関東NEC C&Cシステムユーザー会

会合 2019年度

女性セミナー(講演会) 会合報告

講演Ⅱ 「世界に通用する自分をつくる」 15:00~16:30

  • 講師略歴

    株式会社マザーハウス代表取締役 兼 チーフデザイナー
    山口 絵理子 氏

    <講師プロフィール>
    1981年埼玉県生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業。
    ワシントンの国際機関でのインターンを経てバングラデシュBRAC大学院開発学部修士課程入学。現地での2年間の滞在中、日本大手商社のダッカ事務所にて研修生を勤めながら夜間の大学院に通う。
    2年後帰国し「途上国から世界に通用するブランドをつくる」をミッションとして株式会社マザーハウスを設立。
    現在バングラデシュ、ネパール、インドネシア、スリランカ、インドの自社工場・提携工房でジュート(麻)やレザーのバッグ、ストール、ジュエリー、アパレルのデザイン・生産を行う。日本国内30店舗、そして台湾4店舗、香港2店舗で販売を展開(2018年11月時点)。
    Young Global Leader (YGL) 2008選出。ハーバードビジネススクールクラブ・オブ・ジャパン アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー2012受賞。

  • 講演概要

    24歳のときに、「途上国から世界に通用するブランドをつくる」をミッションとして株式会社「Mother House」を設立しました。今では、バングラデシュなど自社工場を4か国にもち、日本・台湾・香港の店舗で販売を展開しています。
    どうやって世界に通用する自分をつくったのかについてお話しします。

  • ポイント①

    チームをまとめる上では「動機」(なぜそれをしたか?)が砦となる。
    それを自分の言葉で伝えられる人をマネージャーとして選んできた。
    採用で大切にしていることは、哲学の理解と共感である。

  • ポイント②

    自社の店舗を持つことが重要である。
    店舗は商品力強化のスポットである。
    最初は月に数人のお客様だったが、お客様から直接コメントをもらい、反映していくことで徐々に付加価値のある商品を生み出せるようになった。
    そのため、今でも店舗に行くようにしている。

  • ポイント③

    現地法人をつくり、0から自社工場を作った。
    いい人材に教育するためにはスムーズにいっても3年はかかる。
    現地法人の人材育成では、技術を必要とされている、機械の代わりのコマではない、主体的に作りたいと思ってもらうことが重要である。そのために以下を意識することで、少しずつ信頼関係を築いていくようにしている。

    • 現地語を使う。
    • 相手のプライドを尊重する。
    • 技術を教えてもらいながら、コミュニケーションをはかる。
    • 自分のことを語ることよりもヒアリングを優先する。
  • ポイント④

    業界の性質かもしれないが、ヒット商品はマーケットリサーチからはうまれない。
    ロジックではなく主観・感性を大事にし、何か違うと感じ取れる、感性の高い人が経営にいるとよい。