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Business
社会課題の複雑化・深刻化や不測の事態など環境が激しく変化する中、
社会全体のデジタル化や柔軟な働き方の重要性が高まっています。
NECは、行政や決済、オフィス環境をはじめとする新たな仕組みを通じ、
企業や人のつながりを生み出し、
これからの産業と仕事のかたちを創っていきます。
未来への
第1歩はもう始まっています
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Story 01もし、住みたい街に
明日から住めるとしたら?出張で訪れた広島県がすっかり気に入ってしまい、こっそり引っ越しを考える恭介。
「シェアオフィスも増えているし、仕事に支障はなさそうだ。このエリアなら葵の学校も近そうだし、家族での時間が増えるかも」
意を決して恭介が家族に引っ越しを提案すると、美空はまんざらでもない様子。
「たしかに東京よりのんびり暮らせるかもしれないわね」
家族構成や職業、家族のこだわり条件を入力するとAIが物件を提案。加えて役所への届け出、電気・ガス・水道、娘の小学校、習いたがっていたお稽古……必要な準備も自動で進めてくれるので、最後に確認ボタンを押すだけ。簡単に手続きが完了しました。
「引っ越しって前は色々と手続きが面倒だったけど、これならいつでも引っ越しできちゃうね」 -
Story 02もし、ひらめいた瞬間に
新しいビジネスをスタートできたとしたら?シェアオフィスのラウンジスペースで情報交換をする美空。
家事代行サービスのニーズに気が付き、AIマッチングサービスを使って、アプリ開発者や必要な道具を調達するためのパートナーを探します。
「この人は人材派遣サービスを手掛けていたみたいだし、興味も合いそう! 連絡してみよっと」
このサービスは希望の条件に合ったエンジニアや企業が検索でき、直接連絡も可能。スタッフの本人確認もオンライン上でできるので、すぐにサービスの提供を始められます。
「仕事がとても丁寧で、安心してお家のことを任せられたわ」
喜ぶお客さんの顔を見て、嬉しくなった美空には次のアイデアが…。
「こんなサービスもあったらいいかなあ。新しいパートナーを探さなきゃ」 -
Story 03もし、どこでもお得意様のように
すぐに欲しいものが届くとしたら?これまで乗っていた自転車が小さくなってしまった葵。
「どれがいいかな。いっぱいあって悩むな~!」
葵の情報からショップのAI店員がおススメしてくれたなかから、乗り心地をチェック。身長や体形、好みに合わせてサイズやパーツもカスタマイズし、その場で注文します。
注文情報はそのまま工場へ。工場から物流業者まで、顧客の需要や在庫情報、生産計画、配送情報は企業間で分析・連携されており、すぐ製造が始まります。AIロボットがスピーディーに組み立てをおこない、最後は熟練スタッフが検査して安全を確認。高効率なエコ配送がおこなわれているため、アパレル業者のトラックの空きスペースに積まれて自転車は配送されます。
カフェで休憩中、近所の営業所に荷物が到着したと連絡が届きました。
「パパの買った服も一緒に届いてるよ。明日はサイクリングに行こうよ!」
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宝塚市様
これからの市役所の窓口は「書かない」「触らない」
スマホで各種届出が簡単かつスピーディーに
多くの自治体において、窓口申請業務は生活者にとっても職員にとっても手間が多く大きな負担となっていました。なかでも転入・転居の届出は自治体窓口での手続きが義務づけられているため、窓口や申請書の記載台で混雑が発生しがち。自治体にとって、申請者の窓口滞留時間削減は喫緊の課題となっていました。
NECとNECソリューションイノベータは、兵庫県宝塚市と新型コロナ感染症防止対策の一環として「NEC 窓口改善ソリューション」の実証実験を開始。本サービスは、転入・転出・転居の住民異動と住民票の写しの発行業務を対象に、各種申請をセキュアなQRコードに変換することで窓口申請のデジタル化をおこなうもの。事前にスマートフォンで専用ウェブサイトにアクセスして届出内容をQRコードに変換すれば、窓口でコードを読み取ってもらうだけで各種申請書の作成が完了します。記載台に触ることがない上に時間を効率的に利用できるため、感染症対策とともに、「当日の書類記入の手間が省けたのでとてもよかった」といったお声をいただくなど、市民に対する行政サービス向上にもつながり、職員の手間も減るという環境が実現します。これからの市役所は書類を「書かない」「触らない」「簡単かつスピーディー」な場所になっていくのかもしれません。
