NECと米Cloudera、ビッグデータの分散処理基盤ソフトウェア「Apache Hadoop」について協業

日本電気株式会社（本社:東京都港区、代表取締役 執行役員社長:遠藤 信博、以下 NEC）とHadoopオープンソースコミュニティ（注1）への最大の開発貢献企業であるCloudera,Inc.（本社:米国パロアルト、CEO: Tom Reilly、以下 Cloudera）は、ビッグデータ活用における大規模分散処理基盤ソフトウェアの分野で協業に合意しました。

Clouderaは、大規模データを効率的に分散処理・管理するためのオープンソース・ミドルウェア「Apache Hadoop」（注2）のディストリビュータです。「Apache Hadoop」の効率的な導入と安定稼動を実現するためのHadoopディストリビューション「Cloudera Enterprise」を提供しています。同ディストリビューションは、「Apache Hadoop」の導入や運用を容易にするセットモデルで、必要な修正パッチの適用やソフトウェア間の相性について動作検証した「CDH(Cloudera’s Distribution including Apache Hadoop)」、管理ソフト「Cloudera　Manager」などのツール群、サポートサービスで構成されています。

このたびの協業で、NECは、サーバ、ソフトウェア、クラウドサービス、システムインテグレーション、トレーニングについて、Clouderaの提供する製品、サポート、プロフェッショナルサービスとの連携を実現し、ビッグデータ処理に最適な製品やサービスを開発し販売する予定です。
これによりユーザは、NECによるビッグデータを活用するシステム全体の設計・構築・運用・トレーニングや、Clouderaの専門技術者による「Apache Hadoop」に関する設計時のプロフェッショナルサポートや開発運用時の保守サポートまで、全てのフェーズで高度な支援を受けることが可能となります。

NECとClouderaは今後共同で、信頼性の高いHadoopディストリビューション、生産性の向上を目的とする製品やサービスを提供することで「Apache Hadoop」を用いた企業システムの活用を支援し、ビッグデータによる新たな価値創造に貢献していきます。