DOCOMO PACIFICとNEC、グアム島における屋内のLTE通信の性能を向上させる実証実験を実施
2017年2月22日
DOCOMO PACIFIC
日本電気株式会社
DOCOMO PACIFIC(本社:米領グアム・タムニン、President & CEO: Jonathan Kriegel)とNECは、グアム島における屋内のLTE通信の性能を向上させる実証実験を実施しました。
DOCOMO PACIFICの店舗に導入したアクセスポイント(Radio Node)
両社は、電波の届きにくい屋内のLTE通信の性能向上を目的に、NECのE-RAN(Enterprise-Radio Access Network)ソリューションをグアムにあるDOCOMO PACIFICの店舗に2016年9月に導入し、実証実験を実施しました。実証実験において両社は、E-RANソリューションの導入により短期間で屋内の電波状況を改善し、導入前と比較して約3倍の通信速度(スループット)(注)を実現できることを確認しました。
NECのE-RANソリューションは、アクセスポイント(Radio Node)とそれらを集約する構内ゲートウェイ(Service Node)で構成されています。Radio Nodeは、1台で最大64台のスマートフォンやタブレットなどの端末と同時にLTE通信が可能であり、屋内に設置することでスループットなどの通信性能の向上を実現します。また、Service Nodeは、端末がRadio Node間を移動する際のハンドオーバー処理を担います。Radio NodeとService Node間の接続にはイーサネットを利用するため、既設ITインフラを活用した短い工事期間での導入が可能です。設置先ビルのエンドユーザー業務を遮ることなく機器を設置し、重要性が増す屋内におけるモバイルデータ通信の需要に応える快適でシームレスなネットワーク環境を提供します。
両社は、今後もLTEの通信性能の向上や、現在進行中の光海底ケーブルプロジェクト「ATISA」の建設などを通じて、グアム島および北マリアナ諸島の通信環境の向上に貢献していきます。
以上
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NEC テレコムキャリア企画本部
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