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ハイパーコンバージド・インフラストラクチャ(HCI)

もう安心、HCIのバックアップはこれで決まり

昨今、地震や台風など自然災害が増えている中で「HCIを導入しているし、複数のサーバにデータ分散しているから安心だ」と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
HCIといえども、常にバックアップを行い、データ損失リスクを最小限にしておくことが必要不可欠です。

おや、若手SEのナギサちゃん。また上司から次なる指示が出てなにやら困っている様子。
今回もHCIはかせにお悩み相談で、無事に解決していけるのでしょうか。

もっとHCIを知りたい方必見!

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登場人物

HCIはかせ

未来から来たHCIのエキスパート。これからのITについて日々研究している。ナギサちゃんにとって頼りになる存在だったが、今回は風邪?で姿が見えない。

若手SEの
ナギサちゃん

大手企業の情報システム部門に勤める社会人3年目。厳しい上司から「HCIの効率的なバックアップ手法の企画」を検討するよう言われて困っている。

ヤマモトさん

NECのHCIプリセールスを担当。仮想化ソフトウェア・ハードウェアに詳しいだけでなく、丁寧な仕事に定評がある。いちご大福に似た文鳥をこよなく愛する。

ナギサちゃんの上司

ナギサちゃんの上司。「HCIを使った次世代ITインフラ計画」をナギサちゃんに依頼中。今回もあれこれと要件を出している。

第1章バックアップの基本

(前回のおさらい)
HCIの良さや選び方がわかってきたし、自信がついてきた!私の会社にはNEC Hyper Converged System for VMware vSANが一番合っていそう!

(とある会議にて)
ナギサさん、今検討しているHCIだけど、データ保護対策も必要だから、数年後にデータが増加しても問題ないような安全なバックアップ手法も企画してね。 ラックスペースが限られているから、省スペースで実現できるものがいいね。もちろん運用効率性も考慮してね。

今検討しているHCIのバックアップ手法の企画ですね。わかりました!

(会議終了後)
・・・あれ、でもHCIのデータは、複数ノード間で冗長化されているから、バックアップは無くても大丈夫じゃないのかな。

HCIのバックアップとは?冗長化との違いは?

とりあえず、HCIはかせに聞こうかな・・・HCIはかせ~。はかせ?い、いないの?! えー、他に誰に聞いたらいいんだろう。
前回、NECのHCI製品についてのお問い合わせに対応してくれた、ヤマモトさんに聞いてみようかな。

(リモートミーティングにて)
ナギサさん、今日は何かお困りごとがあるということですが・・・チーヨチヨ♪ あ、すみません。文鳥を飼っているんですが、そばで鳴いてまして~♪

あはは、リモートワークで疲れている時には、癒されますね~。
あ、本題のHCIの効率的なバックアップ手法を企画中なのですが、 何か良い方法はご存じでしょうか。そもそも、HCIにとってバックアップは必要でしょうか。HCIは、複数ノード間でデータを冗長化しているから安全なのかと思っていましたが・・・。

なるほど。結論としては、HCIにとってバックアップは必要ですね。そもそも、データの冗長化とバックアップでは「データの保護範囲」は異なります。

データ冗長化は、ディスク故障時などにダウンタイムなく処理ができるようにする「システム可用性向上」の仕組みなんですよ。

例えば、人為的なオペレーションミスやアプリケーションの問題などで、誤ったデータの書き込み処理が実行された場合、データの冗長化では誤ったデータをリアルタイムに冗長化してしまうため、正しいデータへの回復作業ができません。

データ冗長化では「データ保護」ができるとは言えないということですね。

ただ、データ冗長化をせずにバックアップ取得のみの場合は、最後にバックアップを取得した時点から故障発生時点までのデータは失われてしまいます。

なるほど。「データの冗長化」と「バックアップ」は、データ保護の観点からも両方必要になるんですね。

さすがは、ナギサさんですね。ご理解が早いです!

えへへ。それほどでもないですよ~♪(ヤマモトさんに褒めてもらえた!)

バックアップが必要な理由

HCIのバックアップが必要な理由は様々あります。
最もメジャーな理由は、先ほど紹介した人的ミス対策です。
次にウイルス対策があります。あるデータがウイルスに感染すると、ノード同士で冗長化しているデータも被害を受けてしまいます。
他にも台風による浸水など、広域災害によって、HCI自体が全損してしまう可能性もあります。

そんなことになったら、会社としての大きな損失に!!

