「NEC田んぼ作りプロジェクト」が、「国連生物多様性の10年日本委員会」の連携事業に認定
2016年3月11日
日本電気株式会社
NECの生態系・生物多様性保全活動の一環である「NEC田んぼ作りプロジェクト」(注1)がこのたび、「国連生物多様性の10年日本委員会」(UNDB-J 注2)の連携事業(第8弾)として認定されました。
本プロジェクトは、NECグループ社員とその家族の環境意識の向上を目的に、稲作から酒造りまで、1年を通じて体験する自然体験参加型プログラムです。2004年より認定NPO法人アサザ基金(注3)、白菊酒造株式会社(注4)と協働で、茨城県霞ケ浦周辺を活動拠点として開始し、これまでに1万2000人以上の社員と家族が参加しました。
また、本プロジェクトでは、NECが有するIT・ネットワーク技術を活用して、データを蓄積し、生態系観測や生物多様性保全に向けた「生態系・生物多様性ソリューション」の開発・実証も目指しています。
今回の認定は、多様な主体との連携(NPO、事業者、行政)、田んぼの再生による生物多様性保全への効果、企業の技術力を活かした保全活動などが評価されたものです。
NECは今後も、NPO、事業者、行政など、多岐にわたるセクターとの連携し、ICT技術の活用等を通じて、自然再生における先駆的なモデルを目指し、本プロジェクトを推進していきます。
今回、連携事業認定の評価を受けたポイントは、次の通りです。
- 多様な主体の連携
NPO(認定NPO法人アサザ基金)、事業者(白菊酒造株式会社)、行政(茨城県牛久市)といった多岐にわたるセクターと連携している。 - 取組の重要性
田んぼの再生により、生物多様性の保全に対して具体的な効果が期待されるほか、観測システム開発など企業の技術力を活かした活動が行われている。 - 取組の広報の効果
他の事業者でも同様の活動が行われるようになることが期待されるほか、IT・ネットワーク技術の活用などの先進的な取り組みが社会的波及効果につながることが期待される。
※ この事業は、「国連生物多様性の10年日本委員会(UNDB-J)」が推奨する事業として認定を受けています。
NECグループは、安全・安心・効率・公平という社会価値を創造する「社会ソリューション事業」をグローバルに推進しています。当社は、先進のICTや知見を融合し、人々がより明るく豊かに生きる、効率的で洗練された社会を実現していきます。
以上
- (注1) NEC田んぼ作りプロジェクト
http://jpn.nec.com/community/ja/environment/tanbo/index.html - (注2) 国連生物多様性の10年日本委員会(UNDB-J)
http://undb.jp/about/
2010年10月に愛知県名古屋市で開催されたCOP10で採択された「愛知目標」の達成に向け、各セクター(国、地方自治体、事業者、民間団体、国民など)の参加と連携を促進するために設けられた制度です。「多様な主体の連携」、「取組の重要性」、「取組の広報の効果」などの観点から総合的に判断し、連携事業として認定されるもの。
UNDB-Jの全体事務局は環境省が担当している。 - (注3) 認定NPO法人アサザ基金
http://www.asaza.jp/ - (注4) 白菊酒造株式会社
http://www.shiragiku-shuzou.co.jp/
本件に関するお客様からのお問い合わせ先
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E-Mail:sco@csr.jp.nec.com
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