり、議事録の作成が負担になっていたことです。そこで、リアルタイムに複数人で書き込みができるクラウドツールを利用して、チームの皆で、打ち合わせ中に議事録に書き込み、会議終了時には完成するスタイルにすることで、大幅に負担を減らすことができました。
大寺
打ち合わせ中に全員が議事録に書き込むことで、専門用語に不慣れな若手メンバーも話の流れが理解できます。今回の案も若手メンバーから出たものです。若手がアイデアを出しやすい環境があることで、チームとして良い方向に向かっていることを実感しています。
―平田さんは苦労していることはありますか?
平田
私は営業店グループに配属されて、初めて基盤領域に携わるようになりました。未経験の領域でも、お客様から見れば、我々は一様に“プロ”ですから、私もプロ意識を持ちやり遂げなければいけません。そこで、積極的に社内の有識者や先輩に意見を求めるようにして、基盤領域の知識を深めました。皆さん、聞けば何でも教えてくれるので、とても頼りになる存在です。
―内田さんはいかがですか?
内田
新機能を開発するということで、これまで経験したことがないほどの大きなプレッシャーがかかっています。しかし、皆さんがうまく回してくれており感謝しています。
今後気を配りたいのは、人によって働き方に対する意識が異なることです。仕事に重きを置く人や、仕事とプライベートをしっかり分ける傾向にある人等、多様な働き方があります。どちらも尊重しつつ、バランスを調整することが、今後の私の課題です。
“リアクション”が円滑なコミュニケーションの要
―プロジェクトを円滑に進めるために、メンバー同士のコミュニケーションで心がけていることや工夫していることを教えてください。
杉村
私たちはチャットで業務連絡をしていますが、さまざまなチームが並行して業務を進めているので、重要な連絡を見逃してしまったり、自分の発信に誰も反応しなかったりといったことが起こる可能性があります。そこで、忙しくても必ず「いいね!」でリアクションをするように意識しています。グループメンバーも「ハート」のマークを使って柔らかい雰囲気になるよう工夫してくれています。
私は、手が空いていたら「やります」と自ら話しかけるようにしています。仕事が溜まっている人が助けを求めやすい「お助けキャラ」でいられるよう心掛けています(笑)。
―皆さん、互いの業務量はある程度“見える化”しているのですか?
大寺
毎朝30分ほど、リモートでコミュニケーションを取る時間を設けています。この朝会で、業務の進捗状況や業務量を共有しています。毎日生の声を聴くことで、互いの繋がりを強化できると実感しています。
―平田さんは、何か工夫していることはありますか?
平田
僕は「すぐに行動する」ことを大切にしています。何か気になることがあれば、自分だけで考える時間がもったいなので、とりあえず電話をかけるなど、行動に移すようにしています。
―内田さんはどうでしょう?
内田
特に新しくメンバーに加わった人に対しては、電話でのコミュニケーションを重視しています。チャットもしますが、文章は人によって捉え方が違います。そのため、チャットと電話を組み合わせ、喋り方や声のトーンも、相手にできるだけ安心感を与えられるよう意識しています。
チーム全体で柔らかい雰囲気を作り出している
―皆さん、コミュニケーションでさまざまな工夫をされていますが、それは各々が自然にそうしようと考え、実践しているのでしょうか?
内田
仕事に緊張感は必要ですが、常に緊張していると、気持ち的に疲れてしまいます。メンバーの中には同じ感覚の人も多く、自然と柔らかい雰囲気になるよう努めているのかもしれません。
杉村
ベテランメンバーの中には、意識してそうしてくれているのか、柔らかい雰囲気の人が多いので、若手メンバーも自然と、コミュニケーションをとって大丈夫だと感じられているのだと思います。
大寺
後輩との接し方には、自分が辛かった時期に周りにどう接してほしかったかといった経験からの学びを活かすようにしています。
平田
こちらのチームに配属された時、皆さんお互いのプライベートについて詳しくて、びっくりしました(笑)。プライベートをオープンにしているからこそ、仲良くなれている一面もあるのかもしれません。
―最後に、今後の展望をお聞かせください。
平田
現状では、ベテランの皆さんと若手メンバーの間に、技術や知識のギャップがあるのを感じます。今後の世代交代のタイミングでそのギャップを埋められる存在になれるよう、今から意識して頑張っていきたいです。
杉村
最近は、若手の方が、新しいツールなどを目にする機会が多いのではないかと思います。新しいものをどんどん発見し、提案する役割を積極的に担っていきたいと考えています。
大寺
今回のプロジェクトを通して、営業店グループの柱となるサービスをぜひ開発したいと思います。
内田
私には子どもが2人いて、子育てと仕事の両立が課題です。「ライフ」を充実させつつも、「ワーク」でも周りをしっかり引っ張っていける。そのバランスをうまく取れるよう、そして、後に続く後輩の道筋を照らせるよう、尽力したいと思います。
―本日はありがとうございました。
(本記事は2024年3月時点の内容です)