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リアルタイム制御ソリューション

ファクトリコンピュータ(FC98-NXシリーズ)による

リアルタイム制御ソリューションとして、TenAsys社のPC向けリアルタイムOS「INtime®」および、マイクロネット社のソフトウェアPLC「INplc」とファクトリコンピュータの動作確認を実施し連携を実施しております。リアルタイムOSとWindowsとの共存が可能なため、機器や設備の制御と情報処理の統合を実現できます。 

以下のようなニーズをお持ちの方に適したソリューションとなっております。
  • 従来PLCなどで機器や設備の制御を実施していたシステムをWindows搭載PCで実現したい方
  • 製造現場の複数機器を集約し、ハードウェアの削減・省配線・省スペース化をおこないたい方
  • 機器の制御と上位機器との連携を1台のWindows搭載PCで実現したい方

特長

  • Windowsでは実現できない0.1ミリ秒の制御周期を特別なハードウェアを追加することなく実現します。
  • WindowsとリアルタイムOSは独立に動作するため、Windowsがストールした場合でもリアルタイム制御の動作には影響を与えません。
  • リアルタイムOSによる外部機器制御とWindowsによる情報処理を1台のファクトリコンピュータに集約することが可能です。
  • ファクトリコンピュータは長期供給・長期保守の仕組みを実現しておりますので安心してご利用していただくことが可能です。
  • 国際標準規格IEC 61131-3準拠のPLCプログラミング言語を用いた開発が可能です。

対応機種

FC本体 対応OS
S36W S36W Windows 10 IoT Enterprise 2021 LTSC (64bit)
Windows 10 IoT Enterprise 2016 LTSB (64bit)
E20W Windows 10 IoT Enterprise 2021 LTSC (64bit)
Windows 10 IoT Enterprise 2019 LTSC (64bit)
Windows 10 IoT Enterprise 2016 LTSB (64bit)
E22K Windows 10 IoT Enterprise 2021 LTSC (64bit)
Windows 10 IoT Enterprise 2019 LTSC (64bit)
Windows 10 IoT Enterprise 2016 LTSB (64bit)
A22K Windows 10 IoT Enterprise 2019 LTSC (64bit)

連携製品

開発レベルに応じて2つのリアルタイム制御製品と連携できます。

  • INtime : C/C++言語による自由度の高い開発を行いたい方
  • INplc :LD言語等のPLCプログラミング言語を用いた開発を行いたい方
 
また、リアルタイム制御にINtimeやINplcを使ったシステム開発をより効率的に実現する開発支援フレームワーク「RT-edge」もご利用いただくことが可能です。
 
項目 INtime ® INplc
開発言語 C / C++ PLC言語 (IL,ST,LD,FBD,SFC)
C#
開発環境 Microsoft Visual Studio +
INtime SDK (INtime開発キット)
PLC言語:MULTIPROG (INplc 開発キット)
C#:Microsoft Visual Studio
開発の自由度 C / C++活用により、PLC言語に比べより自由度が高い開発が可能 ---
開発支援フレームワーク
RT-edge
利用可能 利用可能

INtime ®リアルタイムOS

INtimeはTenAsys社(米国)のリアルタイムOSです。
WindowsやLinuxでは実現できない0.1ミリ秒の制御周期を特別なハードウェアを追加することなく実現します。
 ※日本での販売および開発の一部はマイクロネット社が担当しています。

【 特長 】

  • WindowsとリアルタイムOSが独立動作可能
    INtimeは、Windowsと同時動作かつ独立動作が可能なリアルタイムOSです。ユーザインターフェースや生産に関わるデータ確認はWindows、機器制御はINtime側で行うといった利用が可能となります。ハードウェアリソース(CPUやメモリなど)を論理的に分け独立動作させることで、万が一、Windowsがストールすることがあっても、INtimeの制御動作には影響はありません。
     
  • フィールドネットワーク対応
    RS-232C、EthernetによるTCP/IP通信の他、Ether CATなどのフィールドネットワークにも対応しています。フィールドネットワークの種類によっては、専用のPCIeボードなどのハードウェアが必要になります。
     
  • Visual Studioでの開発管理が可能
    INtime上で動作するアプリケーションは、Microsoft社のVisual Studioを利用してC / C++で記述したソースコードをビルドすることができます。INtime上で動作するアプリケーションへのビルドには、別売のINtime開発キット(INtime SDK)が必要となります。
    詳細はマイクロネット社にお問い合わせください。
     