そうですね。このようにHCIであっても、バックアップを取得することで、万が一のデータ損失リスクを最小限にすることが重要です。

バックアップが重要だということはよくわかりました。
実はラックスペースが限られていまして・・・。
HCI自体の機能でバックアップをとることはできないのでしょうか。

HCI自体の機能を使ってバックアップをとることは可能です。でも、確実な対策を求めるならば、バックアップ専用の仕組みを検討した方がよいです。さらに手元へのバックアップだけでなく、遠隔地などへのバックアップも組み合わせて検討することをおすすめします。

ナギサさんの会社は、NEC Hyper Converged System for VMware vSANを検討されていましたよね。それなら、オススメのソリューションがあるので、ご紹介させていただきますね。

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第2章NECのHCIバックアップ

1. NEC HCI Backup Option

NEC Hyper Converged System for VMware vSANには、バックアップ専用のオプション「NEC HCI Backup Option」をご用意しています。こちらを使用すれば、手元へのバックアップと、遠隔地へのバックアップが同時に可能となります。構築サービスもあるので簡単に導入できますよ。

特長1省スペース化

HCIの管理ノードに
バックアップサーバ機能を集約

特長2WAN使用量の削減

転送データは重複排除、圧縮して送信

特長3通信の安全性

転送データは暗号化して送信
※AES暗号方式(鍵長256bit)

特長1省スペース化

ラックスペースが限られているから、HCIを導入するなら、バックアップも含めて省スペース化したい…

HCIの管理ノードに導入でラックスペースの心配なし NECのストレージ装置で多くの実績があるバックアップ技術を、HCIの管理ノードに導入します。バックアップデータは、重複排除によって効率的に管理ノードに1次保管され、さらに遠隔拠点へのデータ転送が可能です。

特長2WAN使用量の削減

遠隔地へ保管するためには、データがWANを経由するので、回線コストが不安…

転送データは重複排除・圧縮で無駄を削減 遠隔地への転送データは重複排除・圧縮で、回線コストやバックアップ時間を削減した効率的な通信が可能です。

特長3通信の安全性

データがWANを経由するので、回線の盗難などセキュリティ対策が心配…

転送データは暗号化して送信 経路上のデータは全て暗号化*するので、セキュアな通信が可能です。

  • *:
    AES暗号方式(鍵長256bit)

なるほど!NEC HCI Backup Optionなら、ラックスペースの省スペース化に有効で、遠隔拠点への効率的かつセキュアな通信が可能なのですね!

はい。ただし、遠隔地へのバックアップを実現するためには、遠隔拠点が必要です。候補となる場所はございますか?

そっか、遠隔拠点が必要でしたね・・・。
弊社の場合は遠隔拠点で運用できる場所がないし、なるべくバックアップ運用に人手をかけたくないのですが・・・

そういった方にオススメなのが、HCIを導入されるお客様に多い、ノード3~5台の規模(最大16TB)のソリューションがありますよ。

ぜひ教えてください!

2. クラウド遠隔バックアップサービス

一般的に、遠隔バックアップの課題は、データ保管先である遠隔拠点(土地・人材・システム)が必要なことと言われています。遠隔拠点の新設には時間とコスト、運用の手間もかかります。
そこで、NECは遠隔拠点を持たずに、簡単・安価に本格的な災害対策が始められる「クラウド遠隔バックアップサービス」を提供しています。

特長1シンプル・スピーディな導入

既存システムに容易に追加でき、
災害対策のための遠隔バックアップを
最短4週間で導入可能

特長2クラウド利用で柔軟

1TBからのスモールスタート。
容量拡張も必要な時に1TB単位で拡張可能

特長3運用負担を軽減

遠隔拠点の準備・運営・管理の必要なし。
クラウドへの転送は自動化が可能

特長1シンプル・スピーディな導入

自然災害も増えてきているし、災害対策を考えたい…

シンプルに災害対策を始めましょう サービス提供なので短期間で導入可能です。

特長2クラウド利用で柔軟

費用面が心配…
・新しい仕組みの導入には、お金がかる
・バックアップデータは今後増えるかもしれない

クラウドへのバックアップをスモールスタート可能です ・最小1TBから始められます
・将来的なデータ増加にも対応した1TBごとの容量拡張が可能

特長3運用負担を軽減

始めるにもリソースが…
・遠隔拠点がない
・運用者の人手不足
・運用の手間やコストを省きたい

遠隔拠点の運営管理はNECにお任せ ・クラウド上で安心安全にデータ保管
・クラウドへの転送は自動化で手間も削減
・クラウドの管理は不要→遠隔拠点はNECが管理

よく分かりました!まずNEC Hyper Converged System for VMware vSANの導入時に「NEC HCI Backup Option」で効率的なデータ保護を行う前提で導入を検討します。その後、HCIを拡張するのと並行して「クラウド遠隔バックアップ」を検討するといった、段階的なアプローチ案で持ち帰って上司に提案してみます。

もう少し、詳細情報が知りたいのですが、何か他の資料はありますか?

今回紹介したバックアップソリューションと、このソリューションとの組み合わせに最適なNEC Hyper Converged System for VMware vSANの資料も用意してあるから、ぜひ活用してくださいね。

ヤマモトさん、ありがとうございます。これからもよろしくお願いします!

成長したな・・・・

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