2015年2月3日
日本電気株式会社
NECは、輸送中貨物の現在ステータス(位置や在庫情報)の確認や物流オーダーの一元管理が可能なソフトウェア「Logistics Visualization System」を、本日からアジアを中心にグローバルで販売開始します。 本ソフトの出荷時期は2015年4月の予定です。NECは本ソフトを2018年度末までに10ヶ国20事業者以上への導入を目指します。
本ソフトは、物流に関わる各事業者(荷主、運送業者、通関業者など)が個別に付与する貨物の管理番号を相互に紐づける機能を持ち、どの管理番号で検索しても輸送中貨物の現在ステータスを即時に把握可能です。また、輸送オーダーの受付から在庫、請求・支払まで一元的に管理する機能も有しています。 これらにより、物流サービスの高品質化や業務効率化を実現し、物流・流通事業者などの事業拡大に貢献します。
NECは注力する「社会ソリューション事業」を通じて、今後も本ソフトをはじめとする物流関連ソリューションを強化することで、グローバルでの高効率な物流インフラの実現に貢献してまいります。 |
背景
昨今、急速な経済発展を遂げているアジア新興国への製造業・流通業の進出が拡大しています。これに伴い、サプライチェーンを支える物流インフラの整備が進められています。 現在、アジア圏の物流事業者の多くは、荷主から貨物の輸送状況に関する問い合わせを受けた際、社内の各部門や関連事業者へ直接確認しています。このため、荷主への回答に時間を要することや、問い合わせ対応工数の増大が課題となっています。
「Logistics Visualization System」について
「Logistics Visualization System」は、NECが2012年に提供開始した物流過程の見える化を支援するクラウドサービス「NeoSarf/Logistics」をベースにソフトウェアとして開発したものです。
本ソフトの導入により物流に関わる各事業者は、「INVOICE番号」や「オーダー番号」などで検索すると、貨物の現在ステータスを即時に把握可能となります。これにより、荷主からの問い合わせ対応の迅速化・効率化や、万一の輸送遅延への早急な対応を実現します。
また、各国の物流の発展に応じて、輸送オーダー受付、倉庫・コンテナ・在庫、請求・支払などを一元的に管理する機能や、関連事業者の入札、ルート・料金シミュレーション、スマートデバイス連携などの機能も付加することが可能で、物流サービスのさらなる高品質化や業務効率化を実現します。
なおNECは本ソフトを、2月10日(火)にインドネシア・ジャカルタにて開催する「NEC Innovative solutions fair 2015」で展示する予定です。
NECは、リテール・物流・製造などのエンタープライズ領域において、グローバルで提供するソリューションおよびサービス「NEC Global Enterprise Solutions」の拡充を進めています。「Logistics Visualization System」はその一つであり、今後も顧客の事業成長に貢献するソリューション・サービスを提供してまいります。
NECグループは、「2015中期経営計画」のもと、安全・安心・効率・公平という社会価値を提供する「社会ソリューション事業」をグローバルに推進しています。当社は、先進のICT技術や知見を融合し、人々がより明るく豊かに生きる、より効率的で洗練された社会を実現していきます。
以上
「Logistics Visualization System」に関する情報
本件に関するお客様からのお問い合わせ先
NEC 交通・物流ソリューション事業部
TEL:03-3456-4028