公共ソリューション事業部 主任
田口 晃
窓口申請のデジタル化は、住民サービスの向上と行政事務の効率化に大きく貢献します。一方で、住民の大切な個人情報を扱うため、デジタル化には情報セキュリティ対策が必要です。NECはお客さまと共に未来の自治体像の検討を重ねながら、安心・安全な行政サービスのデジタル化に貢献していきます。


山形市様
保育園の複雑な入園選考を97%自動化
業務効率化を加速させる鍵はAIと人の共同作業
保育園の入園選考作業が、AIの力によって大きく変わろうとしています。これまでの選考作業といえば、山形市様では保護者からの申請書をもとに十数人が数日がかりでおこなう非常に業務負荷の高いものでした。しかしNECとNECソリューションイノベータが山形市様の協力のもと2019年7月から2020年2月におこなったAI選考サービス実証実験の結果、選考作業時間の約9割を削減できることが証明されました。従来の人手による選考結果と比較しても99.3%が一致しており、業務の大幅な効率化が見込まれています。
本実証実験では、AIにすべての判断を任せるのではなく選考過程や結果に至った判断根拠を可視化し、人間との共同作業を実現。まずはAIが市の定める配点基準や優先順位など複雑な条件を組み合わせて選考作業をおこない、個々の家庭状況や細かな希望など、より複雑な判断を必要とする約3%の作業のみを山形市様の職員が確認・承認することで、選考作業の効率化と透明性を両立しました。
社会構造の変化や住民ニーズの多様化に伴い、全国の自治体ではあらゆる業務の効率化が喫緊の課題となっています。今後は保育園のようにこれまでICTが行き渡っていなかった領域でもAIの実用化が進んでいくでしょう。
山形市様
こども未来部 保育育成課 主幹
中川氏
実証実験に参加するまでは、保育園入所選考という重要かつ複雑な作業をすべて機械に判断を任せることに不安と抵抗を抱えていました。しかし、実証実験においてそのようなわれわれの不安を丁寧にくみ取っていただき、選考途中でも職員による判断、承認が可能な仕組みを実現してくれました。実証実験の結果は、処理時間の速さ、処理結果の正確さとも非常に満足できるものであり、当初感じていた不安も解消されて、AIを用いた保育園入所選考の有用性が確認できる貴重な経験となりました。
今後は、AIの活用が見込まれる分野について、行政でも積極的に導入を進める必要があると感じました。

三井住友銀行様
これからの銀行は“出会い”を生むプラットフォームに
地域も業種も超えたマッチングサービスが始動
全国に数多の支店を持ち各地の企業とつながりを持つ銀行のネットワークを、ビジネスパートナーを探す信頼の基盤として活用できたら――NECが三井住友銀行と共に立ち上げたビジネスマッチングサービス「Biz-Create」は、NECが開発したビジネスマッチングプラットフォームと同行のネットワークを生かした新たな事業創造の場を提供するデジタルサービスです。
全国約10万社の顧客基盤を持つ三井住友銀行がさらに各地域の金融機関と連携し、地域や業種の垣根を越えたネットワークを実現。NECは長年培ってきたクラウド技術を使ったビジネスマッチングプラットフォームを金融機関に提供し、金融機関のお客さま同士がオンライン上で自由にビジネスニーズの発信・閲覧ができるほか、サイト上でチャット機能を活用してコミュニケーションをとれる環境を実現しました。将来的にはAIなどの先端技術も導入することで、ビジネスマッチングのさらなる精度向上や潜在的なニーズの喚起など、企業と企業の共創を加速させるサービスを提供していきます。
これからの銀行は、長い時間をかけて築き上げた信頼によって企業と企業をつなぐ、豊かな出会いの場として全国各地で新たなビジネスを生み出していくのかもしれません。
Biz-Create
左 三井住友銀行 部長代理 高瀬 優梨江氏
中央 三井住友銀行 部長代理 長谷 知絵氏
右 三井住友銀行 部長代理 小矢野 雄介氏
Biz-Createは、NECと共同で、ビジネスの加速に必要不可欠なビジネスパートナーとの出会いの場をご提供するとともに、地域の枠を超えた全国規模での新たなビジネス機会の創出、地方創生の実現を目指してまいります。
