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7つの社会価値創造テーマ
Work Style

枠を超えた多様な働き方

多様なバックグラウンドを持つ人々との共創が、国や地域、組織の競争力につながる時代になり、世代・性別・国家・組織の枠を超えて、さらにはAI・ロボットとも協働する時代が訪れます。NECは、多様な働き方を、ICTを通じてデザインし、質の高い仕事と雇用を創出していきます。

NECが考える10年先に向けた
<枠を超えた多様な働き方>

一人ひとりが能力を最大限に発揮し生き生きと働く社会を実現

社会背景

先進国で労働力が不足し、ICTの進展により産業構造が変わり、価値観が多様化するなか、個人が時間や場所に縛られず、自身に最適な環境で働けることが必要になっていきます。

NECの取り組み

創造性や生産性の向上につなげるテレワークの拡大、AIやRPA(Robotic Process Automation)、「EmpoweredOffice」の導入など、新しい働き方を自ら実践し、お客さまに提供しています。

NECが目指す未来

ICTを活用し、働く人と企業に最適な環境づくりやサポートに取り組むことで、一人ひとりが生き生きと働ける社会を、お客さまやパートナーと共に実現していきます。

ICTがもたらす仕事の変化

AIやIoT、ロボットの進化によって生産性が大きく向上し、人が行ってきた仕事の一部がAIやロボットに置き換わっていきます。オックスフォード大学のオズボーン博士は論文「雇用の未来」(2013)のなかで、今後数年から十数年で米国の総雇用者の約47%の仕事が自動化される可能性を指摘しています。経済産業省の新産業構造ビジョン(2017)でも、2030年には人が直接対応することが価値の向上につながるサービスや、新たなビジネスを担う中核業務などへ約400万人がシフトすると試算されています。

人はきめこまかな心のこもったサービスや、AIやロボットを活用しながら新しい事業を生み出すなど、人にしかできないことや、人が行うことでより付加価値が高くなる仕事を担うことになるでしょう。

こうした未来は着実に近づいてきています。例えばRPAの導入です。RPAはロボットによる業務自動化の取り組みを表す言葉で、人が行っている業務の手順をあらかじめ登録しておくことで、マニュアル対応できる業務の自動化を実現します。今まで人にしかできないとされてきた業務や、定型業務などをソフトウェアのロボットに代替させ、働く人は、人が行うことでより付加価値が高まる仕事に時間を割くことが可能となります。

多様化する働く人のバックグラウンドと価値観

今後10年で、日本などの一部の課題先進国では、高齢化に伴って生産年齢人口が減少し、労働力の維持がますます深刻な社会課題となっていきます。そのため、育児や介護との両立が必要な人、障がいがある人、高齢者や遠く離れた場所にいる人など、働きたい人誰もが、働く機会を制限されずに、自分の能力を最大限に発揮して働ける環境を整えることが必要です。

また、働くことに対する価値観の変化も注目されます。今後デジタル・ネイティブと言われる「ミレニアル世代」が世界の労働人口に占める割合は増えていきます。ミレニアル世代は、ワークライフバランスを重視し、在宅勤務やフレックス制などの柔軟な勤務形態を好み、自分の価値観と近しい価値観をもつ会社を選ぶ傾向があるという調査結果(※1)も出ています。

このように、働く人のバックグラウンドや価値観が多様化する将来、個人が時間や場所に縛られず、自身に最適な環境で働くことを可能にするICTの活用は欠かせなくなっていきます。

※1 デロイト「2016年デロイトミレニアル年次調査」(2016)より

ICTで実現する新しい働き方

ICTの進展によって、人がより付加価値の高い仕事を担うようになったり、時間や場所に縛られずに働くことが可能になったりすると、人々は、自身の価値観やライフスタイル、スキルにあった仕事を世界中から探すようになり、労働市場は流動化していきます。企業にとっては、人材確保のグローバルな競争にさらされる反面、多様な組織や人々との共創のチャンスが広がります。

こうした変化のなかでは、働く人にとって魅力的な環境づくりと、働く人がより創造性を発揮できるようにサポートすることが、企業がグローバル競争を勝ち抜くうえで重要となります。例えば、遠隔でも不自由なくつながるワークプレイスの提供や人の創造性を高めるオフィスの設計、社内の知識や専門的な知見を、AIを活用していつでも取り出せる仕組みや、プロジェクトに必要なエキスパートをタイムリーに集める仕組み、VR(※2)を使った座学や動画では得られない臨場感ある効果的なトレーニングなどが挙げられます。

こうした環境づくりやサポートを実現するために、まずNEC自身が、ICTを活用した新しい働き方を制度の整備や文化の醸成とともに実践し、そのノウハウをソリューションやサービスとしてお客さまに提供します。すでに、ICTの活用とオフィス空間を融合して、創造性や生産性の向上につなげるテレワークの拡大、RPAやAI、「EmpoweredOffice」の導入を進めています。NECはICTを活用し、一人ひとりが能力を最大限に発揮して生き生きと働く社会をお客さまやパートナーと共に実現していきます。

※2 Virtual Reality:仮想現実

未来への取り組み 01

EmpoweredOffice
見学者は3万人を突破 コミュニケーションが活性化するオフィスで利益が3割増

今求められている、多様な働き方と生産性向上の両立に必要なのは、どのような環境でしょうか。オフィス大改装後4年間で1人あたりの利益が3割増加したのは、NECネッツエスアイ(企業事業部門)。

「EmpoweredOffice」を掲げ、オフィス・ICT・制度などトータルな環境づくりを支援する同社は、10年以上にわたり自社でも実践を重ねてきました。ポイントは、オープンでフラットな共創ワークを実現するためのデジタル活用と空間設計です。

知識を共有・活用する文化を定着させるため、紙を使わず常にデータ化。拠点間を常に映像でつなぎ、場所や部門を超えたFace to Faceを実現。飛び入り歓迎のオープンな会議に、気軽に声を掛けやすいオフィスの動線設計。これらの改革で意思決定プロセスを超短縮化するとともに、アイデアの流通量を増やしてイノベーション創発を加速させています。

未来への取り組み 02

AI・ロボットで人が「働く」をサポート

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NECは、人とAI・ロボットが協働する新しい業務オペレーションに取り組んでいます。NECマネジメントパートナーでは、2016年より経理・財務部門でRPAの業務への適用実証実験を開始しました。合計で8業務に23体のソフトウェアロボットを導入した成果をもとに、2017年度には26業務への導入を予定し、年間約30人分の工数削減が期待されています。NECグループでのRPA導入の知見は、「NEC Software Robot Solution」としてお客さまに提供しています。
また、NECは、コンタクトセンターでAI技術を用いて迅速・的確な回答を支援する「NEC自動応答」を開発しました。当社従業員向けのコンタクトセンターにおいて、オペレータの作業時間を30%以上削減できる見込みです。
AI・ロボット導入による生産性向上などの成果とそこから得られる知見は、お客さまにソリューションやサービスを導入する際のノウハウにつながっています。

社会価値創造レポート

NECの働き方改革