2013年5月16日
日本電気株式会社
GXS株式会社
日本電気株式会社(
注1、以下NEC)とGXS株式会社(
注2、以下GXS)は、富士ゼロックス株式会社(
注3、以下富士ゼロックス)に、生産拠点から国内外の販売会社への輸送中製品の現在ステータス(位置や在庫情報)を効率的に確認できるクラウドサービスを提供しました。富士ゼロックスは、本年2月から中国/日本間の輸送品について本サービスの利用を開始し、このたび、中国/北米・欧州各国間での利用を開始しました。今後は、中国/アジア各国間へ展開予定です。
本サービスは、NECの物流統合クラウドサービス「NeoSarf/Logistics」とGXSのグローバル対応企業間データ連携クラウドサービス「GXS Managed Services」を組み合わせ提供しています。サービスの運用にあたっては、富士ゼロックスの貿易業務に関するノウハウが活用されています。
富士ゼロックスは、中国や日本国内でデジタル複合機やプリンタなどを生産、日本・アジアパシフィック各国で販売し、北米・欧州などに輸出しています。これまで、海外の販売会社等から多数の緊急な納期問合せに対して、工場や各輸送業者に都度確認し回答していました。また、海外の販売会社においては、万一の輸送遅延に備えて多めの在庫を確保していました。
今回、1,600社以上の輸送業者との接続実績のある企業間データ連携クラウドサービス「GXS Managed Services」を利用して収集した約40社の輸送業者の輸送ステータスを「NeoSarf/Logistics」のデータベースに登録し、物流に関わるどの部門(販売会社、需給部門、生産拠点など)の管理番号で検索しても、輸送中製品の現在ステータスを把握可能としました。これにより富士ゼロックスは、リードタイムが長い国際輸送においても、きめ細やかな管理ができるようになり、納期問合せへの回答の迅速化や、在庫の削減、洋上にある製品へのオーダー引当、さらには生産計画精度の向上など、需給コントロールの強化を実現します。
なお、富士ゼロックスは、文書の電子化から情報の共有、効果的な文書の活用など、文書管理の一元化を実現するドキュメント管理ソリューションを展開しています。インボイスやパッキングリスト(梱包明細書)など多くの帳票が必要となる貿易業務においても、多数の企業が本ソリューションを導入しています。
NECとGXSは、富士ゼロックスが本ソリューションで培った貿易業務のノウハウも活用し、このたびの輸送ステータスの可視化を実現しました。
ビジネスのグローバル化に伴い、物流のグローバル化が一段と進んでおり、輸送中のモノの流れをタイムリーに把握することが、適切な在庫管理や経営の効率化につながります。
NECは今回の実績を活かしながら、「NeoSarf/Logistics」により企業の物流業務の効率化や経営基盤の強化に貢献していきます。
GXSは世界で55万社以上の企業が利用する巨大なB2B ネットワーク基盤を活かし、迅速な企業間データ連携を通してグローバルビジネスを支援していきます。
富士ゼロックスが導入したサービスの概要図は
別紙をご参照ください。
【別紙】 サービスの概要図
以上
(注1) 所在地:東京都港区、代表取締役 執行役員社長 遠藤信博
(注2) 所在地:東京都港区、代表取締役社長 田中良幸
(注3) 所在地:東京都港区、代表取締役社長 山本忠人
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