オンプレミスでクラウドライクな価値を提供するHCIとは?

導入・運用の視点から迫る「HCIの今、HCIの進化」インタビュー特集記事

ハイブリッドクラウドの活用が進むいま、インフラ全体を透過的に統合管理できるシステムが求められている。このニーズに応えられるというNECのHCI「NEC Hyper Converged System」は、運用だけでなく、検討から導入、保守といったあらゆるフェーズで万全な支援体制を整備している。

オンプレミスでクラウドライクな価値を提供するNECのHCI(NEC Hyper Converged System)

サーバおよびストレージの仮想化を実現するプラットフォーム基盤「ハイパーコンバージド・インフラストラクチャ(HCI=Hyper Converged Infrastructure)」は、従来とは異なる技術を使ったITシステムゆえに、導入を検討する際にはさまざまなフェーズで不安を感じるケースが少なくないだろう。NECでは充実したサポートによって、その不安を解消している。

昨今、クラウド移行が盛んに進んでおり、多種多様なクラウドサービスとオンプレミス環境が混在するハイブリッドクラウドを活用するケースが増えてきている。こうした複雑化するシステムのなかで、インフラ全体を透過的に統合管理できるシステムが求められている。このニーズに応えるNECのHCIが、「NEC Hyper Converged System(NEC HCS)」だ。

従来の仮想化基盤とハイパーコンバージド・インフラストラクチャ

NECでは検討・構築・運用・保守のフェーズで各種サービスを用意することにより、サーバ・ストレージの垂直統合だけではなく、クラウドに近い価値を提供している。検討段階では、これまでの2万台を超える豊富な実績から、最適な仮想化統合案を作成する仮想化アセスメントサービスがある。このサービスでは、情報収集ツールにより各システムのリソース状況を収集するか、システム要件のヒアリングからサイジングし、仮想化統合に必要なシステム構成を提示している。

NEC クラウドプラットフォーム事業部第二ソリューション基盤統括部
マネージャー 白井 学

構築段階では、構築サービスにより、電源をいれたらすぐに仮想マシンが作成できるところまで事前に構築することで、システム導入までの期間を短縮している。また、本サービスでは、事前のヒアリングシートに基づき、システムのネットワーク要件に合わせた最適なインフラ構築を可能としている。NECクラウドプラットフォーム事業部第二ソリューション基盤統括部マネージャーの白井学は「このプロセスを踏まないでシステムを構築すると、構築後にリソース不足、あるいは過多が発覚したり、ネットワークへの接続がうまくできずに再構築になってしまうケースがあるのです」とその重要性を強調する。

さらに、専門員が顧客のデータセンターでシステムを構築する「オンサイト構築」、NECでシステム構築して顧客に納入する「オフサイト構築」が可能で、柔軟に対応できる。また、簡単にHCSの構築が可能な自動構築ツールも用意しており、従来の複雑な構築作業を簡略化。「これは必要な設定をパラメータとして事前に入力することで簡単に構築できるツールです。 NECで構築するのではなく、お客さま自身でも構築ができるようになっています」(白井)。

専用のオリジナル管理ツールと全国約400箇所のサービス拠点がNEC Hyper Converged Systemの運用管理&保守を強力にサポート

運用・管理面を容易にする仕組みもある。HCSに標準で付属する、NEC独自の管理ツールNEC Hyper Converged System Consoleを使うことで、サーバやそれぞれの仮想マシンのパフォーマンスをグラフィカルに表示。仮想化基盤全体の状態を一目で把握できる。またNEC Hyper Converged System サポートサービスを導入すれば、NECの事前検証に基づき、ファームウェアやドライバ、仮想化基盤のバージョンやセキュリティパッチなどの最新情報に加え、手順書のドキュメントも提供される。そのため、バージョンアップやアップデートにかかる作業を大幅に削減した上で、最適なシステムのLCM(ライフサイクルマネジメント)を実現できる。

システム管理者が必要とする監視・操作機能を一画面に集約

このほかNEC HCSには、システムの健全性を確認するレポートを出力したり、障害予兆を検知して仮想マシンを自動で退避する機能もオプションで用意。NECが自社開発している運用管理ソフトウェアWebSAM SigmaSystemCenterと連携することで、NEC HCSだけでなく周辺システムやクラウドも含めた統合管理、一元管理までもが可能になる。

保守面では、全国約400箇所(2019年3月現在)にNECの保守拠点があり、顧客のビジネスを強力にサポート。白井は「仮想化基盤のトラブル時には『SEとCEが分担で作業しないと障害対応が進まない』というケースが発生することがあります。NEC HCSでは、当社のCEである保守作業員が、最初から管理ツールの操作等を行うことで、ディスク交換などの一貫した保守対応が可能です」と胸を張る。

お客さまに安心と安全を

NECではオンプレミスとクラウドのトータルな提案である「ハイブリッドクラウド提案」における強みを「初めてクラウドを検討するお客さまからクラウドの本格展開を目指すお客さままで、段階に応じて提案できる支援体制」「検討・構築・運用・保守それぞれのフェーズでの幅広い支援メニュー」とし、クラウド運用と同等に使いやすい仮想化基盤をオールインワンとして提供できるサービスを確立している。

「HCSではストレージ仮想化などの新技術により構成面ではシンプルになりますが、性能のボトルネックの特定や可視化、問題発生時の切り分けが困難になることがあります。包括的で一貫したサポートを提供しているNECだからこそ、お客さまに安心・安全なシステムをご提供できると自負しています」(白井)。