2013年3月26日
日本電気株式会社
NECは、NTT西日本と共同で、北九州市の幼小中特別支援学校210校、教職員約6000人が利用する校務支援サービス基盤を構築しました。北九州市教育委員会は、2012年4月から順次サービスを利用開始しており、本年4月から全面稼働となります。
政府の学校ICT環境整備事業(2009年度)を受け、教職員への一人一台のPC端末の整備と校務の情報化が進みつつあります。北九州市では、紙で記録・管理していた文書の電子化により、児童・生徒の成績管理やワークフローによる承認などの校務の効率化、また、教職員が転勤の際にスムーズに転勤先の業務を習得できること、さらには、高いセキュリティレベルで情報を一元管理する必要性の観点から、校務のクラウドサービス利用を開始しました。
学校業務の中核である成績管理を電子化し、全校での一斉利用を開始した事例は、政令市において全国初となります。
NECは、校務支援パッケージソフトウェア「学びの扉 校務支援システム」を活用し、グループウェアや校務支援サービスをデータセンターからネットワークを通じて利用できる、北九州市教育委員会のプライベートクラウドを構築しました。また、運用・管理については新たに専用のサービスデスクを設け、学校現場での負担を軽減するとともに、高度なセキュリティ環境を用意し、校務の情報化の安心・安全な運用を実現しています。
北九州市教育委員会は、クラウドサービスによる校務の情報化により、業務の効率化を図り、教職員が児童・生徒と接する時間がより多く取れるようになりました。また、教育委員会と学校の文書連絡も効率化し、要報告事項の期日前回答率は以前の約70%から95%に向上しています。北九州市教育委員会は、学校教育の質の向上、学校経営の効率化と高度化、情報セキュリティの強化、保護者・地域への情報発信の促進による学校との連携強化等を目指します。
北九州市は、「北九州市環境モデル都市行動計画(北九州グリーンフロンティアプラン)」と称して、「世界の環境首都」を目指したまちづくりを行っており、本活動の一環で全ての学校に太陽電池パネルを設置しています。
NECは、学校の電力使用量の見える化や、地域SNSによる保護者も含めた情報共有、蓄電池の設置など、学校を災害時の防災拠点とする「スマートスクールプラン」を提案していきます。
NECは、これまで、広島市や大阪市など、大規模自治体(政令市、中核市、東京23区等)を中心に校務の情報化に貢献してきました。
NECは、引き続き北九州市において学習、日常生活、災害時に至るまで子どもたちを取り巻くあらゆる環境をICTで支援していくとともに、今回の実績をもとに、校務支援クラウドサービスを広く拡販していきます。
北九州市教育委員会の校務支援サービスの概要図は
別紙をご参照ください。
【別紙】 北九州市教育委員会の校務支援サービスの概要図
以上
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