近年、ICT部門の役割は年々変化しており、ITサービスの要求レベルの向上に加え、ビジネスへの直接貢献への期待も高まる中、運用管理の現場は従来の堅牢で高可用なシステムの維持や業務の効率化から、新しいビジネス価値の創造を求められております。
本研究会では、新技術／新サービスを念頭に、ICTシステム運用の現場が抱えている様々な課題を、参加メンバー様の立場から持ち寄ったノウハウ、経験を共有することで、新しい価値創造に向けたICT部門のあるべき姿を検討していきます。

参加メンバー様の意見、各社の事例、業界や世間の動向などを基に、幾つもの課題や旬なテーマを短期完結型で解決してきます。主な流れは次の通りです。

• 課題解決したい検討テーマを、参加メンバー様の希望から優先度を加味して選出
• NECから技術動向、関連基準、製品の紹介や、活用事例施設やショールームなどの見学
• 各社の事例や考え方、ノウハウを提供いただき、メンバー様間で共有
• 問題解決法を基にした意見交換から、真の問題点・課題を洗い出し、解決策を検討
• 解決策の検証を行いまとめ、発表

本研究会では、過去数年で次のようなテーマの解決に取り組みました。

• 運用自動化の現状と運用自動化によってもたらされるICT部門のビジネス価値について
• システム運用管理者とユーザとのコミュニケーションのあるべき姿の検討
• 安定運用と運用効率化を実現するための運用設計のあるべき姿の検討
• 障害対策（バックアップやクラスタリングなど）の最新技術調査
• 災害対策（計画停電や電力削減含む）の現実解の考察
• クラウドサービスや仮想化を活用した、効率化・コスト削減を実現する運用法