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サーバ診断カルテ

サーバの稼働状況を診断し、運用管理をサポート

サーバ診断カルテサービスは、システム運用で発生する ”いつもと違う挙動” を可視化し、診断カルテとしてお客様に定期的に情報をご提供。機器の安定稼働を支援するサービスです。
見落としがちなOS更新プログラムの適用状態や、サーバの稼働状況に応じた総合診断コメントなどを簡単に確認でき、早期対策の実施やITシステムの運用管理にご活用いただけます。

  • サーバ診断カルテサービスは、ExpressSupportPack G4の登録もしくはNECとの保守契約を締結したお客様は、無償でご利用いただけます。
診断カルテイメージ

特長

  • 診断結果の総括コメント
    「診断コメント」を確認するだけで、サーバの健康状態を俯瞰的に把握することが可能。
  • リソース推移、稼働状況の可視化
    リソース推移や稼働状況を、診断コメントとグラフで表示。想定外の動きを発見しやすく、更に過去2か月分の使用傾向も表示が出来、稼働状況の比較分析が可能。
    また、システムに影響度の高いログをハードウェア、一部ソフトウェア*から抽出し、発生時刻と状態などの診断結果を一覧表示。
    *:対象ソフトウェアは、NECサポートポータルに掲載の「サーバ診断カルテ活用ガイド」をご参照ください。
  • 構成情報の一覧表示
    ハードウェア・ソフトウェアの構成情報、 OS更新プログラムの適用状況やソフトウェア/ファームウェアの前月とのバージョン比較も可能。

サーバ診断カルテ イメージ

【画像】診断コメントの表示zoom拡大する
機器の診断結果の概要を表示する「診断コメント」機能により機器の稼働状況を一目で確認可能。対処の必要性の有無の判断など運用管理の効率化を支援します。
【画像】稼働状況の詳細表示zoom拡大する
機器の状態をグラフ形式や表形式で表示し、稼働状況を月内の推移や過去月との比較を用いて詳細に分析が可能。分析作業の効率化を支援します。
【画像】構成情報の一覧表示zoom拡大する
構成情報を一覧で確認することが可能。先月のパッチ適用状況との比較も行うことができ、情報管理の工数削減を支援します。

仮想環境の稼働状況の確認

仮想化されたサーバ環境においては、ホストやゲストの両稼働状況をそれぞれ確認可能です。ホストのリソース不足、もしくはゲストの仮想リソース不足の特定など、システムにおけるボトルネック発見や改善に向けた支援をいたします。

稼働状況の表示例

ホスト側のサーバ診断カルテにホストOS上で稼働している仮想マシンを一覧表示します。また、仮想マシン毎に発行されるサーバ診断カルテより、仮想マシンの稼働状況をご確認いただけます。

バックアップジョブの状態確認

ジョブ実行結果をレポート上で確認可能です。
定期的に結果を確認することでジョブ未完了の早期発見につなげ、障害発生時にデータ復旧できないという困りごとを解決します。

実行結果の表示例

ジョブ名 開始時間 完了時間 経過時間 ステータス
バックアップ001 2020/11/26 02:00 2020/11/26 03:30 1時間30分 完了
バックアップ001 2020/11/27 02:00 2020/11/27 02:10 10分 失敗
バックアップ002 2020/11/27 09:00 2020/11/27 10:00 1時間 キャンセル
バックアップ001 2020/11/28 02:00 - - 未完了
  • 連携対象となるバックアップソフトウェアのインストールおよびWindows イベントログへの出力設定が必要となります。
    詳細は「サーバ診断カルテ活用ガイド(Windows環境)」をご参照ください。
  • Windows Server® 2022およびWindows® 11環境でご利用の場合は、本機能は注意事項となりご利用できません。

ファイル管理・検査状態の確認

NEC Information Assessment System(NIAS)が検査実施したサーバからファイル傾向(参照/更新/重複/所有者)をレポート上で表示、ファイルサーバ管理を支援します。

