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NEC、センサシートを用いて人・モノの動きを正確に把握する、世界初のプレゼンスセンシングシステムを開発 ~ プライバシーの配慮と異変の早期発見を両立した見守りやセキュリティ環境を実現 ~

2013年11月11日
日本電気株式会社




NECは、弱い電波を利用した独自のシート型センサと独自の解析技術を組み合わせ、カメラを用いることなく、人・モノの形や動きを正確に把握するプレゼンスセンシングシステムを開発しました。
本システムにより、公共施設等でプライバシーへの配慮と異変の早期発見を両立した見守りを実現します。

あらゆる人が安全に安心して過ごせる社会が求められる中、様々な見守りやセキュリティ関連のサービスが導入されています。しかし、こうしたサービスの実施にあたっては、プライバシーの配慮やコストが課題となっています。

今回開発したシステムは、(1)フロア等に設置したシート表面から発する弱い電波を通じて足あと等の様子を捉えるシート型センサ、(2)センサで検知したデータから足裏の形状や向き・複数の足あとが動く方向などを把握する解析技術の組合せで構成します。

本システムにより、高齢者福祉施設や病院等のフロアで、高齢者や患者が人目のつかない所で倒れているなど異変の早期発見が可能になります。このほか、立入禁止エリアへの不審者侵入有無や侵入者の動線の把握、特定エリアの混雑状況の把握など、様々な用途に利用できます。

このたび開発したシステムの特長は、次のとおりです。

  1. 人・モノを正確を検出する独自のセンサシート
    表面から発する極めて弱い電波が人の歩行やモノの移動で変動する様子を捉える、薄さ数ミリのセンサシートを開発。重さや形状に関わらず物体を検出可能なため、車椅子、盲導犬、白杖等も検出できる。また、電波を用いた独自方式により、同等精度の既存センサを使用した場合と比較し、数十分の一のセンサコストで環境構築が可能。


  2. 足裏の形状や方向を正確に把握する解析技術
    センサから得られた情報を、NEC独自の画像認識技術を応用して足裏の精微な形状を再現。人の位置・向き、動きを捉えるとともに、一度に複数人の検出もできるため立入禁止エリアへの侵入者の動線把握や特定エリアの混雑状況の把握も可能。

NECは今後も研究開発を進め、本技術を用いたソリューションを2015年度までに実用化する予定です。

なお、本技術を、NECグループが開催する「C&Cユーザーフォーラム&iEXPO2013」(会期:11/14(木)~15(金)、会場:東京国際フォーラム(東京都千代田区)にて、展示する予定です。

【別紙】 プレゼンスセンシングシステムご紹介資料



以上


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NEC 研究企画本部 広報グループ
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