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医療法人賀新会 玉島第一病院様

医療法人賀新会 玉島第一病院様医療法人賀新会 玉島第一病院様

小規模病院向けSaaS型電子カルテサービスを導入
自己導入型に比較してトータルコストを削減しつつ
診療・オーダリング・看護支援などの業務を効率化

業種:
  • 医療・ヘルスケア
業務:
  • 共通業務
製品:
  • その他
ソリューション・サービス:
  • クラウド

事例の概要

2010年2月の厚生労働省の通知により、医療機関は診療データを院外のデータセンターに保存することが可能になりました。岡山県倉敷市にある玉島第一病院様(病床数77床)は、NECの小規模病院向けSaaS型電子カルテサービス 『MegaOakSR(メガオークエスアール) for SaaS』を導入し、2011年4月から運用を開始。電子カルテ・オーダリング・看護支援などの機能をネットワーク経由で利用し、診療データを堅牢なNECのデータセンターで保存しています。
SaaS型電子カルテサービスを利用することで、従来の自己導入型の電子カルテシステム導入に比べて、大幅なトータルコスト削減を実現し、診療・オーダリング・看護支援などの業務の電子化と効率化を達成することができました。

導入背景・課題

  • 診療・オーダリング・看護支援など、業務の効率化と安全性の向上を目指した。
  • 従来の自己導入型の電子カルテシステムは、コスト面での負担が大きく導入が困難だった。
  • 院内に自己導入型のサーバ設置場所もなく、システムを担当する人材もいなかった。

導入成果

自己導入型の電子カルテシステムに比べて、低コストで診療・オーダリング・看護支援の電子化を実現。

各種ガイドラインに準拠した高度なセキュリティにより、診療データの安全性を確保。

病院内に電子カルテの運用要員、システムメンテナンス要員が不要。

NECの提案

  • 小規模病院向けSaaS型電子カルテサービス『MegaOakSR for SaaS』の導入を提案。

本事例に関するお問い合わせはこちらから

事例の詳細

医療法人賀新会
理事
玉島第一病院
副院長
西山 武 氏

小規模病院に電子カルテが広まるきっかけに、このSaaS型電子カルテサービスがなればいいですね。ご興味のある医療機関の方はぜひ見学に来てください。

導入の背景

自己導入型の電子カルテシステムはコスト・サーバ設置場所・メンテナンス・人材などの課題があり導入は難しかった

岡山県倉敷市にある玉島第一病院様は、病床数77床の小規模病院です。昨今、小規模病院において、業務効率化・安全性向上・地域医療連携などの観点から、紙カルテを電子化したいというニーズが高まっています。しかし、全国に約3200あるとされる100床未満の小規模病院のうち、院内にサーバを持って管理する、自己導入型の電子カルテシステムを導入している病院の割合はわずか7.7%です。玉島第一病院様も、開院以来、紙カルテを利用してきました。自己導入型の電子カルテが小規模病院に普及しない理由を、副院長の西山 武氏は自院の状況と重ねて説明します。

「最大の理由はコスト面。導入コスト、メンテナンス、アップデートにかなりの費用がかかります。サーバが故障した際の修理代も、かなりの費用になるでしょう。さらには、システム更新でもかなりの費用がかかります。また、サーバを冷却するためのクーラーの電気代だけでも、年間数百万円かかると言われていますし、サーバを設置するための専用の部屋も必要になります。さらに、電子カルテシステムの運用、システムメンテナンス、法改正への対応など、IT担当の要員も必要ですが、小規模病院にはそうした人材もいません。こうした課題から、小規模病院では自己導入型の電子カルテシステムは、導入が困難なところがほとんどだと思います。私も当初、玉島第一病院への導入は、現実的でないと思い諦めていました。」

導入の経緯

ベンダー3社のシステムの中から各部署のスタッフによるアンケートで採用を決定

西山氏は、香川県立中央病院整形外科、高知医療センターなどを経て、岡山大学病院に勤務。2011年4月に玉島第一病院様に副院長として戻ることになっていました。

「病院は医師だけではなく、いろいろな人がかかわることが多くなっています。紙のカルテだと、誰かがカルテを使用している間は、他の人は見ることができない。医師の書いた字が、ほかの医師や看護師、事務のスタッフが読みづらいという問題などもあります。また、特にうちの病院は長期入院患者も多く、紙のカルテだと5年以上前の情報がなかなか探し出せない。情報の共有化や蓄積が難しいのです。それに、薬剤管理システムや看護支援システムについては、うちの病院くらいの規模がある場合、入れていかないと難しい時代だと思っていました。」

2010年8月、西山氏は医師会の会合後のセミナーで、NECの小規模病院向けSaaS型電子カルテサービス『MegaOakSR for SaaS』を知りました。

「説明を受けて、小規模病院が抱える電子化への課題、特に先に述べたようなコスト面での課題をクリアできていると思いました。『MegaOakSR for SaaS』を知り、2011年の4月に玉島第一病院に戻る前に、まずは電子カルテ化の準備をしておこうという気持ちを固めました。」

玉島第一病院様は、2010年9月にベンダー3社から各システムのプレゼンを受けました。各システムを院内で1週間モニターして検討。モニターしてもらった医師・看護師・薬剤師・医療事務担当者など約50人のメンバーからアンケートを取り、各システムの評価を集計。最終的に『MegaOakSR for SaaS』の採用を決定しました。こうして玉島第一病院様は、『MegaOakSR for SaaS』のファーストユーザーになりました。西山氏は、選定理由を次のように述べます。

