NEC発見チャンネル! MiTA TV
海水や川の水を浄化して飲み水にできる! 陸上自衛隊向け「浄水セット、逆浸透2型」
2014年7月7日
マイナス30℃から60℃まで、過酷な環境でも浄水できる耐環境性
- 三田トラックで行けないところでの飲み水の確保はどうするのでしょう?
- 松上トラックで行けない場所の場合は、大型輸送機に積んで輸送します。大型輸送が着陸できない場合は、「浄水セット、逆浸透2型」を分割し、ヘリコプターで吊って輸送することもあります。つまり、トラックがなくても運用できるように考えられているわけですね。
大型輸送機で運んだり、分割してヘリコプターで輸送することも可能
- 三田なるほど。でも、冬の北海道みたいにすごく寒いところや、砂漠みたいに暑いところなどで使うこともあると思うのですが、それは大丈夫なんですか?
- 松上いい質問ですね(笑)。自衛隊は世界中の様々な地域で国際貢献活動や災害の復旧作業を行います。ですから寒冷地や砂漠のような厳しい環境下でも稼働する耐環境性が求められるのですね。そのため、いろいろな実証実験をしました。
- 三田例えば、どんな実証実験をしたんですか?
- 松上例えば、マイナス30℃の環境にした特殊な部屋にトラックごと入れて一晩放置し、次の日に動くかどうかチェックしました。
- 三田マイナス30℃の部屋に一晩! それで動いたんですか?
- 松上はい。発電機はもちろん、計器や制御盤がマイナス30℃で壊れないかなどをチェックして、無事に稼働しました。ちなみに寒冷地では何が大事かというと、水抜きが素早くできることです。浄水してそのまま放置すると水が全部凍ってしまいます。装置の中には凍ってはいけないものもありますし、できるだけ早く撤収しないといけませんから、短い時間で可能な限りの水を抜くわけです。そこでわたしたちは水抜きの穴の配置を考えたり圧縮エアーを使ったりと、様々な工夫をしたんですね。
- 三田高い気温はどれくらいまで大丈夫なのでしょう?
- 松上外気温が60℃の状態まで稼働することが実証試験で分かっています。
- 三田すごい! いろいろお話を聞くと、自衛隊さんが求める条件を満たすのは、やっぱりすごく大変みたいですね。
- 松上海水や川の水を浄化できるだけでなく、過酷なところに行ったり、急に撤収したりといった特殊な条件に合うものにしないといけませんから、やはり大変です。でも、浄水性能だけでなく、現場での稼働性や運用面での適合性も評価され、今回の納品につながったのだと自負しています。
- 三田なんだか頭の下がる思いです…。自衛隊以外にも、発展途上国や飲み水の需要が高い新興国などに提供すると喜ばれそうですね。
- 松上自衛隊に納品した「浄水セット、逆浸透2型」をそのまま提供することはできませんが、ニーズがあれば民間向けに仕様を合わせて、提供させてもらえればと考えています。
- 三田せっかくの浄水装置ですから、国内外問わずいろいろところで使われることを願っています! 本日はお忙しいところありがとうございました。
- 松上こちらこそ、聞いていただきうれしかったです。ありがとうございました。

まとめ
今回は、NECファシリティーズが陸上自衛隊に納品した新型浄水セットについてお話を伺いました。海水や川の水を浄化して飲み水にできることにもびっくりしましたが、NECの半導体製造で培った技術が生かされているなど、興味深いお話をたくさん聞くことができました。万が一災害が起きたときにも飲み水を確保できると安心感が違います。お話を聞いて、とても頼もしく思いました。では次回の『MiTA TV』でお会いしましょう!
(2014年7月7日公開)
ページ共通メニューここまで。