導入事例 北広島町教育委員会 様

北広島町教育委員会 様

「学校ICT総合サポート」を利用して、端末操作やトラブル時の不安を解消。
日々の授業や業務に集中できる環境へ。

広島県北広島町では、児童生徒の一人一台端末による新たなICT教育は2年目を迎えます。2021年度よりGIGAスクール端末「Chromebook」、 学習eポータル「Open Platform for Education 」(以下、OPE) (注1) を導入し、同時に「学校ICT総合サポート」 (注2)の利用を開始。学校ICTをどのように活用し、NECの各種ソリューションにどのような期待感を持たれているのか。北広島町教育委員会学校教育課 津田浩史指導主事と学校総務係 高木智典主任主事にお話を伺いました。

豊平小学校・豊平中学校
豊平小学校・豊平中学校

Q:OPEや学校ICT総合サポートを導入いただいた背景をお聞かせください。

授業で端末を使う際に、ログイン回数は少ないほど良いと考えていました。小中学生でもスムーズにログインできる点、シングルサインオンができる点を意識して、学習eポータルOPEを選定しました。また、学校ICT総合サービスには年次更新作業のサポートがある点を重視していました。

Q:学校ICT総合サポート導入後の率直な感想をお聞かせください。

あらゆる問い合わせに対し、速やかにご対応いただいている印象です。
まず学校から教育委員会へ操作方法や端末トラブルに関する問い合わせが入ります。教育委員会では対応が難しい質問も多いのですが、サービスデスクへ連絡するとすぐに回答いただけるので、非常に助かっています。

Q:導入して効果はありましたか?

このサービスがなければ、一人一台端末環境をスムーズに整備できていなかったかもしれません。
私自身、Chromebookの使用がほぼ初めてだったため、基本的な使い方、例えばPowerwashの仕方、リセット方法、バッテリー残量確認など、操作方法に関する疑問をすぐに解決できたのは大変ありがたかったです。時間をかければ自分で調べることもできたかもしれませんが、日々の業務でなかなか時間が取れないのが現状です。迅速な問題解決と業務負荷の軽減という点で効果を実感しています。

Q:ICT支援員はいらっしゃいますか。

予算や人材確保が厳しいこともあり、ICT支援員は配置していませんが、その役割も一部、学校ICT総合サポートが担っています。町内にはICTの利活用に熱心な教員が多く、GIGA端末を使ってやりたいことをいろいろ試しているところですが、困っていることは特にない状況です。例えば、現場の先生から要望があったZoomアプリやカメラ機能のアプリの導入についても、サービスデスクで速やかに対応していただき問題なく利用できました。

Q:年次更新作業はどのように実施されていますか。

児童生徒の進級・進学・卒業、教職員の異動などの作業はすべて学校ICT総合サポートへ依頼しています。年次更新は3月下旬~4月上旬に必須であり、時間も限られているため、複雑な作業を代行してもらえるのは、教職員の負担軽減になっています。

迅速対応のサービスデスク+学校現場のニーズに寄り添った研修で
安心のカスタマーサポート

■学校現場に合わせたカスタマイズ研修

教育委員会には、入試制度の変更、全国学力学習状況調査実施(以下、全学調)、話すこと調査のMEXCBT実施など、様々な通知や膨大なマニュアルが届きます。実情は、ICTに精通している教職員が少ないため、それらを丁寧に読み解くには結構な労力と時間が必要となります。
そのような中、先日も教育委員会や学校現場のニーズに合わせて研修を組んでいただいたのは、非常にありがたかったです。全学調の「話すこと調査」に向けてMEXCBT研修を実施していただきました。教職員だけで事前にすべて準備するのは大変ですが、学校現場の事情を踏まえた上で、ご説明いただき、現場も混乱せずにすみました。事前研修を実施したことで予備知識を持った状態だったため、MEXCBT導入に対するハードルが下がりました。教職員が新しいシステムをスムーズに受け入れることができた、学校活動や日常業務に支障をきたさなかった、という点でも成果がありました。 今後も現場ニーズに合った研修やサポートを継続していただきたいです。サービスデスクと研修、両輪で力をお借りできているので大変助かっております。

