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仮想化システムをアップデート。VMwareソリューションが導く、
次世代ビジネスに必要なITシステム環境とは?

導入・運用の視点から迫る「HCIの今、HCIの進化」インタビュー特集記事

仮想化市場において世界一のシェアを占める豊富な製品やサービスを開発・販売しており、ソフトウェアベンダーとしても世界有数の売上高を誇るVMware社。NECのHyper Converged System(HCS)も、さまざまなVMware製品に支えられている。その製品の特長を知ることで、ハイブリッドクラウドやセキュリティなどさまざまな側面から優位点が見えてくる。

豊富な実績とノウハウを持つVMwareでHCI移行をスムーズに

NEC クラウドプラットフォーム事業部第二ソリューション基盤統括部
マネージャー 白井 学

NECではHCI仮想化基盤として、VMware vSANを活用している。米国カリフォルニア州に本社を置くVMware社は、仮想化市場において世界一のシェアを占める豊富な製品やサービスを開発・販売しており、ソフトウェアベンダーとしても世界有数の売上高を誇る。また、日本法人設立当初より、サーバ・ストレージなどのNEC製品と連携を進めており、NECでは顧客のニーズに合わせて、HCS以外にもさまざまな仮想化ソリューションを提供している。

NECクラウドプラットフォーム事業部第二ソリューション基盤統括部マネージャーの白井学は「VMware社製品を採用しているのは、仮想化市場における実績に加え、大規模環境を想定した運用管理機能が優れており、最新の仮想化基盤であるHCIに移行するケースでも使いやすい点です。そして、NEC Exprss5800シリーズを組み合わせた独自のシステム検証を行っているため、安心・安全なシステムのご提案が可能です」と話す。

ネットワークセキュリティを強化しクラウド化・災害対策を支援

VMware社のネットワーク仮想化製品NSX Data Centerでは、スイッチ・ルーターやファイアウォール、ロードバランサーをサーバ上で仮想化するNFV(Network Functions Virtualization)と、ネットフローをコントローラで制御できるSDN(Software Defined Network)の特長を併せ持っている。

分散FWイメージ

VMware NSXを導入する代表的なメリットの1つは「セキュリティ強化」だ。一般に、外部ネットワークとの境界に物理ファイアウォールを設けることで内部ネットワークを保護しているが、仮想化基盤で1台のサーバ内に何台もの仮想マシンがある場合、仮想マシン間のセキュリティ確保が難しくなる。VMware NSXの機能を使った「マイクロセグメンテーション」を活用することで、仮想マシン単位にファイアウォールを設置して、セキュリティ被害の影響を最小限にとどめ、ハイブリッドクラウド環境のゼロトラストネットワークを実現する。さらにセキュリティ対策製品と連携することで、仮想マシンのウィルス感染の検知と連動して、自動的にネットワークを遮断し、サイバー攻撃に対する自動防御が可能となる。

「自治体や金融機関など、セキュリティ面を特に重視するお客さまが、VMware NSXを導入されるケースが多いです。また、部署ごとに要求されるセキュリティレベルが異なり、仮想マシンごとに最適なセキュリティを実現する目的でも導入されるケースがあります」(白井)

ウィルスに感染した場合、仮想マシンをNW的に自動で遮断することにより、サイバー攻撃に対する自動防御を実現する

VMware NSXのもう1つの大きな特長は、ネットワーク延伸機能だ。本機能を使用することで、オンプレミス環境からクラウド環境へ移行しても同一ネットワーク内で使用できるため、例えば、オンプレミス環境のデータベースを参照してクラウド上でアプリケーションを動作させるなどの連携を簡単にする。通常、オンプレミス環境からクラウド環境への移行には課題もあり、移行に伴うシステムへの影響は多岐にわたる。VMware NSXは異なるデータセンターやクラウド間のネットワークをL2延伸することで、仮想マシンがどこに移行しても同じIPアドレスで通信できるようになり、ネットワークにおける移行の課題を解消している。

ネットワーク延伸機能は上記のようなクラウド環境への移行だけでなく、災害対策にも効果を発揮する。あらかじめ遠隔地に災害対策サイトを用意しておけば、地震などによる被災時にL2延伸機能を使うことで、災害対策サイトで仮想マシンを迅速に復旧。仮想マシンのネットワークの設定を変更することなく即座に業務を再開できるため、関連システムへの影響も最小限にした上でサイト切り替えを実現する。

L2延伸イメージ

フルスタックの大規模ハイブリッドクラウド向け統合ソリューションも用意

NECではVMware NSX以外にも、先進的なインフラ仮想化ソリューションを実現するVMware社製品をいくつも提供している。VMware vRealize Automationは、インフラ管理の運用業務の自動化を実現するソフトウェアだ。例えば、オンプレミス環境やクラウド環境の仮想マシンの払い出しやデータセンターの拡張、バックアップ・リストアを利用者が簡単に実行できるセルフサービスポータルの提供を実現。そして、VMware vRealize Operationsは、性能分析やキャパシティプランニングなどで仮想化環境の性能を可視化して、システムの状態を視覚的に把握できるダッシュボードを提供する。

VMwareのフルスタックのソリューションといえるのが、SDDC(Software Defined Data Center)ハイブリッドクラウド基盤を実現するVMware Cloud Foundationだ。サーバ・ストレージ・ネットワークの仮想化に加え、クラウド管理製品のvRealize Suite、プロビジョニングやバージョンなどのライフサイクルを管理するSDDC Managerをフルスタックで提供する。白井は「データセンタレベルでのインフラ基盤を仮想的に実現。必要に応じて簡単にインフラ基盤の作成&払い出しを実現するVMwareのソリューションを積極的に活用し、HCSを軸としたNECのハイブリッドクラウドを提供しています。大手のお客さまを中心に、すでに一部導入も始まっています」と説明する。