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【Webシンポジウム】AIと社会の共存 ―企業のリスクマネジメントと社会的受容―
※本イベントは終了しました。多数の皆様のお申込み・ご参加、誠にありがとうございました。
DX(デジタルトランスフォーメーション)時代に企業組織を含めた社会全体の大きな変革が求められる中、AIは、急速に広範かつ深く、社会に普及しつつあります。この状況は、今般の新型コロナウイルスの世界的感染状況によって更に加速され、社会に様々な影響を及ぼしています。
このような状況を鑑み、本年度から東京大学とNECは2つのプロジェクトに取り組んでいます。一つは、AIを提供する企業組織のリスクマネジメントについて倫理的・法的側面にも配慮して研究を行っています。もう一つは、AIを利用する社会側の状況について、まだAIがこれまで取り扱うことができていないデータ(特に人々の内面情報)を捉え、人々のサービス利用につなげる試みについて研究を行っています。
本シンポジウムでは、これら2つのプロジェクトについて、その成果報告を行うとともに、プロジェクトメンバーである東京大学の先生方に、双方の研究プロジェクトの視座から他方のプロジェクトをどのように見るか、その接点をディスカッションすることで、AIを提供する企業組織のリスクマネジメントと社会受容性との関係を考えます。
開催概要
- 日時
- 2021年3月15日(月) 14:00~17:00 (受付開始 13:45)
- 会場
-
Webセミナー
※開催前までに接続方法をメールでご連絡いたします。 - 主催
-
NEC(主催)
東京大学未来ビジョン研究センター(共催)
東京大学大学院工学系研究科(共催) - 参加費
- 無料
- お申し込み
締め切り - ※本イベントは終了しました。多数の皆様のお申込み・ご参加、誠にありがとうございました。
登壇予定者
所属 | 氏名 |
---|---|
東京大学未来ビジョン研究センター 副センター長 教授 | 城山英明 |
東京大学大学院法学政治学研究科 教授 | 宍戸常寿 |
東京大学未来ビジョン研究センター 特任講師 | 江間有沙 |
東京大学大学院 工学系研究科 システム創成学専攻長 教授 | 大澤幸生 |
東京大学大学院 工学系研究科 システム創成学専攻 助教 | 早矢仕晃章 |
日本電気株式会社コーポレート技術戦略本部長 | 菅原弘人 |
プログラム
時間 | 内容・登壇者(敬称略) |
---|---|
13:45~ | 受付開始 |
オープニング | |
14:00~14:15 |
東京大学とのAI倫理・社会受容性に関する共同研究のご紹介:菅原弘人 【講演内容】 近年、人工知能(AI)の進化・発展は目覚ましく、それにともない、これまでは直面したことがない新たな課題も顕在化しつつあります。NECは、AIの社会実装に向けたAIのリスクマネジメントや社会受容性に関する議論を、東京大学の知を活用した文理融合で進めています。本発表では、NECのAIの社会実装に関する考え方と、これらの研究開発に関する経緯や狙いをご紹介します。 |
14:15~14:45 |
AIサービス提供企業のリスクマネジメント:江間有沙 【講演内容】 データや人工知能技術(AI)が様々な分野に実装されるにつれ、差別や偏見、フェイクニュースや安全性の問題など様々な課題が社会問題化しています。 問題に対応するためにAIに関する原則やガイドラインが国内外で制定されており、企業としても対応が求められています。 本講演では原則を実践に落とし込むにあたって、東京大学で研究しているRisk Chain Modelというアプローチを紹介します。 NECとの共同研究では、特にB2B企業の強みと課題に焦点をあてており、社会全体としてAIシステムのリスクマネジメントをどのように行っていけばいいか、皆様と一緒に議論したいと思います。 |
14:45~14:55 | 発表内容に対するコメント:大澤幸生 |
14:55~15:25 |
Society 5+iにおけるAIとデータ:早矢仕晃章 【講演内容】 人工知能技術(AI)の進展により、様々なソリューションが実現し、実社会に浸透しつつあります。しかし、AI技術は物理世界において顕在化し自動化できる課題において有効なソリューションとなり得ますが、人々のメンタルに踏み込むような領域や未知の事象に対してAIがいかなる寄与が可能であるかについての検討は十分とは言えません。本講演では、このようなデータ化されていない事象や要求、そして虚部をはらむ情報の源(未踏データ)を明らかにする試みにについて紹介しつつ、皆さまと一緒に議論したいと思います。 |
15:25~15:35 | 発表内容に対するコメント:宍戸常寿 |
15:35~15:45 | 休憩 |
15:45~17:00 |
講演者全員によるパネルディスカッション 【講演内容】 双方の研究プロジェクトの視点から他方のプロジェクトとの関係や接点についての議論と参加者からのQ&Aを行います。 |
- ※講演内容は変更となる場合がございます。予めご了承ください。
お問い合わせ
NEC
コーポレート技術戦略本部 シンポジウム事務局
nec-aielsi@rdpo.jp.nec.com