ネポン、NEC、ちば農業支援ネットワークがJAちばみどりの農家へ農業ICTクラウドサービスを提供～ JA富里市の農家への導入も推進 ～

ちばみどり農業協同組合様「事例」 http://www.nec.co.jp/library/jirei/ja-chibamidori/contents.html NEC Online TV 事例（社会篇） 農業ICTクラウドサービス http://www.nec.co.jp/ad/onlinetv/ja/society/agri_h.html

ネポン株式会社(以下、ネポン)および日本電気株式会社（以下、NEC）は、NPO法人・ちば農業支援ネットワーク（以下、ちば農業支援ネットワーク）とともに、ちばみどり農業協同組合（千葉県旭市、以下、JAちばみどり）の農家14戸に、農業の生産性向上や農作物の品質改善に貢献する農業ICTクラウドサービス（注1）を提供しました。今後、JAちばみどり管内での利用者拡大に加え、富里市農業協同組合（千葉県富里市、以下、JA富里市）の農家への導入も進めてまいります。

本サービスにより、JAちばみどりおよびJA富里市の導入農家では、ハウスでのキュウリ、トマト等の栽培において、センサで収集した温度・湿度・日照量・二酸化炭素量の情報をリアルタイムでモニタリングし、クラウドでデータ収集を行います。これにより、遠隔からスマートフォンやパソコンでハウス内の状況把握ができるようになります。
また、農産物の市況や生産マニュアルなどの情報も、クラウド内のサーバで一元管理しているため、随時参照することができます。
本サービスを導入した農家では、収集した情報を、各端末により手元で参照できるため、農産物の生産・管理にかかる工数削減が可能になるとともに、従来、経験や勘に頼っていた作業を数値で確認することで、生産工程の改善や、新しい農業手法への取り組みも可能になります。

これまでJAちばみどりおよびJA富里市、ネポンは、ちば農業支援ネットワークを中心に、総務省のICT絆プロジェクト事業『地域主導型ICT農業支援クラウドシステム事業』（平成22年度）を推進してきました。今回、JAちばみどりの農家に導入された農業ICTクラウドサービスは、本プロジェクト事業の取り組みを元にしたものです。また、JA富里市も同プロジェクト事業での取り組みを進めてきています。

温室用温風暖房機の国内トップメーカーであるネポンと、M2M技術を利用したソリューション「CONNEXIVE（コネクシブ）」を提供しているNECは、本年5月にセンサネットワークを利用して農地データの見える化を実現する「農業ICTクラウドサービス」の提供を開始しました。このたびの農家へのサービス提供は、両社のこれまでの取り組みが認められたものと考えています。

今後も、ネポン、NECは、JAを初め、農業資材メーカーや農業生産法人、農業団体、食品流通事業者など様々な事業者向けに、サービス提供を進めてまいります。

(注1) 「農業ICTクラウドサービス」：
以下の3つを含むクラウドサービス。

1. 園芸ハウス内の警報センサや環境センサの情報をリアルタイムでモニタリングし、クラウドでデータ収集を行うことで、遠隔からもハウス内の状況を把握
2. クラウド経由で園芸ハウス内の農業用設備を制御
3. 各種情報、メンバ内のコミュニケーション機能を、クラウドを通じて提供

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