ファイルの参照傾向「詳細コメント:91日以上参照していないファイルが容量比24.3%、個数比26.6%を占めています」
ファイルの所有者傾向「詳細コメント:10ユーザーが容量比100.0%、個数比100.0%を占めています」
  • iStorage NSシリーズには、NIAS(機能制限版)がプリインストールされていますので、導入時からすぐにご利用いただけます。

活用ポイント

リソース等の状態遷移

不具合の兆候につながるいつもと違う挙動の発見を支援

インストール情報遷移

バージョン表示/比較で脆弱性対策を支援

コンポーネント稼働遷移

稼働状態表示で安定した稼働を支援

安定的なシステムの運用管理・対処工数の削減に

サービス内容および提供方法について

本サービスでは各機器の特性に応じて必要なログの採取/分析を行い、診断結果として提供いたします。
下記が主に取得可能な項目になります。

  • CPU使用率
  • メモリ使用率
  • ディスク使用率、I/O
  • ハードウェア構成情報
  • 温度
  • ネットワーク通信状況
  • ソフトウェア構成情報
  • 適用ドライバ情報
  • 更新プログラム情報
  • バックアップジョブ状態
  • ファイル管理・検査状態

サーバ診断カルテは毎月15日にNECサポートポータルにて掲載いたします。
必要に応じてダウンロードしてご使用ください。

  • ダウンロード可能期間は1年間となります。

サービス実施条件について

対象モデル

Express5800シリーズ

ラックサーバ:R110j-1、R110j-1M、R110k-1M、R110k-1M(2nd-Gen)、R120h-1E、 R120h-1M、R120h-2E、R120h-2M、R120i-1M、R120i-2M、R120j-1M、R120j-2M
タワーサーバ:T110j、T110j-S、T110i、T110i-S、 GT110j、T120h、T110k、T110k-S、T110k-M、T110k-M(2nd-Gen)
高可用性サーバ:R32Ba-E2

Windows対応版

対象OS(Windows Server®):
Windows Server® 2012 R2
Windows Server® 2016
Windows Server® 2019
Windows Server® 2022

VMware ESXi™対応版

対象ホストOS:
VMware ESXi™ 6.5
VMware ESXi™ 6.7
VMware ESXi™ 7.0
VMware ESXi™ 8.0

対象ゲストOS:
Windows Server® 2012 R2
Windows Server® 2016
Windows Server® 2019
Windows Server® 2022
Windows® 10
Windows® 11

iStorage NSシリーズ

タワー:NS100Ti、NS100Tj、NS100Tk、NS100Tm
ラック:NS300Ri、NS300Rj、NS300Rk、NS500Ri、NS500Rj、NS500Rk

対象OS:
Windows Server IoT 2016 for Storage
Windows Server IoT 2019 for Storage
Windows Server IoT 2022 for Storage

  • ExpressSupportPackG4もしくはNECとの保守契約の締結が必要になります。
  • OSの対応状況は対象サーバのOS対応状況に準じます。
  • VMware版はカルテの内容が異なります。
  • ゲストOS版はホストOS版と表示される項目が異なります。
    詳細は「サーバ診断カルテ活用ガイド(ESXi版環境)」をご参照ください。
  • Windows Server® 2022およびWindows® 11環境でご利用の場合には注意事項があります。
    詳細は「サーバ診断カルテ セットアップガイド」の「注意事項」をご参照ください。

サービス料金

ExpressSupportPackG4の購入、もしくはNECとの保守契約を締結されている場合、無償での提供となります。

サービス提供期間

対象機器の保守期間終了までとなります。

ご利用開始にあたっての手順

サーバ診断カルテサービスをご利用にあたり下記の作業が必要になります。

  • ExpressSupportPackG4の登録もしくはNECとの保守契約締結
  • ESMPRO®/ServerAgentService(Windows環境)もしくはESMPRO®/ServerManager(VMware環境)のインストール
  • エクスプレス通報サービスのHTTPS方式での開局
  • サーバ診断カルテモジュールのダウンロード/セットアップ

詳細なご利用開始手順およびサービス仕様書、診断カルテの活用ガイドに関しては以下をご参照ください。

ご留意条項

サーバ診断カルテサービスで収集した情報はカルテ提供に加え、サービスの提案や製品、サービスの改善及び研究開発のために活用されます。

関連リンク