NEC、「信金バックオフィス･東北センター」を開設 ～ 東海地区に続き2拠点目、為替集中業務のアウトソージングに対応 ～

NECは、信用金庫向けの為替集中業務システムの運用業務を一括して請け負う、「信金バックオフィス･東北センター」（所在地:宮城県仙台市）を開設し、「為替集中業務BPOサービス」（BPO: Business Process Outsourcing、注1）の提供を開始しました。本センターは、2008年に開設した東海センター（注2）に続く2拠点目となります。 先行的に豊川信用金庫（本店:愛知県豊川市、理事長:半田富男）が、東北センターによるサービスを採用し、本年1月より利用を開始しました。豊川信用金庫は、本サービスを利用することで、為替事務にかかるコストの約10～20%の削減を見込むとともに、事務作業の正確性の向上を図ります。 「為替集中業務BPOサービス」は、窓口で個別振込、総合振込、給与振込など膨大な人手作業を要する各種為替事務処理を、専用のオペレータが行うものです。今回、サーバやPCなどの最新機器を導入し、効率的かつセキュアな業務運用を実現します。また、本サービスの利用により、為替事務処理業務にかかっていたリソースをコア業務へシフトすることが可能になります。 NECは社会ソリューション事業に注力しており、このたびのBPOサービスをはじめ、ビジネスインフラを支えるシステム･サービスの提供を通じて、全国の金融機関における顧客サービスの向上や業務効率化に貢献していきます。

背景

総合振込み･給与振込みなどの各種為替事務処理量は減少傾向にあるものの、比例して人手作業は無くならず、また繁閑の格差による金庫要員体制を確保することが難しくなってきています。そのため、各信用金庫では、これら事務作業にかかる手間やシステムメンテナンスコストの低減、柔軟な要員体制の確立が課題となっています。

NECは2008年に、ITベンダ―としては業界で初めて、東海地区に「信金バックオフィスセンター」を開設しました。東海センターの運用で培ったノウハウを東北センターにも適用し、さらにバックアップ機能を充実させて、顧客満足度の一層の向上を図ると共に、信用金庫の為替集中業務の運用コスト低減に貢献していきます。（注3）

NECグループは、「2015中期経営計画」のもと、安全･安心･効率･公平という社会価値を提供する「社会ソリューション事業」をグローバルに推進しています。当社は、先進のICT技術や知見を融合し、人々がより明るく豊かに生きる、効率的で洗練された社会を実現していきます。

「為替集中業務BPOサービス」の詳細については、別紙をご参照ください。


【別紙】 NEC為替集中業務BPOサービスのシステム概要