2012年10月18日
公益財団法人NEC C&C財団
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山田 宰 博士 |
黒田 徹 博士 |
高田 政幸 氏 |
小林 久志 教授 |
公益財団法人NEC C&C財団(理事長:佐々木元 NEC名誉顧問、所在地:東京都港区)は、本年度の「C&C賞」受賞者2グループ4名を決定しました。
「C&C賞」は、1985年に創設された賞で、情報処理技術、通信技術、電子デバイス技術、およびこれらの融合する技術分野の開拓または研究、あるいはこの分野の進歩がもたらす社会科学的研究活動に関し顕著な貢献のあった方に授与されるものです。「C&C賞」の受賞者には、賞状、賞牌ならびに賞金(各グループ1,000万円)が贈られます。
表彰式典は、11月28日(水)午後3時30分からANAインターコンチネンタルホテル東京(東京都港区)において開催します。同式典では、贈呈式に引き続き受賞者の記念講演が行われます。
2012年度「C&C賞」受賞者
■グループA(3名)
氏名 |
山田 宰 博士 |
現職 |
早稲田大学 理工学術院 客員教授 |
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氏名 |
黒田 徹 博士 |
現職 |
NHK 放送技術研究所 副所長 |
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氏名 |
高田 政幸 氏 |
現職 |
NHK 放送技術研究所 放送ネットワーク研究部 主任研究員 |
<業績>
地上デジタル放送伝送方式ISDB-Tの研究開発に関わる主導的貢献
<受賞理由>
地上デジタル放送は、高品位なテレビジョン映像に加えて、携帯端末でも映像が同時に受けられるワンセグ放送の利便性等から、国内で2003年に実用化されて以降、急速に普及が進みました。この技術は、周波数資源の有効利用、映像・音声の高品質化、データ放送などの新たなサービスの実現、携帯・移動受信端末へのサービス提供等を可能とするもので、2011年7月のアナログ停波に伴い、今や放送・通信分野における基幹技術として、国内のみならず世界各国で採用されています。
3氏は地上デジタル放送伝送方式に関する先駆的研究を進め、グローバルな地上デジタル放送方式のひとつとして、ISDB-T方式の開発、標準化そして普及において主導的役割を果たしたもので、「C&C賞」を授与するに相応しい業績と考えます。
■グループB(1名)
氏名 |
小林 久志 教授 |
現職 |
米国プリンストン大学 シャーマン・フェアチャイルド名誉教授 独立行政法人情報通信研究機構(NICT) 特級研究員 |
<業績>
情報記録の高密度化・高信頼化方式、ならびにコンピュータおよび通信ネットワーク・システムの性能評価のための解析的手法の発明、実用化に関する先駆的・指導的貢献
<受賞理由>
ハードディスク等の信号処理および復号方式であるPRML(Partial Response Maximum Likelihood)方式、ならびにコンピュータや通信ネットワークの性能評価の待ち行列による解析的手法は、現在のIT技術の進展に欠かせない技術として広く使われています。これらの方式の発明や手法の開拓は、最先端の理論を駆使した革新的な手法により実現されたものですが、中でも、小林教授はその主導的役割を果たしており、「C&C賞」を授与するに相応しい業績と考えます。
各受賞者の略歴および当財団の活動概要、表彰式典の概要については、別紙をご参照下さい。
【別紙1】 2012年度C&C賞受賞者 業績と略歴【別紙2】 公益財団法人NEC C&C財団の活動概要【別紙3】 2012年度C&C賞 表彰式典概要
以上
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