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7つの社会価値創造テーマ
Industry
Eco-System

産業とICTの新結合

消費者を取り巻く環境の変化や企業を取り巻く社会課題の深刻化、ICTの進展によって加速するゲームチェンジなど、産業構造が変革を続けています。NECは企業が持続可能な成長を続けるためのプラットフォームの実現や共創を通じて、バリューチェーン・イノベーションを実現していきます。

NECが目指す
10年先の〈産業とICTの新結合〉

バリューチェーン・イノベーションで新たな価値を創造する

社会背景

消費スタイルや価値観の変化、社会課題の深刻化、ICTの進展によるゲームチェンジで企業を取り巻く環境は激変しています。業界を超えたバリューチェーン全体での共創・協働に加え、エコシステムの変革、再構築が急務となっています。

NECの取り組み

企業が持続可能な成長を続けるためのバリューチェーン・イノベーションの実現や、それを実現するための共創・協働の取り組みを積極的に進めています。

NECが目指す未来

人やモノ、プロセスをつなぐ「バリューチェーン・イノベーション」を通じて、社会課題の解決と新たな価値創造を実現し、人が豊かに暮らす明るい社会と未来の実現を目指します。

持続的な成長のために企業に求められるもの

企業を取り巻く環境は、日々変化しています。お客さまに最適な製品やサービスを提供していたにもかかわらず、短期間の内に業界構造が変わり市場を失うことも珍しくありません。このようなことが起きる背景として、メガトレンドで触れている三つの要素が複雑に関係しています。

一つめは、消費者を取り巻く環境や意識の変化です。 消費者のライフスタイルや価値観が多様化して、モノ消費からコト消費へのシフトが進み、人や社会・環境に配慮した消費行動(倫理的消費)への関心も高まっています。また、あえてモノを所有するのではなく、相互に共有・共用するというシェアリングエコノミーが急速に浸透しています。すでにUberやAirbnbに代表される移動や場所のシェアだけではなく、不要になったモノや、お金・労働力といったリソースもシェアをする対象となり、ますます消費者の選択肢は多様化しています。

二つめは、企業を取り巻く社会課題の深刻化です。人口の都市部への集中による資源消費が危ぶまれるなか、食料ロス・廃棄の削減やエネルギーロスへの対応が必要です。また、日本など一部の先進国では、高齢化に伴って生産年齢人口が減少し、労働力の維持がますます深刻な社会課題となっていきます。こういった課題は、さまざまな業界や企業にまたがって起きているため、業界を超えたバリューチェーン全体での共創・協働に加え、エコシステムの変革、再構築が求められています。

三つめが、ICTの進展によって加速するゲームチェンジです。企業間の競争ルールが変わり、業界を超えた相手との競争が生じることで、業界構造が大きく変化してしまうゲームチェンジが、今まで以上の速さでさまざまな業界に広がっています。デジタル技術やサイバー世界における情報のやりとりを通して、多くの人々が低コストかつ迅速にアイデアを共有し、試行することができるようになっています。そして、その過程で生まれた革新的なサービスは短期間の内に世界中に広がり、既存のビジネスモデルやエコシステムを駆逐する現象が起きています。

デジタルトランスフォーメーションで持続可能な企業へ変革する

激変する環境の変化と深刻化する社会課題のなかで、企業の持続的な成長を成し遂げるための解決策の一つが、「デジタルトランスフォーメーション(以下、DX)」です。
まず、DXを通じ、バリューチェーン・イノベーションの実現が加速します。現在の世界や社会には、食料廃棄問題や労働力不足など多くの課題があります。その背景には、バリューチェーン全体における需要と供給や人材のミスマッチなど、多くのムダが存在しています。必要なモノ・サービスを、必要な人に、必要なときに、必要な分だけ提供するためには、消費者のニーズを把握しバリューチェーン全体で共有するとともに、共有した情報をもとに、未来で起こることを精緻に予測し、ムダを排除して需給、リソースを最適化していくバリューチェーン・イノベーションの実現が不可欠です。そして、その実現のためには、バリューチェーン全体の各プレイヤーが参画して共創・協働し、社会課題を解決するためのプラットフォームが必要です。
NECは、製造・物流・小売の現場で起きていることを的確に捉えてサイバー世界にリアルタイムに構築し、AIを活用して最も優れた選択肢を実世界へフィードバックする「デジタルツイン(Digital Twin)」を活用して、生産や物流、販売の適正化といった需給やエネルギー利用の効率を最適化するプラットフォームの形成に貢献します。

また、DXは、業界を超えたバリューチェーン全体での「共創」を促進します。
バリューチェーン・イノベーションを実現するためには、業界を超えたバリューチェーン全体の企業や専門家、あるいはNGOやNPOといったさまざまな組織・団体とのネットワークが欠かせません。 NECは、多彩なものづくりにおける生産革新や、サプライチェーン改革の経験とノウハウを体系化し提供する「NEC ものづくり共創プログラム」によって、業種・会社などの壁を超えてお客さまをつなぎ、価値をつないでいきます。

NECは、多様化する消費環境に対応し、さまざまな社会課題に立ち向かいながら、企業が持続可能な成長を続けるためのプラットフォームの実現や、それを実現するための共創を通じて、人やモノ、プロセスをつなぐ「バリューチェーン・イノベーション」を実現し、さまざまな産業分野での新たな価値の創造と人が豊かに暮らす明るい社会と未来の実現に貢献していきます。

未来への取り組み 01

1,000社以上が参加する「NEC ものづくり共創プログラム」

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NECは、多彩なものづくりに対する生産革新やサプライチェーン改革の経験とノウハウを、長年にわたって蓄積してきました。ゲームチェンジの時代を勝ち抜くために必要なサプライチェーンの強化、業務プロセスの革新に必要な知見やリソースを体系化して提供する「NEC ものづくり共創プログラム」には、1,132社、3,988名(※1)にご参加いただいています。さまざまな分科会やセミナー、NEC工場での見学会を開催し、お客さま同士の情報交換を通じて、従来の発想を超えたアイデア創出、イノベーションを加速するコラボレーションの仕組みを提供しています。また、NECが持っているAIやIoT、ネットワークなどの強みと、パートナー企業の持つ強みを組み合わせ、さらに高い価値を創造、提供する仕組みとして「NEC Industrial IoT パートナーズプログラム」を立ち上げました。
お客さまや社会が現在抱えている課題とともに、NEC ものづくり共創プログラムでの共同研究活動などで見えてきたニーズ(困りごと)の解決にも貢献していきます。

※1 2017年9月時点

未来への取り組み 02

「知的生産性を高める空気・空間」の実現に向けて共同研究を開始

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NECはダイキンを協創パートナーとして、「知的生産性の高い空気・空間」という新しい価値を提供するための共同研究と実証を開始しています。

在室者のバイタルデータ(血圧、心拍数など)をもとに、心身状態(眠気、ストレスなど)をNECのAIによって見える化するとともに、温度、湿度、芳香、照度との相関関係を追究することで、在室者の業務内容と心身状態に適した環境をダイナミックに構成し、知的生産性を高める空気・空間を創出していきます。
両社はこうした共同研究の内容をもとに、将来的にさまざまなフィールドへの適応を検討するとともに、研究に留まらず、新たなビジネス展開に向けた連携を拡大していきます。

社会価値創造レポート