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NEC、「衛星インテグレーションセンター」が稼働 ~ 既存工場と合わせて最大8機の人工衛星の組み立てが可能 ~

2014年7月2日
日本電気株式会社



NECは、府中事業場(東京都府中市)の敷地内に建設していた、人工衛星の組み立てや評価・試験などを行う「衛星インテグレーションセンター」の稼働を開始しました。「衛星インテグレーションセンター」の稼働により、既存工場と合わせて最大8機の人工衛星を並行して組み立て可能となります。

「衛星インテグレーションセンター」は、高さ50m、フロア面積9,900m²で、大型スペースチャンバーや20mを超える室内高を有する大空間作業室(ハイベイ)を備えるなど、大型衛星に対応可能な構造です。さらに、震度6強の耐震性を有する堅牢な建屋です。
投資額は、建屋・設備を合わせて約96億円ですが、経済産業省のイノベーション拠点立地推進事業「先端技術実証・評価設備整備費等補助金」の採択事業(注1)となっており、NECの実質的な投資額は約76億円です。

NECは、日本の宇宙開発とともに培ってきた最先端の宇宙技術を基盤として、人と地球にやさしい情報社会の実現を目指します。


衛星インテグレーションセンター 大型スペースチャンバー
衛星インテグレーションセンター 大型スペースチャンバー


NECは、日本初の人工衛星「おおすみ」(1970年打上げ)をはじめ、小惑星イトカワからのサンプルリターンを達成した小惑星探査機「はやぶさ」や昨年9月にイプシロンロケットで打上げられた惑星分光観測衛星「ひさき」など、67機の人工衛星のインテグレーション(取りまとめ)を担当しています。

NECでは、相模原事業場(神奈川県相模原市)に展開する小型衛星組み立て工場に加えて、「衛星インテグレーションセンター」の稼働により、当社の衛星標準バス「NEXTARシリーズ」(注2)の自社一貫生産体制を整備し、環境監視・災害監視・測位などの衛星インフラ整備、アジアをはじめとする宇宙新興国の衛星需要などを積極的に取り込み、2020年度の宇宙関連事業規模1,000億円を目指します。

NECグループは、「2015中期経営計画」のもと、安全・安心・効率・公平という社会価値を提供する「社会ソリューション事業」をグローバルに推進しています。当社は、先進のICT技術や知見を融合し、人々がより明るく豊かに生きる、より効率的で洗練された社会を実現していきます。



以上



(注1) 2012年4月27日に「イノベーション拠点立地推進事業(企業等の実証・評価設備等の整備事業)」のうちの1件として採択。

(注2) NEXTAR:NEC Next Generation Star
NECの長年に亘る人工衛星バス機器開発のノウハウを元に、短期間に低コストで高機能な人工衛星を市場に提供可能とする標準衛星バス。SpaceWire規格を全面採用した搭載機器間通信やSpaceCube2による全搭載コンピュータの共通化等が特長。


NECの宇宙事業への取り組み

「宙(そら)への挑戦」
http://jpn.nec.com/ad/cosmos/
人と地球と豊かな未来のために~NECの宇宙ソリューション~
http://jpn.nec.com/ad/onlinetv/society/spacesolution.html


本件に関するお客様からのお問い合わせ先

NEC 宇宙・防衛事業推進本部 川内
TEL:042-333-5586



NECは、社会ソリューション事業を推進する企業としてのグローバルブランドを構築するため、
新ブランドメッセージ「Orchestrating a brighter world」を策定しました。
本ブランドメッセージのもと、世界の人々と協奏・共創しながら、社会の様々な課題解決に貢献していきます。 Orchestrating a brighter world 世界の想いを、未来へつなげる。


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