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暗号技術

暗号は、情報システムの安全性と信頼性を支えるために必要不可欠な基盤技術です。NECでは、暗号に関する基礎理論と、その実システムへの応用を研究しています。研究を通じて生み出されたシステム設計・運用技術は、NECの製品とサービスの信頼性向上に幅広く貢献しています。

暗号プロトコル

企業活動に伴う情報漏洩などの問題を技術的に解決するためのツールとして、公開鍵暗号・電子署名技術をベースとした様々な暗号プロトコルを研究しています。近年は、署名者の匿名性を保つグループ署名(プレスリリース1,プレスリリース2)や、暗号化したままのデータベース検索やデータの演算など、セキュアなクラウドコンピューティングを実現するための鍵となる暗号技術と、その実システム応用(プレスリリース3)を研究対象としています。

共通鍵暗号

情報セキュリティを支える最も重要な基盤技術の1つとして、共通鍵暗号を研究しています。主な研究テーマとして、暗号アルゴリズムの安全性を調べる暗号解析や、安全で効率のよい暗号の設計、ブロック暗号を利用してより高度な暗号・認証機能を実現する暗号利用モードなどがあります。
現在、国内の電子政府向け暗号技術評価プロジェクトCRYPTRECにおいて、当社のブロック暗号CIPHERUNICORN-A、CIPHERUNICORN-E、およびメッセージ認証方式PC-MAC-AESが推奨候補暗号リストに記載されております。

近年は認証暗号の開発にも力を入れております。認証暗号とは、暗号化とメッセージ認証とを同時に行う共通鍵暗号化方式を指し、近年注目を集めている技術です。
認証暗号における近年の主要な成果として、以下が挙げられます。

  1. 拡張ブロック暗号を用いた効率的なメッセージ認証方式ZMACと認証暗号ZAE(名古屋大学, シンガポール南洋理工大学及び仏ANSSI との共同開発)
  2. 省リソースでスケーラブルな高速認証暗号OTR(日本語英語
  3. 軽量認証暗号CLOC/SILC(名古屋大学及びシンガポール南洋理工大学との共同開発)

また、センサやローエンドマイコンなど、計算能力が限られた環境に適した軽量暗号の研究にも注力しております。当研究所開発の軽量ブロック暗号Twine(プレスリリース)と認証暗号OTRは、当社が販売している軽量暗号開発キットや、加速度・温度センサ データ収集システムにも搭載されています。
更に、国内外で広く使われる暗号技術の安全性評価や解析などの成果もあります(発表表彰)(プレスリリース)。
研究活動の詳細はこちらをご覧ください。

秘密計算技術

秘密計算とは、データを秘匿したまま処理できる技術です。この技術によって、複数の参加者(パーティ)が、各参加者が持つ秘密情報を他の参加者に開示することなく、それらの秘密情報についての予め決められた処理を行い、その処理結果だけを出力できます。このような技術を、マルチパーティ計算とも呼びます。
秘密計算技術を用いることで、企業・組織を跨いだ安全なデータ共有が進み、様々な社会的な価値を生む可能性があります。例えば、医療の分野では、ゲノムバンクが保有するゲノム情報と、医療機関が保有するカルテ情報を結合して分析することで、ゲノム特性に応じた効果的な投薬に関する研究などの医学研究が促進されます。また、物流の最適化や不正な金融取引の検知などでの活用も促進されます。
秘密計算には、秘密分散を用いた方式や、準同型暗号を用いた方式など、様々な方式が存在します。NECでは、秘密分散を用いた3者の秘密計算の高速化手法を開発し、実用化に向けた活動を進めています(プレスリリース)。

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