2013年7月1日
日本電気株式会社
アビームコンサルティング株式会社
NEC(
注1)とアビームコンサルティング(
注2)は、旭化成(
注3)が更なる事業の成長に向け取り組んでいるERPシステム統合プロジェクトの一環として、ERPシステムで扱う大量の業務データのリアルタイム分析・把握を実現する情報活用基盤を構築しました。
本システムは、独SAP AG社(以下 SAP社)のインメモリソフトウェア「SAP HANA」を活用して構築したものであり、同製品を採用した国内最大級の事例です。
旭化成はこれまで、時代のニーズに応えながら事業の多角化を図り、総合化学メーカーとして大きく成長してきました。また近年は、あらゆる局面においてグローバルレベルで起こる大きな変化に柔軟に対応すべく、事業領域の中で「選択」と「集中」を進めることでグループの経営資源を集中し、さらなる成長のための経営基盤強化を図ってきました。今回のERPシステム統合プロジェクトは、旭化成グループにおける組織変更への迅速かつ効率的な対応とシステムの保守・運用コスト削減を可能にし、これらを基盤として、グループ全体のタイムリーな情報把握による経営のスピードアップに貢献することを目指したものです。
このたび構築した情報活用基盤は、統合したERPシステムで扱う会計・生産・購買・販売・物流などの大量の業務データを、SAP HANAを活用して高速処理し、会社/事業/工程単位のコスト分析レポートなど業績管理・各種データ分析に必要な業務レポートや、利用者が分析軸を任意に設定したレポートをリアルタイムに提供します。これにより、分析・把握の迅速化を実現し、旭化成の競争力向上に貢献します。
このたびの受注は、NECとアビームコンサルティングの持つSAP社製品を活用した様々なプロジェクトの経験・実績や、プロジェクトマネジメント力、SAP社とのグローバルな協業関係に基づくSAP HANAへの総合的な技術対応力などが評価されたものです。
NECとアビームコンサルティングは本実績を活かして、今後もSAP HANAを活用した基幹システムにおける経営情報の活用基盤や、マーケティングなどを目的としたビッグデータ分析基盤の提案を強化し、企業の成長と業務効率化に貢献します。
NECとアビームコンサルティングは今後も、NECグループの強みであるビッグデータの収集・処理・分析技術を結集し、新たな価値を創造する製品・サービスを積極的に投入してまいります。
以上
(注1) 日本電気株式会社(本社:東京都港区、代表取締役執行役員社長:遠藤信博)
(注2) アビームコンサルティング株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:岩澤俊典)
(注3) 旭化成株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:藤原健嗣)
* アビーム、ABeam及びそのロゴは、アビームコンサルティング株式会社の日本その他の国における登録商標です。
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