■今後の展望について

ICTの使い方や操作方法の研修だけでなく、授業力の向上を目的として、先生自身に思考してもらったり、スキルを磨いて意識を変えていくような、プラスアルファの研修が必要になってくると考えています。先ほどもお話しました通り、ハード面でも、ソフト面でも新しいモノやサービスを理解するためにはパワーと時間が必要です。しかし、ICTはあくまでツール。アナログの状態でもしっかり力をつけて児童生徒にとって有意義な授業が行えないと、いくらICTを使って見栄えをよくしても質の高い授業はできません。この「授業力をいかに上げていくか」ということを次なる課題として捉えています。

千代田中学校

千代田中学校

芸北小学校

芸北小学校

(注1) Open Platform for Education(OPE):インターネット接続により、MEXCBTやデジタル教科書など様々な学習コンテンツやツールをポータル画面からID統合、SSO連携によりワンストップで安全に利用でき、学校ICT総合サポートサービスを通じて保護者問い合わせ、運用サポートも受けられるマルチ教育プラットフォームです。
学習eポータル「OPE」 | NEC

(注2)学校ICT総合サポート:教育現場での様々なICT活用に関するお悩みに電話やメール、チャット等を用いてお答えする有償のサポートサービスです。GIGAスクール運営支援センターとしても多くの教育委員会・学校にご利用いただいています。端末やクラウドサービス、学習コンテンツ・アプリに関する幅広い問い合わせに対応します。また、多忙な教員、教育委員会のご担当者の代わりに手間のかかる各種の設定を代行します。

取材にご協力頂きました、
津田様、高木様、 
ありがとうございました。

■OPEオーダーメイド研修について

NECではOPEをご活用いただいている自治体様へ研修を実施しております。各自治体様における課題を抽出し、解決に向けた専門家による研修を行うことで先生方のスキル向上、モチベーション向上の支援をしております。
何をすればよいかわからない方でも以下の研修メニューをご用意しておりますので是非ご相談ください。

  • MEXCBT操作説明
  • すぐにできる!OPEの活用方法について
  • 理想の学びを創造するワークショップ
  • Google Workspace活用における10の型
  • Microsoft Office365活用効果事例について
  • 情報リテラシー

※研修内容により有償となる場合があります

国際エデュテイメント協会森俊介氏によるオーダーメイド研修の様子
国際エデュテイメント協会森俊介氏による
オーダーメイド研修の様子
  • 「Google」、「Google Workspace」「Chromebook」は、Google LLC の商標です。
  • 「Microsoft®」、「Office 365」、は、Microsoft Corporationの商標または登録商標です。

プロフィール

北広島町教育委員会

所在地:
広島県山県郡北広島町有田1234番地

町内学校数:
小学校8校、中学校4校(2022年)

町内児童生徒数:
小学校764名、中学校389名(2022年5月1日)

URL:
https://www.town.kitahiroshima.lg.jp/site/kyoiku/

概要:
北広島町には、源流域の自然(源流・川・動植物・地形…)と田園文化(歴史、郷土芸能、教育、まちづくり活動…)に代表される資源があります。さらに、中国地方の中央に位置し、東西(近畿・九州)、南北(山陽・山陰)の高速道路体系の結節点として重要な役割を担っています。こうした地域資源や条件を活かし、多彩な自然や文化が息づく魅力的で住みやすい地域づくりをめざしています。

北広島町教育委員会
北広島町役場 本庁

導入のご相談・お問い合わせ

Open Platform for Educationについては

NEC文教・科学ソリューション統括部

お問い合わせ

またはE-mail:ope@elsd.jp.nec.com