ページの先頭です。
サイト内の現在位置を表示しています。
  1. ホーム
  2. 企業情報
  3. 研究開発(R&D)
  4. 注力技術領域
  5. 見える化
  6. 音声・音響理解
ここから本文です。

音声・音響理解

ビッグデータ時代の到来とともに、実世界の膨大な情報を高速かつ安価に処理して有益な情報を得ようとするデータ分析はますます注目を集めています。実世界情報の重要な一部分である音声・音響情報を扱う技術もまた、データ分析の文脈で重要度をいっそう増しています。NEC中央研究所では、様々な環境における人間の自然な発話からその内容を認識する音声認識技術や、音響的な情報から実世界の状況を把握する技術、快適な通話環境を実現する雑音抑制の技術等を開発し、幅広いソリューションを実現しています。

耳の音響特性を用いた生体認証

指紋、顔などのバイオメトリクス(生体情報)を用いた個人認証技術は、パスワードや鍵と比べて、漏えいや盗難のリスクが小さく、また忘れたり紛失したりしないという利点があります。
NECは、長岡技術科学大学の協力により、人間の耳穴の形状によって決まる音の反射を利用したバイオメトリクス個人認証技術「耳音響認証」を開発しました。

図1. 耳に送出した音の反射を分析することで耳穴の形状によるユーザ固有の特徴を取得

人によって異なる耳穴の形状を音で識別

本技術は、マイク一体型イヤホンを耳に装着するだけで個人認証を可能にします。高い認証精度に加え、イヤホンで音を聞くような自然な形態で利用者に負担がかからない、新しいバイオメトリクス認証技術です。人間には聴こえない高い周波数の音(非可聴音)を用いて、利用者が意識せずに認証を完了させることも可能です。移動や作業をしながらでも認証が可能で、秘匿性を守ることができるなど、バイオメトリクス認証の活用の幅が広がります。

拡大する図2. 反射音の周波数ごとの強弱が人それぞれ異なる
(左は人間が聴き取れる可聴音、右は人間には聴こえない非可聴音を用いた場合)

図3. ヒトを含む主な動物の可聴域(聞こえる音の範囲)と耳音響認証で用いる非可聴音
(波長が1センチ前後と短い高周波音を使用)

NECは、重要インフラ施設の保守・管理や警備などでの安全・安心に関わる業務でのなりすまし防止や、医療現場やコールセンターなどでのハンズフリー認証による業務効率化、さらに人々の生活に密着したスマートイヤホンなどへの応用を視野に、本技術の実用化を目指します。

関連情報

音状況認識技術

実世界には、音声以外にもさまざまな音が存在します。NECでは、文章にならない、このような一般の音をコンピュータで分析して「いつ」「どこで」「何が起こった」をとらえる研究開発を進めています。

音響イベントの検知

NECでは、保有する音声・音響理解技術を都市の安全・安心(パブリックセーフティ)の実現に生かすべく、事件や事故などの特定の事象(イベント)に関係する音を検知する音響イベント検知技術を開発しました。
本技術は、例えば公共エリアに設置されたマイクでとらえた環境音から悲鳴、ガラスの割れる音などの異常な音をリアルタイムに検知、通知することができ、事件や事故の早期発見、早期解決に役立ちます。開発した技術では、検知したい目的音だけでなく、検知の邪魔になる他の音をシステムが自動で見つけることで、実世界の種々の音の中から小さな目的音を正確に検知、海外で実施された実証実験でその有効性を実証しました。

雑音抑圧

スマートフォンや携帯電話、ICレコーダー等でのクリアな音声通話や録音を妨げるノイズには、コンピュータのキーボード音、スマートフォンやタブレットのタップ音、風切音など、さまざまな種類があります。
NECはこれらのノイズのうち、特に抑圧が難しく、良好な音声通話や録音を妨げていた風切音とタップ音によるノイズを抑圧する技術を開発。あらゆる環境下で、スマートデバイスを操作しながらの快適な通話や録音を可能にしました。

風雑音の抑制による快適な音声通話

快適な音声通話

NECでは、風の雑音を「定常的に吹く風に寄り発生する雑音」と「突発的に吹く風に寄り発生する雑音」の2つの成分に分けて処理を実施するという初めての手法を考案。これにより、従来難しかった「突発的に吹く風」への対策を実現し、あらゆる風雑音を適切に抑圧することを可能にしました。

ページの先頭へ戻る