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ESMPRO/ServerManager, ServerAgent Ver.4 特長/機能
ビジュアルなサーバ管理
1台のPCで複数のサーバを一括管理
管理PC(ESMPRO/ServerManager)では、ネットワーク上の複数サーバ(ESMPRO/ServerAgent)からSNMP(Simple Network Management Protocol)を利用してサーバ稼動情報を収集し、一括管理することができます。
また、ESMPRO/ServerManagerから各被管理サーバをリモートリブート・シャットダウンすることも可能です。
Windows版 ESMPRO/ServerAgent Ver4.0 以降のサーバに対しては、インターネットを経由したWebブラウザによる管理も可能です。
管理対象サーバのビジュアルな管理
ESMPRO/ServerManagerを構成するオペレーションウィンドウは、サーバをマウス操作で自動検出することが出来ます。
また、検出したサーバはマップ上にアイコンとして配置されるため、ビジュアルなサーバ管理を実現しています。
(このビットマップイメージのアイコンはサンプルが登録されていますが、システム管理者が自由に選択して登録することができます)。
さらに、マップは管理対象となるサーバをグループ単位(例えば部門名等)で管理し、それぞれを階層化することで、実際の運用組織に則した管理イメージが実現できます。
ESMPRO/ServerManagerはESMPRO関連ソフトウェアを同一PC上にインストールすることで、ESMPROの統合ビューアとして動作し、ESMPRO関連ソフトウェアを連携することが出来ます。
構成状況/稼働情報の管理
ESMPRO/ServerManagerを構成するデータビューアは、オペレーションウィンドウ上に、自動検出されたサーバアイコンより、マウス操作で起動でき、サーバの構成情報、稼動情報を管理できます。
管理項目は、CPUの稼働状況やメモリ使用率等のシステム稼働情報、ハードディスクやアレイディスク等のストーレージ関連の運用状況など、さらにネットワークや、サービス/ドライバ等の構成情報など、サーバ管理を行なうための項目をサポートしています。
各管理項目は、データビューア上にビットマップボタンやタブとして表示されており、マウス操作のみで、グラフの表示から統計情報の印刷まで、管理手順を提供します。
サーバを守る三本柱
障害管理
ESMPRO/ServerManagerの3つ目の構成要素であるアラートビューアは、ESMPRO/ServerAgentが検出したサーバでの障害をSNMPのアラートとして受信して一覧表示し、システム管理者に対してアラート受信時に警告音やポップアップウィンドウによって通報を行います。
また、ESMPROの関連ソフトウェアが検出した障害も同様に表示することが出来ます。
さらに、システム管理者の負担を軽減するために、アラートビューアが表示するアラートリストから、発生した障害に関連したESMPRO関連ソフトウェアをワンタッチで起動する機能を提供します。
(例:ネットワーク障害のアラートを受信した場合、ネットワーク情報画面をワンタッチで表示できます。)
稼動管理
ESMPRO/ServerManagerでは、サーバのCPU負荷率や、メモリ使用率、ディスク使用率、ハードディスクの予防保守状況、LANのトラフィック状況などをモニタリングしリアルタイムにグラフ表示できます。
また、ESMPRO/ServerAgentはサーバを常に監視しており、これらの値が警告しきい値を越えた場合は、システムの性能低下、部品故障の恐れがあることをESMPRO/ServerManagerへ通知します。また、あらかじめ定められた項目のしきい値判定だけでなく、システム管理者が任意の監視項目を選択し、条件を設定することで、よりシステム管理者の要求に沿ったアラート通知を設定できるローカルポーリング機能を提供しています。
- ※※ Webブラウザではグラフの表示やローカルポーリング機能は使用できません。
構成管理
ESMPRO/ServerManagerでは、サーバのCPU、メモリ、ディスク、ディスクアレイ、LANボードなどの資源状況や稼動状況、およびOSや各種ソフトウェアの稼動状況を参照できます。
また、被管理サーバ上で運用されるマイクロソフト社のインタネットサーバ(IIS:Internet InformationServer)で管理されるHTTP、FTP、Gopherの情報も参照できます。
充実した障害通報
