2013年2月26日
日本電気株式会社
NECは、専門店向けのPOSパッケージソフトウェア「PC-POS MATE」について、タブレット端末でのPOS機能利用を実現するオプション機能を開発し、本日から販売開始します。出荷時期は、本年7月の予定です。
「PC-POS MATE」は、基本的な売上登録、返品処理など、POS機能の他、店舗管理や顧客管理など店舗運営に必要な機能を業務単位で利用できるソフトウェアです。
このたび、POS機能のオプションとして、タブレット端末でのPOS機能利用を実現しました。本オプション機能により、1台のPOS端末やPC端末を親機とし、タブレット端末を子機として売上登録などが可能となります。
例えば、タブレット端末に、バーコードスキャナやプリンタなどを無線接続させ、繁忙期にPOSレジを追加する"応援POS"や、精算の列が長い際に、事前に売上登録をしておく"前捌きPOS"として活用できます。
また、本機能は、ブラウザ型で提供するため、マルチデバイス、マルチOS対応を実現しています。さらに、タブレット端末に専用のソフトウェアをインストールする必要はなく、わずか5分程度の簡単な設定のみ(
注1)で、タブレット端末をPOS端末として利用できます。
このたび製品化したオプション機能の価格は、1ライセンス10万円(税別、
注2)です。
NECは、専門店を中心に販売し、今後3年間で5000ライセンスの販売を目指します。
このたびのオプション機能の特長は次のとおりです。
- 店舗にある1台のPOS端末や、PC端末を親機とし、タブレット端末を子機としてPOS機能の利用が可能。
- スキャナやプリンタなどを無線接続させ、繁忙期にPOSレジを追加する"応援POS"や、精算の列が長い際に、事前に売上登録をしておく"前捌きPOS"として活用可能。普段は接客や店舗管理等、他の業務で利用するタブレット端末をPOS端末として利用することができ、売場スペースが限られ、また繁忙時と平常時の売上の差が大きい専門店での顧客サービスの向上や精算業務の効率化に貢献。
- WEBアプリケーションのため、デバイスやOSを問わず利用可能(注3)。
- タブレット端末へのソフトウェアインストールは不要であり、バーコードスキャナやプリンタなど利用する周辺機器との接続作業を行ったあと、タブレット端末から特定のURLへアクセスするのみでPOS機能の利用が実現。
- 親機であるPOS端末と同様の一目でわかりやすいUIを採用することにより、端末による違和感も少なく直観的な操作が可能。アルバイトやパートでも少ない教育時間で利用が可能。
「PC-POS MATE」およびこのたびのオプション機能は、NECシステムテクノロジー株式会社が開発しています。
専門店においては、繁忙時と平常時の売上に大きく差があり、最適な台数のPOS端末の設置が課題となっている一方、POS端末を設置するスペースに限りがあり、効率的に使用できる機器が求められています。また、接客業務用にタブレット端末を導入するものの、POS端末との互換性がなく、利用できないケースもあり、NECは、こうしたニーズや課題に対し、本製品を提供し、より効率的な接客対応やタブレット端末の有効活用に貢献していきます。
なおNECは、「PC-POS MATE」を3月5日(火)~8日(金)に、東京ビッグサイトで開催されるリテールテックJAPAN 2013に出展します。
(
http://www.nec.co.jp/event/detail/retail/)
以上
(注1) 本製品が事前に親機に設定されている必要があります。またネットワークの状況など、環境によって設定時間は異なります。
(注2) オプション価格であり、別途、PC-POS MATEレジ機能が正常に動作する環境が必要です。1ライセンスで、1台の親機に対し、最大3台のタブレット端末を設定可能です。
(注3) ブラウザの種類やバージョン、画面解像度によっては、正常に表示されない場合があります。
※ 「PC-POS MATE」は、NECシステムテクノロジー株式会社の登録商標です。
「PC-POS MATE」に関する情報
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