  • 共有メモリを利用した高速通信
    WindowsとINtimeで発生する通信処理は、1台のFC内での共有メモリを利用したメモリ間通信が可能です。これにより高速なデータの受け渡しを行うことができます。
     
【 お問い合わせ 】
「INtime」の詳細についてはマイクロネット社のWebサイトをご参照ください。
 new window製品サイト  URL:https://www.mnc.co.jp/INtime/index.htm
 new windowお問い合わせ URL:https://www.mnc.co.jp/contact/index.htm

INplcリアルタイム ソフトウェアPLC

INplcはマイクロネット社のソフトウェアPLCです。
INtimeをリアルタイムエンジンとしているため、INtimeの特長を生かしたリアルタイム制御が可能です。開発には専用の開発キットが必要です。

【 特長 】

  • 高速・高精度の制御を実現
    INplcはINtimeをリアルタイムエンジンとして動作することにより、従来のPLCを超える0.1ミリ秒の制御周期を実現します。また、FCに搭載された高性能のCPUによって、一般的なハードウェアPLCよりも高速のパフォーマンスを発揮します。
     
  • 既存PLCのノウハウを活かした開発が可能応
    PLCプログラムの国際標準規格IEC 61131-3に準拠したソフトウェアPLCとなりますので、PLCプログラミング言語(IL,ST,LD,FBD,SCF)を用いた開発が可能です。従って、既存のPLCのノウハウを活かしてシステムを構築いただくことが可能となります。
    なお、既存のハードウェアPLCで使用中のプログラムとの互換性はございませんので、ファイルを直接インポートすることはできません。
     
【 お問い合わせ 】
「INplc」の詳細についてはマイクロネット社のWebサイトをご参照ください。
 new window製品サイト  URL:https://www.mnc.co.jp/INplc/index.htm
 new windowお問い合わせ URL:https://www.mnc.co.jp/contact/index.htm

RT-edge開発支援フレームワーク

「INtime」や「INplc」を使ったシステム開発をより効率的に実現する開発支援フレームワークです。このフレームワークを活用することで、開発期間の短縮・コスト削減・品質向上といった利点が得られます。

【 特長 】

  • ローコード開発が可能
    外部機器との通信や、画面表示、サーバー間通信処理等の産業用途システムでよく用いられる処理やインタフェースをパッケージ化された機能(コンテナ)として提供されるため、システムのローコードでの開発が可能です。
  • 用途に応じた柔軟なスケーラビリティ
    お客様の用途に合わせて必要コンテナを自由に選択することが可能です。小さなシステム構成から、大きなシステム構成まで柔軟に構築ができます。
    <提供コンテナ例>
    • 外部通信コンテナ
      TCP/IP通信やMQTT通信での上位サーバーとのデータ交換を容易におこなえます。
    • WEBコンテナ
      クラウドを介したブラウザ経由でのHMIを提供するIISを使用したWEBサーバーです。
    • 仮想マイコンコンテナ
      独立した仮想マイコンとしてソフトウェアが動作する機能です。
    • I-I/O® コンテナ
      EtherCATやMODBUS / TCP通信を容易に行うことができます。
  • 名前を付けたデータの共有化
    情報処理・リアルタイム制御におけるデータを「タグ」というオブジェクトに名前付きで格納することができます。
    タグはユニークな名前と広い有効範囲を持ち、コンテナ間でのデータの共有はタグの名前を用いて行うことが可能なため、複雑な手続きが必要ありません。
     
【 お問い合わせ 】
「RT-edge」の詳細についてはマイクロネット社のWebサイトをご参照ください。
 new window製品サイト  URL:https://www.mnc.co.jp/RT-EDGE/index.htm
 new windowお問い合わせ URL:https://www.mnc.co.jp/contact/index.htm

その他情報

商標

  • TenAsys、INtimeは、TenAsys Corporationの米国における登録商標です。
  • Windows、Visual Studioは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における商標または登録商標です。
  • 掲載された社名、商品名は各社の商標または登録商標です。

注意事項

  • 本製品の輸出(非居住者への役務提供などを含む)に関しては、外国為替及び外国貿易法など、関連する輸出管理法令などをご確認の上、必要な手続きをお取りください。ご不明な場合、または輸出許可申請手続きにあたり資料が必要な場合には、お買い上げの販売店またはお近くの弊社営業拠点にご相談ください。掲載された製品の色は、実際のものと多少異なることがあります。また、改良のため予告なく形状、使用を変更することがあります。

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