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7つの社会価値創造テーマ
Quality of Life

個々人が躍動する豊かで公平な社会

世界を見渡すと、質の高い教育や医療を受けられるインフラはいまだに十分ではありません。NECは、ICTを通じて予防医療や健康増進、場所や時間の制約がない教育環境を構築し、個々人が躍動する、多様性ある豊かで公平な社会を実現します。

NECが目指す10年先の
<個々人が躍動する豊かで公平な社会>

健康寿命を延伸する、個人最適化されたヘルスケアサービスの創出

社会背景

医療費の増大、医療従事者の偏在や不足が課題となっており、セルフメディケーションなどによって「治療から予防」への意識を高め、個人の健康寿命を延伸することが求められています。

NECの取り組み

個人の症状にあわせた健康アドバイスや、健康経営・働き方改革に向けたサービスの提供に加え、個人最適化された新たなヘルスケアサービスの創出にも取り組んでいます。

NECが目指す未来

ICTの活用と、さまざまなパートナーとの共創を通じて「健康寿命の延伸」を実現し、心身ともに健康で生き生きと暮らすことができる豊かな社会の実現に貢献します。

「治療から予防」への意識を高め、健康寿命を延伸する

日本など一部の先進国を中心に、高齢化や生活習慣病の増加に伴う医療費の増大、医療従事者の偏在や不足が課題となっており、今後10年でさらに切実な課題となっていきます。これらの課題を解決するためには、軽度な身体の不調は医療機関を受診するのではなく、自分自身で対処するセルフメディケーションなどによって「治療から予防」への意識を高め、個人の健康寿命を延伸することが重要です。健康寿命を延伸するためには、個人の症状にあわせた健康アドバイスを行うことが有効な手段の一つで、AIやIoTなどのICTの活用が期待されています。例えば、医療従事者が不足する環境下でも、医師の患者問診ノウハウを学習した対話型問診AI・チャットボットを活用し、患者の症状の変化や生活情報を取得することで個人の健康状態を適切に判定することが可能です。また、軽微な症状の患者には、予防のための適切な健康アドバイスを遠隔で提供し、治療や検査が必要な患者には、必要なタイミングで適切な専門的医療をおすすめすることで、医療従事者の負担軽減や医療費の適正化にも貢献します。

ICTを活用した健康経営への取り組み

生産性の向上や、会社負担分の医療費削減という観点から、従業員の健康管理を経営課題として捉える「健康経営」という考え方が重要視され始めています。NECは、ICTを活用して従業員の健康状態を把握して改善に向けた支援を行う「健康経営」のサービスを提供していきます。例えば、IoTを活用した生体センサーや、顔・音声認証、テキスト含意認識といったAI技術を活用して、従業員の出社時の顔色や電話の声の調子、センサーデータから健康状態を把握、体調管理を支援します。さらに、多様化する働き方にも対応できる勤怠管理の仕組みも合わせた新たなヘルスケアサービスの創出に取り組んでいます。
NECグループ自身も「健康経営」に取り組んでおり、NEC、NECソリューションイノベータ、NECネッツエスアイ、アビームコンサルティングは、経済産業省の認定制度「健康経営優良法人」のホワイト500に選ばれています。

共創による、より個人最適化されたヘルスケアサービスの創出

個人の健康・医療に関する情報は、医療機関、健診機関、保険者、民間企業など、さまざまなところに存在していますが、業種を超えたデータの利活用やサービス連携はあまり進んでいないのが現状です。しかし、本人の同意に基づいてパーソナルデータを流通・活用させ、そのメリットを本人や社会に還元する情報銀行の仕組みが普及することで、より個人最適化されたヘルスケアサービスの創出が可能となります。 NECは、ヘルスケア情報利活用基盤を軸とした業種を超えたデータの利活用や、サービス連携を主体的に進めるとともに、お客さまやパートナーとの共創を通じて、世界中の誰もが生まれてから老いるまで心身ともに健康で生き生きと暮らすことができる健康長寿社会の実現に貢献します。

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未来への取り組み 01

AIを活用した新しいウェルネス・ソリューションを開発

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NECと株式会社FiNC(以下、FiNC)は、NECの最先端AI技術群「NEC the WISE」とFiNCの法人向けウェルネスサービス「FiNC for Business」とを組み合わせ、新たな企業向けウェルネス・ソリューションの共同開発を行っています。
このソリューションは、まず企業内で従業員の健康状態を把握するために、カメラやウェアラブル端末などのIoTデバイスにより、人の表情、声音、脈拍や体温などの生体情報を取得します。そして「FiNC for Business」のアプリケーションに蓄積された食事や運動などのライフログデータと組み合わせて、AI技術で可視化・分析をします。これにより従業員がデータ入力を行うことなく、従来の定期健康診断では困難だった健康状態の日々の変化や健康リスクを捉え、より早い段階での気づきや健康促進に関するタイムリーなアドバイスを行うことが可能になります。
また両社は、双方が強みとしてきたAI、IoTの技術を活用して、生活習慣の情報蓄積および改善ソリューションを提供できるヘルスケアプラットフォームや、オフィスの室内環境情報、小売店やフィットネス施設の利用状況など、オフラインにおける情報をもとに、新たな企業向けウェルネス・ソリューションの開発を加速していきます。

未来への取り組み 02

豊かな健康長寿社会の実現に向けた新たな医療ICTサービスの創出

NECと医療法人社団 健育会 湘南慶育病院(以下 湘南慶育病院)は、湘南慶育病院が掲げる地域住民の健康に深く寄り添い、自宅でも病院の診察室のような環境を提供するコンセプト「Hospital in the Home」の実現に向けて、先進的な医療ICTサービスの提供において協業しています。

湘南慶育病院は、官民一体となったまちづくりを推進する神奈川県藤沢市のマスタープラン「健康と文化の森」構想(※1)の中核病院として位置づけられ、藤沢市の地域住民の健康を守る拠点として、2017年11月6日に開院しました。
協業の第一弾として、湘南慶育病院の開院に合わせて来院患者に対する「クラウド型問診サービス」を提供しています。

NECの「クラウド型問診サービス」は来院患者の自覚症状や生活歴、既往歴などの問診情報を診察前にタブレット端末から入力して、患者から適切に情報収集します。これにより、医師や看護師が患者の健康状態を把握した上で診察することが可能となります。さらには、電子カルテと連携することで、医師の診療記事作成など、業務効率化を支援します。

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クラウド型問診サービス 入力イメージ

今後両者は、来院患者を中心に健康・医療・介護の生涯データを一元管理し、研究に活用できる仕組みを構築する予定です。NECの「クラウド型問診サービス」をもとに、在宅時などで、日常の健康状態の把握が可能な遠隔健康相談サービスの研究開発を行い、地域住民の健康な暮らしの実現に向けて取り組んでいきます。
また、本サービスをモデルケースとして、将来的には全国へのサービス展開を目指します。このような取り組みを積極的に推進することで、国民が生まれてから老いるまで心身ともに健康で生き生きと暮らすことができる、豊かな健康長寿社会の実現に貢献します。

※1 神奈川県藤沢市の都市拠点に位置づけられ、慶應義塾大学等知的社会基盤を活用した研究開発機能等を地域特性である田園・農業空間に導入し、活力ある環境共生型の都市の形成をめざしていく地区