| 概要
サーバ間転送でクライアント・コントロールパネル2(以下CCP2)の使用済みファイルの再使用を実行することによって二重転送拒否が発生し、ファイルロストする可能性がある。
詳細
この現象は、以下の状況で発生します。
- 送信側がNISMAIL/NT及びNISMAIL/UXで Version 4.0 Release 2.8 以降最新版まで
- 受信側がNISMAIL/NT及びNISMAIL/UXで Version 4.0 Release 1.0~Version 4.0 Release 2.0
- 送信側・受信側でSEQNOが同じ
- CCP2を使用して使用済みファイルの再使用を実行する
原因はNISMAIL/NT及びNISMAIL/UXの Version 4.0 Release 2.1で修正されている不具合で、SEQNOの二重転送チェック機能に誤りがあることによります。
CCP2からの使用済みファイルの再使用を実行すると転送の管理番号であるSEQNOがカウントアップされます。
このカウントアップは過去のジョブの再実行であっても、最新のSEQNOがカウントアップされます。
二重転送チェック機能において、受信側で転送終了時に送信側から受け取ったSNOを保持するところを、受信側のSNOを保持しているために二重転送チェックの対象となります。
以下の表を参照下さい。
動作
| 送信側SEQNO |
受信側SEQNO |
二重転送確認用SEQNO |
備考 |
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30 |
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転送正常終了 |
| 31 |
31 |
31 |
転送正常終了 |
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使用済みファイルの再使用 SEQNOカウントアップ |
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33 |
33 |
転送正常終了 |
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/ |
送信側SEQNOと前回の転送で保存した二重転送確認用SEQNOが等しいため、二重転送と判断して受信拒否 |
二重転送が発生したときの送信側の動作はVersion 4.0 Release 2.8以降は、そのSEQNOの転送は正常終了したと判断して転送ステータスを正常終了とし、転送ファイルを破棄します。
Version 4.0 Release 2.7以前の場合は転送ステータスが転送異常となり、オペレーションを行うまで転送が滞留します。
二重転送が発生したときの動作は、上記のようにVersion 4.0 Release 2.8で仕様変更がはいっております。
文頭の発生条件を満たした場合に、CCP2の使用済みファイルの再使用から数えて、二回目のファイル転送でファイルロストが発生します。
本現象はサーバ間転送でのみ発生します。 対ACOS-4転送、対クライアント対向転送では発生しません。
対策
受信側の不具合はNISMAIL Version 4.0 Release 2.1で修正されておりますので、受信側のNISMAILのバージョンアップか、サービスパックの適用で回避できます。
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