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2014年度「C&C賞」受賞者の決定について ~ 今日の社会に欠かせない情報セキュリティと移動通信システムの技術開発および普及促進に功績 ~

2014年10月17日
公益財団法人 NEC C&C財団




公益財団法人NEC C&C財団(理事長:佐々木元 NEC名誉顧問、所在地:東京都港区)は、本年度の「C&C賞」受賞者2グループ5名を決定しました。

「C&C賞」は、1985年に創設された賞で、情報処理技術、通信技術、電子デバイス技術、およびこれらの融合する技術分野の開拓または研究、あるいはこの分野の進歩がもたらす社会科学的研究活動に関し顕著な貢献のあった方に授与されるものです。「C&C賞」の受賞者には、賞状、賞牌および賞金(各グループ1,000万円)が贈られます。

本年度は、今日の社会に欠かせない、情報セキュリティおよび移動通信システム分野の技術開発と普及促進に功績のあった、2つのグループに決定しました。1つは、日本において情報セキュリティの重要性にいち早く着目し、暗号理論の先駆的な研究や人材育成に貢献のあった2名です。もう1つは、今日の携帯電話やスマートフォンの基盤となるデジタル移動通信システムの技術開発と標準化に重要な役割を果たした、欧州・北米・日本の各地域を代表する3名です。

表彰式典は、11月26日(水)午後3時00分からANAインターコンチネンタルホテル東京(東京都港区)において開催します。同式典では、贈呈式に引き続き、受賞者の記念講演が行われます。


辻井 重男 教授 今井 秀樹 博士
辻井 重男 教授 今井 秀樹 博士
ヤン・ウッデンフェルト 博士 アーウィン・マーク・ジェイコブス 博士 安達 文幸 教授
ヤン・ウッデンフェルト 博士 アーウィン・マーク・ジェイコブス 博士 安達 文幸 教授

2014年度「C&C賞」受賞者


■ グループA(2名)
  氏名 辻井 重男 教授
  現職 中央大学 研究開発機構 教授
    東京工業大学 名誉教授
    情報セキュリティ大学院大学名誉教授・初代学長
     
  氏名 今井 秀樹 博士
  現職 東京大学 名誉教授

業績

情報セキュリティ領域の先駆的研究と産学官コミュニティ構築による分野発展や人材育成に対する主導的貢献


受賞理由

インターネットや情報システムの急速な発展により、情報資産を多様な脅威から守る情報セキュリティの重要性は増大しています。しかしそれは単に技術の進歩や進化のみによって実現されるものではなく、人を介したその利用や活用、運用の高度化などを含む総合的な取組みが重要です。
辻井教授と今井博士は、同領域の重要性にいち早く気付き、ポスト量子計算機世代に向けた世界的にも先駆的な研究や暗号の多面的な応用の開拓者として知られています。また、産学官のコミュニティ構築や情報セキュリティ科学の振興や、ISOでの標準化活動などを通じて人材育成や研究領域の発展に総合的な貢献を果たしてきた国内の代表者でもあり、C&C賞の受賞者としてふさわしいと考えます。


■ グループB(3名)
  氏名 ヤン・ウッデンフェルト 博士
  現職 エリクソン、ソニー シニア・アドバイザー
     
  氏名 アーウィン・マーク・ジェイコブス 博士
  現職 クアルコム 創業者会長、名誉CEO
     
  氏名 安達 文幸 教授
  現職 東北大学 大学院工学研究科 通信工学専攻 教授


業績

デジタル移動通信システムの開発と実用化に関わる主導的・先導的貢献


受賞理由

移動通信サービスは、自動車電話などのアナログ方式による第1世代(1G)、デジタル方式によりシステムコストの低減と インターネットを利用した新たなサービスの導入を可能にし、利用者拡大を実現した第2世代(2G)、より高速でマルチメディア通信等の高度なデータ通信サービスを実現した第3世代(3G)へと進歩しました。このサービスは新興国等での通信利用へのニーズの拡大も加わり爆発的な普及を見せ、今日では世界的な社会インフラとして無くてはならないものとなっています。
ウッデンフェルト博士、ジェイコブス博士、安達教授は、今日の移動通信サービスの繁栄の基礎を築いた、デジタル移動通信システムの技術開発と標準化において、非常に重要な役割を果たしました。欧州・北米・日本の各地域の貢献者の代表として、またGSM、CDMA、W-CDMA等の各世代の技術開発とその普及に係る貢献者の代表として、顕著な功績と卓越したリーダーシップを示すとともに、各地域に限定されることなくグローバルな活躍をされていることは、C&C賞の受賞者としてふさわしいと考えます。


各受賞者の略歴および当財団の活動概要、表彰式典の概要については、別紙をご参照下さい。

【別紙1】 2014 年度C&C賞受賞者 業績と略歴
【別紙2】 公益財団法人NEC C&C財団の活動概要
【別紙3】 2014 年度C&C賞 表彰式典概要



以上



受賞式典への参加申し込み先


本件に関するお客様からのお問い合わせ先

公益財団法人NEC C&C財団 橋本
TEL:03-3457-7711
お問い合わせ



NECは、社会ソリューション事業を推進する企業としてのグローバルブランドを構築するため、
新ブランドメッセージ「Orchestrating a brighter world」を策定しました。
本ブランドメッセージのもと、世界の人々と協奏・共創しながら、社会の様々な課題解決に貢献していきます。 Orchestrating a brighter world 世界の想いを、未来へつなげる。


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