NEC、横浜銀行のシンクライアントシステムを構築～ 3,500台の行内OA端末と750台のタブレット端末による利用 ～

1. 3500台の仮想PCにより、セキュリティを強化し運用管理業務を軽減
   
   • NECの仮想PC型シンクライアントシステム「VirtualPCCenter（TM）」を全店に導入。データを端末に保存しないため、高いセキュリティを確保するとともに、利用者のPCをそのままデータセンター内のサーバ上に仮想化することで、既存の業務アプリケーションにプログラム改修を加えることなく利用することが可能。
   • 1人で1台のPC環境を利用する「専用仮想PC方式」と、複数人で共通のPC環境を共同利用することでサーバリソースを節約できる「共用仮想PC方式」を併用。これにより、シンクライアント端末4000台に対し3500台の仮想PC数に集約し、投資コストを抑制。
   • VirtualPCCenter（TM）の運用管理機能により、OSのパッチ適用やセ キュリティソフトのアップデートなどのPC環境の運用管理負担低減とシステムの安定稼働を実現。
   • 従来のPCと比較し、端末の起動時間が短縮されるため、迅速な業務開始を実現。



2. 750台のタブレット端末を導入、渉外担当者の業務を効率化
   
   • 個人顧客向けに投資信託などの金融商品販売を行う渉外担当者にタブレット端末「VersaPro タイプVZ」を配布。タブレット端末は外部接続専用の仮想PCサーバへ接続しシンクライアント環境で使用することで、外出先でも安心・安全な業務システムの利用を実現。
   • 渉外担当者は、外出先から顧客情報の参照や業務システムの活用が可能。これにより、従来営業店に戻ってから作業していたシミュレーション作成などをその場で顧客に提示でき、提案力を強化するとともにサービスレベルを向上。
   • 業務システムの利用時には、利用ログがサーバ上に保存されるため、従来紙資料の持ち出し時に必要であった上司承認を省略し、業務を効率化。
   • タブレット端末と仮想PCサーバの画面転送プロトコルにICA（注）を採用。Citrix（R）社の XenDesktop（R）製品と組み合わせることで、狭帯域ネットワーク環境においても快適な操作性を実現。
   • 営業店では、タブレット端末をそのまま行内OA端末として利用。

(注) ICA：Independent Computing Architectureの略。Citrix社の画面転送プロトコル。
Citrix(R)、XenDesktop(R)、ICA(R)は、Citrix Systems, Inc.の米国あるいはその他の国における登録商標または商標です。
行内OA端末と仮想PCサーバの画面転送にもICAを使用しています。

製品に関する情報

仮想PC型シンクライアントシステム「VirtualPCCenter」
http://www.nec.co.jp/solution/clsol/thinclient/vpcc/
「VersaPro タイプVZ」
http://www.nec.co.jp/products/bizpc/versapro/vz/index.shtml

本件に関するお客様からのお問い合わせ先

第二金融ソリューション事業部
第一ソリューション部
TEL：03-5746-3880
E-Mail：webstaff@fsp.jp.nec.com