FC98-NXシリーズによる
リアルタイム制御ソリューション
リアルタイム制御ソリューションとして、TenAsys社のPC向けリアルタイムOS「INtime®」および、「INtime®」をリアルタイムエンジンにしたマイクロネット社のソフトウェアPLC「INplc」とFC98-NXシリーズの動作確認を実施しの連携を開始しました。
「INtime®」と組み合わせてご利用いただくことで、産業用機器コントローラなどの制御用途でご活用いただけます。
「INtime®」はWindowsと同時に並列動作をするため、「INtime®」による外部機器制御と、Windowsによるユーザや上位機器との連携処理を1台のFCに集約することが可能です。これにより省配線・省スペース・ハードウェアの削減などを実現できるほか、FCに搭載されたCPUパワーを生かし、高性能なコントロールが可能となります。
FC98-NXシリーズは、長期供給・長期保守の仕組みを実現しておりますので安心してご利用いただけます。
対応機種
FC本体 | 対応OS | |
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S36W | Windows 10 IoT Enterprise 2016 LTSB (64bit) |
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A22K | Windows 10 IoT Enterprise 2019 LTSC (64bit) |
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E27B | Windows® 7 Pro for Embedded systems (64bit) |
INtime®について
「INtime®」はTenAsys社のリアルタイムOSであり、「INplc」はINtime®をリアルタイムエンジンにしたマイクロネット社のソフトウェアPLCです。製品特長は以下の通りです。
<特長>
- WindowsとリアルタイムOSは独立動作可能
- フィールドネットワーク対応
- 様々な言語プログラム利用可能
1) WindowsとRTOSは独立動作可能
- 「INtime®」は、Windowsと同時動作かつ独立動作が可能なリアルタイムOSです。ユーザインターフェースや生産に関わるデータ確認はWindows、機器制御はINtime®側で実行といった利用が可能となります。
- ハードウェアリソース(CPUやメモリなど)を論理的に分け独立動作させることで、万が一、Windowsがストールすることがあっても、INtime®の制御動作には影響はありません。
- RS232C、EthernetによるTCP/IP通信の他、EtherCATなどのフィールドネットワークにも対応しています。フィールドネットワークの種類によっては、専用のPCIeボードなどのハードウェアが必要になります。
- 「INtime®」上で動作するアプリケーションは、Microsoft社のVisual Studioを利用してC/C++で記述したソースコードをビルドすることができます。「INtime」上で動作するアプリケーションへのビルドには、別売のINtime®開発キットが必要になります。詳細はマイクロネット社にお問い合わせください。
- ラダー言語などで処理を記述し実行するための環境がセットになったIEC61131-3準拠のソフトウェアPLCである「INplc」をご利用いただくことも可能です。ソフトウェアPLCを用いることで、既存のPLCのノウハウを活かしてシステムを構築いただくことが可能です。なお、既存のラダー言語で書かれたファイルとの互換性はありませんので、既存のファイルを直接インポートするといったようなことはできません。
貸出機材について
INtime®・INplcをインストールした貸出機材を用意しております。
ご希望される方は、下記までお問い合わせください。
◆NEC プラットフォーム販売部門 サーバ・エッジ販売推進統括部
エッジプラットフォーム販売推進グループ
E-mail fc-cust@mlsig.jp.nec.com
その他情報
商標
- TenAsys, INtime, eVM and iRMX are registered trademarks in USA of the TenAsys Corporation.
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掲載された社名、商品名は各社の商標または登録商標です。
注意事項
- 本製品の輸出(非居住者への役務提供などを含む)に関しては、外国為替及び外国貿易法など、関連する輸出管理法令などをご確認の上、必要な手続きをお取りください。ご不明な場合、または輸出許可申請手続きにあたり資料が必要な場合には、お買い上げの販売店またはお近くの弊社営業拠点にご相談ください。掲載された製品の色は、実際のものと多少異なることがあります。また、改良のため予告なく形状、使用を変更することがあります。