NEC、マレー半島とボルネオ島を結ぶ光海底ケーブル「SKR1M」を受注
2015年9月3日
日本電気株式会社
NECは、マレーシア国内のマレー半島とボルネオ島を結ぶ大容量光海底ケーブル敷設プロジェクト「SKR1M(Sistem Kabel Rakyat 1 Malaysia)」を受注しました。本ケーブルの稼働開始は2017年半ばの予定です。
本ケーブルは、マレー半島とボルネオ島の6都市(注1)・5区間を結ぶ総延長距離約3,700kmの光海底ケーブルで、マレーシアの大手通信事業者Telekom Malaysia (テレコムマレーシア、注2、以下 TM)、TT dotCom (ティティドットコム、注3、以下 TTdC)並びにNECの間で建設請負契約を締結しました。また、本ケーブルは1波長あたり毎秒100キガビット(100Gbps)となる最新の光波長多重方式に対応しており、建設時の初期容量は毎秒4テラビット(4Tbps、注4)です。
NECは「社会ソリューション事業」に注力しており、今後も光海底ケーブルを含めた通信インフラ整備事業をグローバルに拡大することで、豊かな社会を支える情報基盤の確立に貢献していきます。
現在マレーシアでは、政府主導で国内情報網強化を推進しています。本ケーブルはその一環として建設されるものであり、マレーシアの情報化を加速させる通信基盤として期待されています。
NECは、過去40年以上にわたり海底ケーブルシステム事業を手掛ける海底ケーブルのトップベンダーで、地球5周分のべ20万kmを超える敷設実績があり、日本を含むアジア・太平洋地域で強みを有しています。また、陸上に設置する光伝送端局装置、光海底中継器や光海底ケーブルなどの製造、海洋調査とルート設計、光海底ケーブルシステムの据付・敷設工事、訓練から引渡試験まで、全てをシステムインテグレータとして提供しています。特に、深海8,000メートルの水圧に耐えられる光海底ケーブルは、日本で唯一製造可能なNECの子会社である株式会社OCC(注5)が担当しています。
NECはこのたびの契約について、これまでの納入実績に加え、最先端の技術力、およびプロジェクト遂行力が高く評価されたと考えています。
NECグループは、「2015中期経営計画」のもと、安全・安心・効率・公平という社会価値を提供する「社会ソリューション事業」をグローバルに推進しています。当社は、先進ICTや知見を融合し、人々がより明るく豊かに生きる、効率的で洗練された社会を実現していきます。
以上
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NEC 海洋システム事業部
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NECは、社会ソリューション事業を推進する
ブランドメッセージ「Orchestrating a brighter world」のもと、
今後の世界の大きな変化(メガトレンド)に対応する
様々な課題解決や社会価値創造に貢献していきます。
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