NEC C&CシステムSP研究会たより(H24.10.11)
発信元:NEC C&CシステムSP研究会 事務局

NEC SP研究会事務局の小川です。

金木犀の香りが真っ青な空にピッタリな秋になりました。
10月・11月といえばセミナー・展示会シーズンですね。
どちらのセミナー・展示会に参加するか予定は決まりましたでしょうか?

さて今年度最初のSP研究会、第130回研究会開催のご案内を致します。
またSP研究会会員でない方も出席可能ですので周りの方にも声をかけて皆様でご参加下さい。
NEC C&CシステムSP研究会
第130回研究会開催のご案内 in C&Cユーザーフォーラム&iEXPO2012

この度、11月8日(木)・9日(金)の間に開催されますC&Cユーザーフォーラム&iEXPO2012のワークショップの1つとして、NEC C&CシステムSP研究会を8日(木)に開催致します。 今回の「C&Cユーザーフォーラム&iEXPO2012」は、「人と地球にやさしい情報社会へ〜あらゆる情報を社会の力に〜」をテーマに開催いたします。

NEC C&CシステムSP研究会では、日本の温暖化予測研究の水準を大きく引き上げてきた地球シミュレータの成果と今後の期待について、(独)海洋研究開発機構 河宮未知生様より、ご講演頂きます。また、電子情報材料から人工衛星の熱保護膜にまで活用されているポリイミド樹脂の着色機構解明に関して、三井化学(株)中野隆志様よりご紹介いただきます。
NECからも現在開発に注力している次期ベクトル機を中心に「NECのHPCへのアプローチ」を事業部長の橋本より講演いたします。

お忙しい中とは存じますが、是非ともご出席を賜りますようご案内申し上げます。 

日程: 2012年11月8日(木)
講演: 13:30〜15:20
場所: 東京国際フォーラム (有楽町)
参加料: 無料
お申し込み方法: ホームページ「C&Cユーザーフォーラム&iEXPO2012」から
内容: 「3-D」SP研究会

13:30-14:15 講演1「地球シミュレータがもたらした温暖化予測シミュレーションの発展」
独)海洋研究開発機構 地球環境変動領域 地球温暖化予測研究プログラム チームリーダー河宮 未知生 様

2002年に登場した地球シミュレータは、日本の温暖化予測研究の水準を大きく引き上げました。
世界最高解像度の気候モデルによる、IPCC第4次報告書への貢献が初期の代表的な成果と言えるでしょう。その後は温暖化予測の主眼も、温暖化対策立案に活用できる情報の作成という側面に移行しています。2008年更新の2代目地球シミュレータは、こうした観点からも影響予測などの点で顕著な成果を挙げました。「温暖化リスク」の評価のため今後の課題も多く残されており、地球シミュレータへの期待は増しています。

14:15-15:00 講演2「ポリイミド材料の計算化学解析事例紹介」
三井化学(株)研究本部 マテリアルサイエンス研究所 主席研究員 中野隆志 様

ポリイミド樹脂は耐熱性や耐環境性に優れており、電子情報材料から人工衛星の熱保護膜まで様々な用途に用いられています。一般に全芳香族ポリイミドは黄色や褐色などに着色されていますが、ディスプレイや太陽電池部材に用途展開する場合、可視光透過性が本質的に重要になります。本講演では、電子状態解析と分子動力学法に基づく凝集構造解析を組合せて、透明ポリイミド開発に重要な着色機構を解明した事例を紹介します。

15:00-15:20 講演3「NECのHPCへのアプローチ」
NEC HPC事業部 事業部長 橋本 ユキ子

NECでは、お客さまの研究開発業務やアプリケーションの特性に応じて、最適なプラットフォーム・ソリューションを提案しています。市場ニーズにマッチした製品の開発・提供を継続するとともに、将来を見据えたスパコン技術についても、国策研究プロジェクトなどを通して推進しています。講演では、特に現在開発に注力している次期ベクトル機を中心に、当社のアプローチについてご紹介します。


NEC C&Cシステム SP研究会事務局 白岩、小川
E-mail:spk@nua.jp.nec.com
TEL: 042-333-6391 FAX:042-333-6382
*配信停止、送信アドレス変更は上記事務局宛にご連絡ください。
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