高信頼性通報機能
ESMPRO/ServerAgentからの障害通知手段として通常のSNMPのトラップパケット(UDP=通信パケットの到着確認なし)に加えて、高信頼性通報機能(TCP/IPのコネクション型プロトコルを利用=通信パケットの到着確認あり)により高品質でない回線(WANなど)でも信頼性の高いトラップ通報が可能です。
マネージャ間通信機能
複数のマネージャがお互いに情報を交換するマネ-ジャ間(コミュニティ間)通信機能により、各マネージャで管理しているサーバの情報を、1台のマネージャに集約して、表示/管理することができます。
また、アラートの転送もできるため、他コミュニティのアラートも含めて一元管理できるため、大規模なネットワーク上のサーバの管理が実現できます。
- ※※ Webブラウザのマネージャでは、本機能は使用できません。
通報機能の拡張(WebSAM AlertManager)
WebSAM AlertManagerと連携することにより、標準の障害通報機能を拡張し、サーバで発生した障害をE-mail、ポップアップアラート等でシステム管理者に通知することができます。通報手段はスケジューリングやリトライ回数の設定ができ、また、通報するだけでなく、障害発生時にリカバリプログラムを実行することも可能です。
- エクスプレス通報サービスの一括通報機能
被管理サーバで発生した障害を、各々のサーバから直接通報するのではなく、マネージャ経由で一括してエクスプレス通報サービス受信センタへ通報することができます。この機能により、被管理サーバ毎にエクスプレス通報サービス受信センタへの通報機器を設置する必要が無くなります。
- エクスプレス通報サービスの受信機能
エクスプレス通報サービス受信センタに代わって、マネージャ上のWebSAM AlertManagerで通報を受信することができます。受信した通報は、アラートビューアで表示、確認することができます。
(注)エクスプレス通報サービスは、NECフィールディング(株)が提供するシステム保守サービスであり、事前に保守契約が必要となります。
他社製運用管理ツール、一般アプリケーションとのイベント通報
他社製運用管理ツール、コンピュータ アソシエイツ社のARCServerやAmericanPowerConversion(APC)社のPowerChutePLUSの障害イベントをESMPRO/ServerManagerへ通報します。
また、一般のアプリケーションのイベントも、ESMPRO/ServerManagerへ通報することができます。
通報の対象とするイベントや通報先などは、アラート通報機能の設定ツール(アラートマネージャ)から設定することができます。
サーバ管理エージェントの主な機能
概要と主な機能
ESMPRO/ServerAgentはExpressサーバにバンドルされているサーバ管理エージェントです。Expressサーバのハードウェアと連携し、サーバの状態を監視し、異常を検出した場合は通報処理を行います。通報内容はイベントログに記録され原因究明や復旧作業を迅速、かつ的確に行えるよう支援します。
- CPU負荷監視
CPU負荷を監視し、異常を検出した場合は通報処理を行います。
- メモリエラー監視
メモリのCorrectableエラー多発/Uncorrectableエラーを監視し、エラーが発生した場合は通報処理を行います。
- システム環境監視
温度/電圧/ファン/電源の異常を検出した場合、重要度に応じてシステムシャットダウンや通報処理を行います。
- 自動サーバ復旧機能
STOPエラー発生後の再起動時に、前回運用時STOPエラーが発生していたことを通報します。CPU縮退/メモリ縮退を検出し、通報処理を行います。OSブート時/OS運用時/OSシャットダウン時のシステムストール監視を行います。
- ハードディスク予防保守機能
ハードディスク予防保守機能によりハードディスクを監視し、ハードディスクの故障を予防します。
- ファイル空き容量監視機能
ローカルディスク上のファイルシステムの空き容量を監視し、空き容量不足の発生を予防します。
- ディスクアレイ監視機能
ディスクアレイシステムのハードディスク予防保守や障害の早期発見が行えます。
- ESRASユーティリティ
ハードウェアで検出した様々なイベントが参照可能になり、障害原因の究明を支援します。
※ Expressサーバの種類により、監視できる項目は多少の違いがあります。
※ Linux版ESMPRO/ServerAgentではディスクアレイの監視はサポートしていません。ディスクアレイ監視ユーティリティとの連携による通報のみサポートしています。