関東NEC C&Cシステムユーザー会

会合 2019年度

女性セミナー(講演会) 会合報告

講演Ⅰ 「“運”を科学する~運がいい人の行動パターン~」 13:00~14:30

  • 講師略歴

    脳科学者 東日本国際大学教授
    中野 信子 氏

    <講師プロフィール>
    1998年 東京大学工学部応用化学科卒業
    2008年 東京大学大学院医学系研究科脳神経医学専攻博士課程修了
    2008年 フランス国立研究所にて博士研究員として勤務
    2010年 帰国。研究・執筆を中心に活動
    2013年 東日本国際大学客員教授、横浜市立大学客員准教授に就任
    2015年 東日本国際大学教授に就任
    現在、脳や心理学をテーマに研究や執筆の活動を精力的に行っている。科学の視点から人間社会で起こりうる現象及び人物を読み解く語り口に定評あり。

  • 講演概要

    「運がいい人」とそうではない人の違いはなんでしょうか?
    運を良くすることは「よりよく生きること」に繋がります。
    脳科学のアプローチから「運がいい人」に共通する行動パターン、考え方、物事のとらえ方など
    「運」を引き寄せる秘訣をお話しします。

  • ポイント①

    運というのは皆に平等に降っていて、チャンスは平等にある。
    性格を現す特性5因子といわれる「外向性、開放性、誠実性、協調性、神経症傾向」の中で、
    自分で運がいいと思っている人は外向性と開放性のスコアが高いと実験で分かっている。
    こうした人たちが新しい物事に挑戦したり、自らチャンスをつかみやすい。

    外向性:広い視点を持つ・外の情報に気がつきやすい
    開放性:未知のものに興味を持つ・好奇心が強い

  • ポイント②

    安心感や幸福感の源になる脳内物質のセロトニンは、男性より女性の方が少ない。
    セロトニンが不足すると、不安傾向が高くなったり、うつ病になりやすいといわれている。
    セロトニンを増やしてあげると、改善につながる可能性がある。
    セロトニンの原料のトリプトファンを含む食べ物は、
    かつお、くろまぐろ、さんま、チーズ、落花生、パスタ、ごまなどである。

  • ポイント③

    みんなが協力して犠牲を払っているのに、一人だけルールを守らず利益を手にする人がいると、
    その他のみんながルールを守らなくなり、その集団は崩壊してしまう。
    このリスクを避けるために、その一人を排除する。その時に、サンクション(制裁行動)が起きる。
    なるべくサンクションを受けないように、目立たないように振る舞って、
    自分の利益はほどほどにするのが一番いい戦略であるが、幸福度は低い。