NEC、タカラトミーに「NEC Cloud IaaS」を提供
~ グローバルビジネス強化に向け基幹システムを刷新 ~
2016年3月9日
日本電気株式会社
NECは、株式会社タカラトミー(本社:東京都葛飾区、代表取締役社長兼CEO: H.G.メイ、以下タカラトミー)に、販売システムの基盤として「NEC Cloud IaaS」(注)の仮想サーバ6台と、会計や物流システムなどの基盤サーバ約100台の運用環境としてハウジングサービスを提供します。本サービスの活用により、タカラトミーは、システム運用管理コストの20%削減を見込んでいます。またクラウドとハウジングの両サービスは共に安全・安心な「NEC神奈川データセンター」から提供されるため、従来のオンプレミス(自社拠点)環境と比べ、事業継続性を向上します。
今回のシステム移行により、タカラトミーはグローバルIT統合基盤の実現を加速していく計画です。
NECは社会ソリューション事業に注力しており、「NEC Cloud IaaS」を提供することで、業務の安全な利用、情報通信基盤の高度化に貢献していきます。
背景
従来、タカラトミーはアジア圏を中心に海外事業を手掛けてきましたが、さらなるグローバルでの事業展開を視野に入れて、事業を支えるIT基盤の導入を検討していました。また、基幹業務システムをオンプレミス環境で運用するなかで、事業継続性をより向上させるため、災害に備えた対策も併せて検討していました。
今回、NECはクラウド基盤サービスとハウジングサービスを提供することで、これらのニーズに応えています。
「NEC Cloud IaaS」とハウジングサービスの導入による効果
- 運用管理コストを削減
タカラトミーは、「NEC Cloud IaaS(HA)」とハウジングサービスの利用に併せて、これまでシステムごとに個別に構築していたバックアップ環境の統合や仮想環境におけるリソース割り当ての最適化などを実施することにより、システム運用管理コストの20%削減を見込んでいます。 - 事業継続性の向上に貢献
「NEC Cloud IaaS」とハウジングサービスは強固な地盤と堅牢な設備、高度なセキュリティ技術に支えられた「NEC神奈川データセンター」から提供されるため、従来のオンプレミス環境での運用と比べ、事業継続性の向上を実現しています。また今後、ハウジングサービスを提供しているシステムについても、段階的に「NEC Cloud IaaS」に移行する予定です。 - 販売システムへの負荷に応じて柔軟・迅速にリソース変更を実現
従来のオンプレミス環境では、システム負荷の増大に備えた十分なリソースを事前に用意したり、障害発生後に人手による拡張作業を実施する必要がありました。「NEC Cloud IaaS」ではサーバなどのリソース増減や使用率の管理などが可能なため、繁閑期に変動するシステムへの負荷に応じて柔軟・迅速にリソース変更できます。 - システム間での安全・高速なデータ連携を実現
今回、クラウド基盤サービスに移行した販売システムと、ハウジングサービスに移行した会計・物流などのシステム間で相互にリアルタイムなデータ連携が求められていました。NEC神奈川データセンターでは、両サービスがLAN接続されているためシステム間での安全・高速なデータ連携を容易に実現しています。
NECグループは、安全・安心・効率・公平という社会価値を創造する「社会ソリューション事業」をグローバルに推進しています。当社は、先進ICTや知見を融合し、人々がより明るく豊かに生きる、効率的で洗練された社会を実現していきます。
以上
クラウド基盤サービス「NEC Cloud IaaS」について
本件に関するお客様からのお問い合わせ先
NEC C&Cクラウド基盤戦略本部
TEL:03-3798-6529
NECは、社会ソリューション事業を推進する
ブランドメッセージ「Orchestrating a brighter world」のもと、
今後の世界の大きな変化(メガトレンド)に対応する
様々な課題解決や社会価値創造に貢献していきます。
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