2014年度NECグループ環境経営進捗状況について
~ 「NEC環境アニュアルレポート2015」発行 ~
2015年7月14日
日本電気株式会社
NECは、2014年度のNECグループの環境活動実績をまとめた「NEC環境アニュアルレポート2015」を本日発行しました。
同レポートでは、2010年6月に発表した中長期の行動計画「NECグループ環境経営行動計画2017/2030」の進捗と、2014年7月に発表した気候変動対策への貢献を踏まえた新たな環境経営目標に関する2014年度の進捗状況について紹介しています。
I. 「NECグループ環境経営行動計画2017/2030」について
中期目標年度を「NECグループビジョン2017」と同じ2017年度、長期目標年度を2030年度とし、「低炭素」「生態系・生物多様性保全」「資源循環・省資源」の3つの視点で以下の目標を設定。
- 低炭素:社会全体のCO2削減にITソリューションで貢献
- 低炭素:製品のエネルギー効率の改善
- 生態系・生物多様性保全に向けた活動の強化
- 資源循環、省資源の推進
2014年度の進捗状況
以下の各重点目標について、2017年度の目標達成に向け順調に推移しております。
- 低炭素:社会全体のCO2削減にITソリューションで貢献
自らの生産やオフィスにおけるCO2排出の抑制に努めると同時に、ITソリューションの提供を通じて社会全体のCO2排出抑制に貢献する。
- 2014年度累計実績:1,171万トン削減(2017年度目標:1,500万トン)
- 低炭素:製品のエネルギー効率の改善
製品のエネルギー効率を更に高め、お客様の使用段階でのCO2発生を抑制。
- 2014年度実績:91%改善(2017年度目標:80%)
※ 2005年度製品比、全製品加重平均
- 2014年度実績:91%改善(2017年度目標:80%)
- 生態系・生物多様性保全に向けた活動の強化
「NECグループ生物多様性行動指針」に基づき活動内容の充実を図る。
- 2014年度実績:生態系・生物多様性保全に貢献する社会貢献活動に9,889人が参加(2017年度目標:12,000人)
- 資源循環、省資源の推進
NECの環境への貢献度の高い全てのプラスチック使用製品にバイオプラスチックを導入することで、石油資源の枯渇問題への対応に貢献する。
- 2014年度実績:2製品種への適用
(2017年度目標:全ての主要製品へのバイオプラスチック適用)
- 2014年度実績:2製品種への適用
II. 気候変動対策への貢献目標について
NECは、気候変動対策への貢献による社会価値を定量化し、2020年度にサプライチェーン全体のCO2総排出量に対して5倍のCO2削減貢献という新たな目標を策定し、気候変動の緩和と適応の両面で貢献を強化しております。
2014年度の進捗状況
- サプライチェーン全体での環境負荷(Scope1,2,3):950万t
- ITソリューションによる「緩和」への貢献:1,171万t
- ITソリューションによる「適応」への貢献(※):10万t
- 2014年度実績:1.2倍の貢献(2020年度目標:5倍の貢献)
((2)1,171万t+(3)10万t)÷(1)950万t で算出
- 2014年度実績:1.2倍の貢献(2020年度目標:5倍の貢献)
- ※(株)早稲田環境研究所と適応策の貢献量の定量評価手法を開発中。
(3)の数値は「浄水セット・逆浸透2型」の実績で試算
NECグループは、「2015中期経営計画」のもと、安全・安心・効率・公平という社会価値を提供する「社会ソリューション事業」をグローバルに推進しています。当社は、先進のICTや知見を融合し、人々がより明るく豊かに生きる、効率的で洗練された社会を実現していきます。
以上
NEC環境アニュアルレポート2015
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E-mail:info@eco.jp.nec.com
NECは、社会ソリューション事業を推進する
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