「NEC以外のベンダーはSaaS型ではありませんでしたが、類似の院外サーバ型システムでしたのでプレゼンをお願いしました。最終的に『MegaOakSR for SaaS』を選定した理由は、他社のシステムと比べたときの“使いやすさ”です。アンケートしたメンバーから見ると、SaaS型かどうか以前に、使いやすさがいちばんの評価基準となりました。医療事務システムを替えなければいけないので、使いやすさは大きなポイントでした。あとはNECが提携しているOEC(株式会社岡山情報処理センター)が、導入サポートをしてくれたことも大きな理由です。モニター期間中も、他社は電話相談での対応でしたが、OECは何かあればすぐ来てくれました。導入後も数ヵ月はそうしたサポートをしてくれるということで、安心感がありました。そして何より、NECという企業そのものを信頼していましたから、ファーストユーザーという心配はまったくありませんでした。」

導入作業は、2010年11月にスタートし、操作教育も含めて4ヵ月で作業は完了。玉島第一病院様は、医師・看護師・薬剤師・医療事務担当者の代表者約10名からなる「電子カルテ導入委員会」を作り、週1回会議を実施。OECの協力を得て運用方法を決めていきました。また、導入後もスタッフが独自に勉強会を開くなど、電子カルテシステムの運用に全スタッフが非常に積極的です。

「4ヵ月で導入できるとは思っていませんでした。自己導入型より短期間で導入できるのもSaaS型のメリットですね。」

システム概要

SaaS型電子カルテサービスは、厚生労働省標準規格に対応

小規模病院向けSaaS型電子カルテサービス『MegaOakSR for SaaS』利用イメージ
  • 医療情報システムの安全管理に関するガイドライン第4.1版(平成22年2月厚生労働省)記載の接続方法を採用

『MegaOakSR for SaaS』は、100床未満の病院向けに、診療データをNECのデータセンターで管理し、電子カルテ・オーダリング・看護支援の主要な機能を提供するサービスです。

また、厚生労働省標準規格である医薬品HOTコードマスタ、ICD10対応標準病名マスタに対応しています。データセンター、サービスの運用、セキュリティに関しては、経済産業省、総務省、厚生労働省のASP・SaaSガイドラインに準拠。病院とデータセンター間の接続は、高度なセキュリティのIP-VPN(IPSec+IKE)で接続されます。

玉島第一病院様は、端末42台、プリンタ26台を設置。2011年4月から医療法人スタッフ約100名が、『MegaOakSR for SaaS』を利用しています。

導入の成果と今後の展望

自己導入型と比較しシステムにかかるコスト(TCO)を大幅に削減

玉島第一病院様では『MegaOakSR for SaaS』の導入により、診療データをNECのデータセンターに保管することで、安全性を確保しながら電子カルテの利用が可能となりました。院内にサーバがないので電子カルテの運用要員も不要です。玉島第一病院様は、自己導入型と比較して、システムにかかるコスト(TCO)を大幅に削減しました。

「まだ紙のカルテと併用していますが、『MegaOakSR for SaaS』を使用してから、診察がよりスムーズにできるようになりました。レントゲンやCT、MRIの診療データもすぐ表示して患者さんと共有できますし、次回の予約なども簡単にできます。患者さんにとってもメリットがあると思います。また、電子カルテ導入以降、『診療データをきっちり管理している、しっかりとした病院だというイメージが高くなった』という、患者さんの声もいただいています。オーダリングに関しては、薬の処方に想像以上に役立ちました。併用注意が出ますし、数ヵ月前に出した薬を処方する場合もコピーひとつでできます。以前は、そうした薬を探す手間も大変でした。他の先生のカルテの字が読みづらいということもなくなり、いろいろな面で楽になりました。看護支援システムも、使い勝手が非常に良くて、大正解でした。また、法改正があった場合も、アップデートはNECが行ってくれますので、常に最新のシステムが使えます。これもメリットです。」と、西山氏は導入効果を述べます。

また副次的な効果として、「SaaS導入にあたって、NEC,OECといっしょに病院内の業務を客観的に見直したことにより、業務の偏りなどが見える化でき、各スタッフの業務を再評価できたことも成果のひとつです」と付け加えます。

そのほか、災害対策にもSaaS型は有効だと言います。

「洪水や自然災害等を考えると、NECの堅牢なデータセンターで診療データを管理してもらったほうが安心ですし、トラブルがあったときも病院だと専門家がいませんが、データセンターなら安心です。」

最後に西山氏は、SaaS型電子カルテの展望を次のように語ります。

「小規模病院にも電子カルテがどんどん普及してほしい。そして、最終的に各病院の電子カルテが連携できればいい。各病院で情報共有ができれば医療が変わります。現在は急患の場合でも、病歴や薬の情報など連携が難しいのですが、地域の基幹病院と小規模病院が同じツールや患者IDで、情報がスムーズに伝達できるようになれば、地域医療連携もしやすくなります。」

NECは今後、小規模病院向けSaaS型電子カルテサービス『MegaOakSR for SaaS』を販売パートナーとともに積極的に拡販し、2013年度までに500医療機関への導入を目指します。

お客様プロフィール

医療法人賀新会 玉島第一病院

住所 岡山県倉敷市玉島1334-1
設立 1973年4月
院長 西山 剛史
診療科 整形外科・内科・脳神経外科・外科・泌尿器科・歯科
従業員数 医療法人約100名
病床数 一般77床
主な事業 病院・老人保健施設・グループホームの運営
URL new windowhttp://www.newelder.jp/


導入製品・ソリューション

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(2011年9月27日)

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