VNX ソフトウェア
ストレージ管理
Unisphere
EMCのミッドレンジストレージを統合管理します。
SAN、NAS、さらにデータ保護や災害対策ソリューションを単一の画面で管理し、直観的で簡単操作のできるストレージ運用管理ツールです。主な機能は以下の通りです。
- File(NAS)、Block(SAN)の環境を一元管理
- さまざまウィザードの提供
- スムーズな動作
- VMwareとの連携
- 統合されたデータ保護
- サポートコミュニティへのスムーズなアクセス
- 管理の権限の設定を提供
- VNXシリーズ、既存CLARiXやCelerraのサポート
- 日本語表示のサポート
仮想化対応 ストレージ最適化
FAST VP(Fully Automated Storage Tiering with Virtual Pools)
FAST VPはデータを256MB単位で自動的に最適な階層ディスクへ再配置します。プールからスライスを切り出し、LUNを作成、アクセス頻度によって動的に再配置できる機能をもつソフトウェアです。
主な機能は以下の通りです。
- 異なるドライブ・タイプを混在させたプールからLUNを作成
- 256MBスライス単位での階層化(※旧世代VNXのスライス単位は1GBとなります)
- 各スライスへのアクセス頻度を自動分析
- スケジュール設定で自動再配置
- Fast Cacheと併用可能
FAST Cache(Fully Automated Storage Tiering Cache)
データベース、仮想化、ファイル・データ共有など、さまざまなシステムの要件に対応するために最新ハードウェア技術を採用し、Flashドライブ(SSD)を活かす機能です。
主な機能は以下の通りです。
- Flashドライブをキャッシュとして利用
- アクセス頻度の高いデータがHDDからFAST Cache上にリアルタイムにコピーされ、キャッシュとしてアクセスされる
- メモリマップを参照してヒットの有無を確認
◆ FAST Cacheの特徴
- 最小100GBから最大4200GBまでFAST Cacheのサイズを選択可能
※FAST Cacheの搭載可能容量はモデルに依存 - FAST CacheはRead/Write I/Oに対応
- 64KB単位でアクセス頻度の高いデータをFAST
Cacheへコピーし、アクセスの少ないデータはFAST
CacheからHDDへコピーバックされる
バックアップ・リカバリ
SnapView
VNX内でDrive to Driveの高速バックアップと高速リストアを実現します。
フルコピー/差分コピー/フルリストア/差分リストアの柔軟な対応が可能で、これらはVNX上で動作するため、OSやアプリケーションに依存せず、サーバに影響の無い筐体内コピーとリストアが可能なソフトウェアです。
◆ クローン(フル・ボリューム)
- 本番データを全て複製
- 本番データと同容量が必要
- 本番データの更新前のデータのみを複製
- ディスク容量を抑えることが可能
◆ インスタント リストア
リストアコマンド発行直後から、ソースのデータはリストア完了後の状態で認識されます。
リストアの同期完了を待つ必要はなく、リストア実施後、すぐにソースLUNへアクセス可能です。
VNX Snapshots
プールベースLUN(Thin / Thick)のスナップショットをとることができ、最大256世代の管理が可能です。
これらはVNX上で動作するため、OSやアプリケーションに依存せず、サーバに影響の無い筐体内コピーとリストアが可能なソフトウェアです。(従来のRAIDグループのLUNは対象外となるため、SnapViewと併用となります)
SnapSure
サーバに負荷を掛けること無く、ファイルシステム単位の論理コピーを瞬時に作成します。 更新のないデータは複製を作成しないためため、ディスク容量を抑えることが可能なソフトウェアです。
- 人為的ミスなどによるファイルやディレクトリの削除、誤更新に対し迅速なファイル単位/ディレクトリ単位でのデータ復旧が可能
- Checkpoint Virtual FileSystem機能 (CVFS)により、エンドユーザによるデータ復旧も可能
- 隠しディレクトリよりアクセスが可能 (隠しディレクトリ配下にSnapSure作成日時のフォルダが存在)
リモートレプリケーション・データ移行
SAN Copy
SAN Copy は同一 SAN/WAN 内のさまざまなストレージ装置との間でで柔軟なデータコピーを実現します。 VNX上で動作する為、OSやアプリケーションに依存せず、サーバやLANに影響の無い高速なデータコピーが可能です。
- フルコピーと差分コピー(※)が可能
(※)VNXからデータコピーを行う場合のみ差分コピーが可能 - 双方向、複数ターゲットへのコピーが可能
MirrorView S/A
MirrorView S/A は複数のVNX間で同期方式、又は順序保証された非同期方式による柔軟な筐体間コピーを実現します。 VNX上で動作するため、OSやアプリケーションに依存せず、サーバやLANに影響の無い筐体間コピーが可能なソフトウェアです。
MirrorView / Synchronous
- 同期ミラーリング
- 災害直前までのデータを保護
- 最大200Kmまでの距離制限
MirrorView / Asynchronous
- 順序保証された非同期ミラーリング
- 災害の数分前までのデータを保護
- 距離制限無し
双方向ミラーリング
複数のローカルサイトと1つのリモートサイトのミラーリング
1つのローカルサイトと複数のリモートサイトのミラーリング
Replicator
同一筐体内、またはIPベースのネットワーク経由による筐体間の非同期レプリケーションを実現します。
VNX上で動作するため、OSやアプリケーションに依存せずサーバに影響の無いレプリケーションが可能なソフトウェアです。
◆ VNXシリーズ<同一筺体内>
◆ VNXシリーズ<筺体間>
セキュリティ・コンプライアンス
Event Enabler - CAVA
サードパーティ製アンチウィルス製品と連携しCIFS環境のウィルスチェックを実施します。
◆ CIFSクライアントがファイル操作を実施した際にウィルスチェックサーバがチェックを実施
ウィルスチェックを実施する操作
- ファイルの読込 (最初の読込のみ)
- ファイルの作成/書込
- AntiVirusソフトウエアの新パターンファイル
更新後のファイルの読み込み(最初の読込のみ)
File-Level Retention
ファイルシステムWORM(Write-Once READ-Many)を設定することにより、オペレーションミス等によるファイルの削除、変更、ファイル名の変更を防止することが可能です。
◆ファイルの保護
- ファイル変更からの保護
- ファイル削除からの保護
◆ファイルに対する有効期限の設定
- 保持期限の延長
- 保持期限の経過後ファイルの削除が可能
◆ファイル毎の設定
- 保持期限の設定
- 読み込み専用に変更
◆2つのオプション
- File-Level Retention Enterprise (FLR-E)
コンプライアンス要件がない場合のWORM機能 - File-Level Retention Compliance (FLR-C)
SEC Rule 17a-4 (f) 要件の場合のWORM機能
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