マーケットおよび開発体制のグローバル化の進行、メカ・エレ・ソフト融合による製品の複雑性の増大、事業の選択と集中など、製造業を取り巻く環境は大きく変化しています。製品開発においては、海外を含めた多様化するニーズへの対応、製品の企画力強化、設計・生産の現地化、開発から市場への投入までのトータルリードタイム短縮、環境等の各種規制への対応、知的財産の保護・強化などが重要となっています。

一方、モバイル端末、クラウド環境の急速な普及により、これらを活用した設計環境の提供についても検討が必要となっています。当研究会では"企業の競争力強化をサポートし、業務に貢献する設計環境・設計手法の提供を目標に、ICT活用のあるべき姿、PDM/PLMシステムの効果的な利用方法について検討します。

• 参加メンバー様の希望を基に研究テーマを選定し、研究・討議を中心に活動します。
  ご参考）平成25年度テーマ：3次元CADデータの活用について
• 主要研究テーマ以外に、「ミニディスカッション」を実施し、参加メンバー様の実務上の課題について、情報・意見交換を行います。
• Obbligatoに対する機能強化案をまとめ、製品へ反映します。
• 企業見学も年2回程度実施し「研究テーマ以外」でも各社の“気付き”に繋がる取組みを実施します。

• 製品開発におけるグローバルなコラボレーション環境の構築
• 3次元CADデータの管理とその有効的な活用方法
• スマートフォンやタブレットの設計業務での活用方法

• 次世代PDM/PLM（環境配慮設計・工程設計・保守BOM管理、社内SNS連携等）の検討
• SaaS型Obbligato の活用方法の検討
• Obbligatoへの機能強化要望と要件定義、プロトタイプでの実現検証
• Obbligatoの運用管理技術の研究

*実際のテーマは、メンバーの希望をふまえて決定します。