NEC、インド チェンナイとアンダマン・ニコバル諸島を結ぶ2,300kmの光海底ケーブルの供給契約を締結
2018年7月12日
日本電気株式会社
NECは、NEC Technologies India(注1)を通じて、インドのチェンナイとアンダマン・ニコバル諸島を結ぶ大容量光海底ケーブル敷設プロジェクトのシステム供給契約を締結しました。契約先はインド国営通信キャリアであるBharat Sanchar Nigam Ltd.(BSNL、バラート・サンチャル・ニガム、注2)です。
光海底ケーブルのルート図
本光海底ケーブルシステムは、チェンナイとアンダマン・ニコバル諸島のポートブレアほか7地点を結び、総延長距離は約2,300kmとなります。本システムには、毎秒100ギガビット(100Gbps)の最新の光波長多重伝送方式が採用されます。
本ケーブルを敷設することで、アンダマン・ニコバル諸島の通信環境が著しく改善することが期待されます。これにより、電子政府や電子商取引の推進、教育の電子化など、インド政府によるデジタル・インディア政策に貢献します。
NECは、過去40年以上にわたり海底ケーブルシステム事業を手掛ける海底ケーブルのトップベンダーです。地球6周分のべ25万kmを超える敷設実績があり、特に日本を含むアジア・太平洋地域で強みを有しています。また、陸上に設置する光伝送端局装置、光海底中継器、光海底ケーブルなどの製造、海洋調査とルート設計、機器の据付とケーブルの敷設工事、訓練から引渡試験まで、全てをシステムインテグレータとして提供しています。なお、日本で唯一、深海8,000メートルの水圧に耐えられる光海底ケーブルを製造可能なNECの子会社である株式会社OCC(注3)が、本ケーブルの製造を担当します。
NECグループは、安全・安心・効率・公平という社会価値を創造する「社会ソリューション事業」をグローバルに推進しています。当社は、先進ICTや知見を融合し、人々がより明るく豊かに生きる、効率的で洗練された社会を実現していきます。
以上
- (注1)本社:インド・ニューデリー、社長:稲葉孝之
- (注2)本社:インド・ニューデリー、Chairman & Managing Director:Shri Anupam Shrivastava
- (注3)本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:伊藤友一
本件に関するお客様からのお問い合わせ先
NEC 海洋システム事業部
TEL:03-3456-5916
NECは、社会ソリューション事業を推進する
ブランドメッセージ「Orchestrating a brighter world」のもと、
今後の世界の大きな変化(メガトレンド)に対応する
様々な課題解決や社会価値創造に貢献していきます。
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